ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下

  • 早川書房
4.26
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152089847

感想・レビュー・書評

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  • 出だしのもたもた感が嘘のように、後半からは怒涛の展開であった。21世紀のホームズとワトソンの誕生かと思われたが、3作しかないという。何故ならば、作者はもう亡くなっているからである。しかし、リスベットも魅力的ではあるが、ミカエルばかりが何故モテる。

  • 面白かった。
    ばーっと読めた!

    リスベットのキャラクターが魅力的。二部、三部で彼女がどう生きていくのかとても気になる。

    しかし、外国のミステリーって、性犯罪と宗教(に見立てる)に絡んだ話が多いね。身近でよくある問題なのかしら。
    ハリエットは脱出してどこかで生きてるだろうと最初から思っていたので、メインの事件はそこまで意外でなかった。

    地味(地道)なシーンが多いので、どう映像化しているのか、見てみたいところ。色々グロそうですが。

  • 落ち目のジャーナリスト、ミカエルはスウェーデンの大実業家ヴァンゲルグループの前会長ヘンリックヴァンゲルから36年前に本土と繋がる橋での交通事故で密室状態となった島から忽然と姿を消したハリエットの調査を依頼される.始めはミカエルのことを調べていた背中にドラゴンタトゥーを入れた少女のような小柄な女、リスベット・サランデルとコンビを組むこととなる.地道な過去の資料の見直しによる新事実、ハッキングもあればハラハラドキドキのアクションもあり意外な結末まで飽きさせない.

  • 前評判がよすぎたため、読者のハードルを余計に上げている気がしてならなかった。
    気の利いたサスペンスといったところで、超ド級のミステリーという煽りはやめた方がいいと思う。
    上巻で、伏線めいた話の回収はあまりないのも残念だった。ふと思ったのだが、邦訳が思わせぶりなだけ??
    なんとも思わせぶりな書き方なので、いろいろ妄想してしまい、その妄想の方が荒唐無稽だったため、本作とのギャップに戸惑い、楽しめなかったのもある。
    いたって正統派のサスペンスといった感じなのだが、評論家たちが何をもって素晴らしいといっているのかわからないな。
    面白くなくはないですけどね。
    ただ、島が封鎖されての密室風トリックの真実には、思わず「オイ!」となってしまったな。
    「思わせぶりな文章やめろよな〜」とここでも思った。
    あと、スウェーデンというお国柄なのでしょうか、やっぱ、フリーセックスなんですよね。
    とりあえずヤル、挨拶みたいにヤル。
    スウェーデンはセックス天国だみたいな、都市伝説あったけど、本当なんだなと改めて実感。
    欲を言えば、リスベットが、実は男だったなんていう展開があったら、もっと面白かったのにな。
    話題作ですし、どんな本がトレンドなのかを知りたい人にはオススメです。

  • 女の人だったら、皆んなリスベット・サランデルの
    味方になると思うよ!
    屈しない強さに憧れ、その凶暴さも含め、全面応援します。
    リスベットを知るにつれ、その素直さに、惹かれていきました。2部、3部での成長を期待させるようなラストで、期待できそう。
    にしても、ミカエル、節操なさすぎない?
    ん?だからいいのか?映画はR指定らしいけど、
    そうだろうな・・・
    ヴァンゲル家の秘密は、ミステリーというより
    反吐が出そうな程、忌々しいけど、こういうのって、
    なんとか家にも、あるんじゃないの?なんて勘ぐってしまい、
    作者が急逝したのは陰謀か?なんて、あらぬ妄想を
    かきたててくれました。
    さて、2作目もさっそく借りてこよ~~っと。

  • ボリュームがあるけれど、先が気になる展開で一気に読めました。リスベットの過去など、まだ明かされてない謎が残っているので(初めからシリーズものとして執筆されたため)、早く2が読みたくなります。フィンチャーの映画も楽しみ!

  • 「汚い真似はそこまでにしなさい。この村でその口を吸ってもいいのはわたしだけよ!」こんなにベタでこんなにかっこいいセリフがあるだろうか!連続殺人事件が終わったと思ったら次は「ミレニアム」の逆襲が始まる。クライマックスがテンコ盛りの娯楽ミステリ大作でした。ラストのリスベットは可愛い!2月の映画公開が楽しみです。

  • 面白さは、リスベット・サランデルという強烈なヒロインの魅力によるところ大だけど、面白さの半減もまた、このリスベットが原因。現代社会ならではの魔法使いともいうべき「ある才能」による事件解決なんて…

  • 読み終えて思ったこと。
    「噂に違わぬ作品だった」

    最初はかなりノンビリ。
    でも、後半に向けて、読者自身も事件を追っていくような感覚にさせられる。
    描写自体は奇をてらった物ではないし、ありがちの感じもなくはないが、
    読みやすいが為にどんどん読み進め、そして、少しずつはまっていく感じかな。

    下巻は解決に一気に向かうので、すぐに読めます。
    予想はついたような気もするけど、展開がうまい。
    最後まで飽きさせない、そんな感じ。
    登場人物もかなり多いが、判別しやすいので、やはり描写が上手いんだろう。

    次作も楽しみ。

  • 上巻は、シリーズを通しての導入の意味もあったためなかなか進まない部分もあったが、下巻はその分読みやすく、ストーリーに引き込まれて一気に読んでしまった。スウェーデン社会の問題点や実状が反映されていて、グロテスクな内容には少し辛く感じるところもあったが、全体としては面白かった。すぐに次が読みたい。

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