ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

著者 :
  • 早川書房
4.05
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本棚登録 : 1459
レビュー : 253
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152089922

感想・レビュー・書評

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  • 均一にならしてしまえば、差別もないはず。
    批判していることも反転すれば、賞賛される。
    それがこの世界。

  • 虐殺器官後の世界。
    極端に振っているが、ありそうで怖い。
    最後に求めるものハーモニクス、きこえはいいのだが、実際のところこんあ世の中は恐ろしい。

  • 台詞最後の「・・・」が吐息みたいでなんだか言葉が生々しく脳内再生された。女の子の息遣いってかんじ

  • 文体なのか、読みにくい。

    世界、人類への絶望が感じられる作品。

  • 脳医学、ユートピア、そして「意識」…モチーフや世界観は"超"がつくほど私好みなのに、いまいち物語に没頭できなかった。
    ハマれなかったのはなぜだろう??

    造語のセンスは良かった。WatchMeとか主人公たちの名前とか。
    etmlタグの間に文をはさむ演出は最後に意味がわかるのだが、
    もちろん、読んでる時は適当に飛ばしてたし、エピローグで種明かしされても、特に何も感じなかった。
    疑問文に?をつけないのも私にはわかりにくと思ったけど、作風のニュアンスだからそれはそれでまあいい。
    脳医学の説明は何回か読み返さないと私の頭には理解不能w
    ま、SF特有のこういう科学的な描写はさらっと読んで
    雰囲気を味わうだけでOK。というかこの描写こそがSFの醍醐味。
    結末は想定内。
    ただ、この後、WatchMeを入れてない世界の数割の人達との関係はどうなるんでしょ?お互い住み分けるのかな?

    …どうも私好みでない点は、物語のキーポイントであるミァハの言葉を中心に詩的めいた表現が多いからかも。
    私はもともと詩を理解する脳ではないらしい。
    だから感情移入しにくい。
    他のレビューでミァハ中二病って言われてて、なるほど、私の感じていた違和感はこれか!と思ったw
    いや、私も中二的資質は十分持ってるんだけどさww

    あとは、実際には世界規模の話なのに、ミァハやトァンの"プライベート"な問題が中心に構成されてるから、最初から最後まで私小説風で、いまいち展開に緊迫感がない。だから「先が読みたくてたまらない」衝動にはかられなかった。(私小説苦手。)

    私の場合「感情移入できた度」「先が読みたくてたまらない度」が★の数に比例しているので、本作は評価低めになっとりマス。

  • 賛同できない点もありましたが、面白かったです。
    ただ、まじめに読むと読み終わらないかもしれません。

  • 難しかった―。ゆっくり時間を取ってもう一度読みたい。

  • 久しぶりのSF小説。『虐殺器官』で有名になった伊藤計劃さんの本。『虐殺器官』を読む勇気が出てこないので、まずはこちらからとおもって読んだ本でした。体内を常時監視する医療分子により病気はほぼ全滅し、健康を第一とする価値観による社会で人間としての価値をどう考えるべきか・・・・よんでいて、ジェノサイドを思い出した・・・一緒にできる本ではないが、どちらも子どもに薦めるには躊躇してしまう本です。
    しかし、どちらも読み始めるととまらなくなり朝まで一気読みでした。時としてグットひきこまれる本には残酷な描写がある。目をそむけたくなるような描写も現実世界で起こっていると思うとやるせない気持ちになり心が重たくなる。しかしそんな本が記憶に残る・・・

  • 読みにくいし、良く考えたらSF的には手垢のついた感じのテーマかもしれないけど、やっぱり独特の何かのある作者さん。

    後半に来て俄然面白くなった。

  • etml形式が良い、最後の最後で、「ああ、これを読まされていたのかあ!」ってなるその気持ちよさ!

    2013/8/18 再読。

著者プロフィール

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

「2014年 『屍者の帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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