- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152089922
感想・レビュー・書評
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真綿で首を絞めるような、優しさに満ちた世界。
これほどに恐ろしいモノはないと思います。 -
均一にならしてしまえば、差別もないはず。
批判していることも反転すれば、賞賛される。
それがこの世界。 -
〈優しさは、対価としての優しさを要求する〉
定められた目標が極端で融通が利かないほど、弱い人間はそれを守りやすい。
だって、正しいことっていうのはいつだって凡庸で、曖昧で、繰り返し検証に耐えうる、つまらないことなんだから。
財布が使いこなせれば、貯金箱はいらないはずなのにね -
はっきり言って面白くない。テーマはちょっとは気をひくものだが、ストーリーテーリングがひどすぎる。しかし、世間がもてはやすため読んでみたが、この作家はこの世にはいない、もう読まなくても済む、日本人は死者を持ち上げすぎではないのか。
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「虐殺器官」の伊藤計劃の2冊目。やはりこの人は凄い。若くして故人となってしまったことが非常に悔やまれる作家である。
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ぼくは手始めに「ハーモニー」を読んだ。その文体はラノベのようだが、その中身は重厚なSFだった。ラノベのようだから一気読みしてしまった。攻殻機動隊の素子など押井守が描きそうな女性戦士を主人公に、ハードボイルドなSFかとおもいきやラストはなぜかスピルバーグ×キューブリックの「AI」を想起してしまった。