駅神ふたたび

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 81
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152089663

作品紹介・あらすじ

気まぐれに駅の四番線ホームに現われて易を立てる謎の老人、通称ヨンバンセン。よく当たるということからしだいに評判を呼ぶことになり、その正体に迫ろうとする者まで現われる!?東京の下町を舞台にした、異色の連作人情ミステリ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 記録

  • 前作を読んでいないせいで易のはなしとも知らずに読む。あまり頭に入らなかったので途中であきらめた。

  • 京成高砂〜金町に現れる易者の爺さん「ヨンバンセン」を軸にした、人生相談の謎解き物語。

  • (収録作品)犬の相続/妹の恋人/浮気/八卦仙 仙術大会

  • 易のお話二冊目。
    基本的に話は章平の家族や周囲の出来事に限られているのだけど、なかなかよい。家族の話、友人の話、やさしかったりちょっと困ったり。日常的なことや自分でも在りうるかもしれないことが悩み相談になっている。すべてがそうではないけれど、やわらかいお話だなあと思う。

  • 前作より楽しく読めました
    4バンセンは前作よりよく会えてる気がする

    そして、続くのか??という終わり方でした

  • 前作よりも面白かった。やっと章平に春が来る…のか?

  • 今回も面白かった。ヨンバンセンは占っているようで、占ってないのか?他の人からは見えて、その人には見えてない事を指摘してくれる。例えば鼻毛が出ている人へのアドバイスは「鏡をよく見るようにすると、良くなりますよ。」というような感じ。占いじゃないけどそれはありがたい。自分で自分が見えない事なんてよくある事だから。ヨンバンセンもすごいけど、ミヤコばあちゃんの情報収集能力には驚くばかり。ミヤコさんのおかげで、易学学院の4人も卦の解読に取り組める。章平が聞き出せる情報だけでは少なすぎるから。

  • 質屋チェーンの女社長が遺そうとしている遺言は
    死んだ夫の弟ではなく甥とその犬に全財産を遺贈するというもので
    教授の職を失う気がない甥は伯母の説得に臨む「犬の相続」
    母とケンカして上京してきた高校生の妹を家に帰そうと
    ケンカの原因を探るが頑として話さない「妹の恋人」
    相性占いに行った近所の美人の奥さんは
    人相見をされて腹が立ち占いの結果を信じない「浮気」
    電車で寝ていると夢の中で坤婆の入り婿を賭けた
    仙術試合に出ることになる「八卦仙 仙術大会」
    政治家秘書として働いている父に持ちかけられたのは
    ヨンバンセンの正体の調査だった「進退伺い」
    貧乏大学生章平と易学学院のみなで占いを解き明かす。
    装画:こさささこ 装丁:ハヤカワ・デザイン

    幻の占い師ヨンバンセンの易の解読による悩み相談物語第二弾。
    やっぱり話のまとまりがうまくないのと
    易を活かせていないように思います。
    人情ものに徹するなら「浮気」みたいな短編はいらないのでは。

  •  四番線ホームに立つ謎の占い師にまつわる短編連作集。
     登場人物が俗っぽくてキャラが立っていて面白い。

     惜しむべきは、続編度が高すぎて、1作目から読まないといけないということくらいかなぁ(これだけ読んでもわからないかも)。

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著者プロフィール

図子慧一九六〇年、愛媛県生まれ。八六年「クルトフォルケンの神話」で第八回コバルト大賞を受賞しデビュー。ライトノベル、一般文芸書を多数執筆。主な著書に『アンドロギュヌスの皮膚』『ラザロ・ラザロ』『愛は、こぼれるqの音色』『5分でわかる10年後の自分 2030年のハローワーク』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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