ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

著者 :
  • 早川書房
4.06
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本棚登録 : 1458
レビュー : 253
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152089922

感想・レビュー・書評

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  • テクノロジーではユートピアは作れないのか…ハーモニーの意味を知ったらちょっと身震いする。
    虐殺器官の、その後の世界。自分の体は自分のものかどうかなんて、今この世界でもちょっと怪しいですよね。
    etmlという、htmlを模したタグのついた文章が独特で面白かった。

  • [2012.02.27]

  • 虐殺器官もそうだったけど、底で静かな音楽が鳴っているような感じがする。機械音、なんだかぱっきり折れそうな。

  • 私にとっては虐殺、の方が面白かったかなーと思います。始めて読んだせいもあるかもしれませんが。
    ジュブナイルに片足残ってる感じがして。

  • 虐殺器官を既読の方が楽しめるらしいとのことだが、未読でも充分に面白かった。いや、面白いというよりは完成された世界観にただただ圧倒されてしまった。読み始めて数ページで中二っぽいとか思ってしまった自分が浅はかだった。作中に疑問符がなく、疑問符がありそうなところは「……」で済ませているのが妙に引っかかった。これが意識喪失後に書かれたものであって、意識の無いところに疑問という概念が存在しないから「?」がないのだろうか、と考えてみたり。

  • 優しさに浸かりきった世界は、はたしてユートピアなのか、そうではないのでしょうか。

    伊藤さんは、ああいう、なんというかこう人間の中にそっと潜んでいる何かこうほんのちょっとグロテスクで残酷なものを描写するのが凄く上手いと言いますかなんといいますか。
    もっと読みたかったなあ。
    お亡くなりになられたのが本当に残念です。

  • 12月16日読了。

  •  Emotion-in-Text Markup Language という概念からはじまるこの物語はとてつもなくユニークである(HTMLを少しでもわかっている人でないと、タグに込められた意味が分かりにくいだろうけれど)。この着想はどこから来たのだろう。驚きの作品だと思う。

     しかも、これは決して奇をてらったものではないことは、エンディングを見れば明らかだ。「虐殺器官」とは逆のアプローチなんだろうか。

     違和感なく溶け込める近未来を舞台として、デカルトに真っ向から挑むように、「意識とは何か」を考えさせながら進むストーリーは、目を離す隙すらない。

     もとには戻せないのかとか、全人類を対象にしない方法があるはずだとか、そもそもキーマン・ミァハがなぜ成長していないのかとか言ったところが気になって、クライマックス部分の不透明さが残るため評価は星3つとしたが、作品の素晴らしさをスポイルするほどではないかもしれない。

     今日は皆既月食の日。月が赤くなるにつれて、周りの星々が自己主張を始める。そんな日に一気読みした本作品は、きっと心に残るだろうな。

  • 私という意識の喪失が良い物か悪い物かさえわからない。
    そういう判断を下していいのかも。

    0年代のSFと言われるのも納得のストーリーです。
    前半がラノベのようであまり真剣に読まなかったのですが
    後半から急にSFさをまして、一気に読んでしまいました。
    面白かった。

  • 5分の1ほど読んだけれど、何となく合わなくて中断。
    また読む気になったら挑戦してみようと思う。

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著者プロフィール

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

「2014年 『屍者の帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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