少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 4799
レビュー : 835
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152089953

感想・レビュー・書評

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  • 女子高生の2人が「人の死」を見たいという好奇心から、老人介護施設と病院にそれぞれボランティアに行く事になる。という始まりだけど、結果的には、各年代の心の葛藤を描いた様な話になっている。

    物語が2人の視点で描かれており、交互に切り替わる構成。自分の読解力の無さが悪いのだろうけど、前半はそれに気付かず、登場人物像がごちゃごちゃっとしていた。気付けば、読みやすかった。

  • リアリティ溢れる描写にゾクッ

    「告白」程の衝撃は無いもののジワジワ効いてくる。最後は物足りなさを感じていたら、ちゃんと落としてくれた。多少の誇張はあるにせよ、実際にこんなことを考え得るのでは!?と思わせる筆致は今作でも健在。

    • koshoujiさん
      フォローいただき、ありがとうございます。リフォローさせていただきました。レビューを楽しみにしています。<(_ _)>
      フォローいただき、ありがとうございます。リフォローさせていただきました。レビューを楽しみにしています。<(_ _)>
      2019/01/13
  • 2人の視点から書かれてあり、新しい読み方だった。ただ、時々どちらの視点なのか分からなくなってしまった。
    純粋に面白い!
    「死」を通した2人の生活感がリアルでハラハラした。

  • "死を目の当たりにする"の好奇心をのせた女子高生・敦子と由紀の夏休み。嘘、誤解、思いこみなどから反目へ、、少女ならではの微妙な空気を読むクール&ドライ。先手後手互いの応酬からタッチー&昴が"~なわけないだろ!"と一捻り…"ヨルノ綱渡り"は終わり二人の友情は復活した。ところが、、繋がった人間関係の中に幾つかの黒点が打たれていた様だ。点を結ぶと最も大きな詩織のベールに包まれてしまう。流石の「遺書、遺書・つづき」の締め括り。やられた感♪

  • 最後のあっけらかんとした終わり方が女子高生らしさだなぁ~と印象的でした。

  • 正直なところ前半は全くおもしろくなかったです。
    自分がすっかり大人になってしまったせいか、2人の女子高生の気持ちがさっぱり理解できませんでした。なんでそんな死体を見ることに執着するんでしょうか。気持ちいいもんじゃないと思うんですが。
    後半からは一気に加速して読みやすい作品でした。それぞれバラバラになっていたものが一つに繋がっていくのも面白かったです。爽やかさとほんの少しの後味の悪さの残るラストも良かったです。
    高校生の時に読んだらちょっと感じ方は違っていただろうなぁと思いました。高校生の頃には存在しなかった作品なのでそれは無理ですが……。
    最初から最後まで死について誰かしら語っていましたが、それよりも女の子の友情って結構良いよなって思わせてくれる作品でした。

  • 2人の少女から見る死とは何か?途中の「死ぬというのは途中退場にすぎない。自分がこの世から一人いなくなっても何も変わらない」というのが印象に残りました。

  •  「少女」(湊かなえ著) を読みました。「告白」は未読。
     由紀と敦子、二人の女子高生の独白が交互に現れる構成で話が進むのだが、ところどころで改行したとたんに由紀と敦子が入れ替わっている箇所があり、そこでは話を読み進むテンポが殺がれるようで閉口してしまう。
     田舎の小都市とはいえ、あまりに少人数の人のつながりで話の顛末を完結させようとするところに、無理を感じる。
     女子高生の内面や精神構造あるいは周りの大人の接し方については、こんなものかも知れないと共感至極。

    内容紹介
     高2の夏休み前、由紀と敦子は転入生の紫織から衝撃的な話を聞く。彼女はかつて親友の自殺を目にしたというのだ。その告白に魅せられた二人の胸にある思いが浮かぶ――「人が死ぬ瞬間を見たい」。
     由紀は病院へボランティアに行き、重病の少年の死を、敦子は老人ホームで手伝いをし、入居者の死を目撃しようとする。少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、複雑な因果の果てにむかえた衝撃の結末とは?

  • 冒頭、遺書で始まるが誰が書いたものか知らされないまま話が始まる。中高生くらいって、人の死を身近に体験したい願望あるよなぁ…。
    人物の繋がり方が強引ではあるけど、メインの二人の少女の気持ちを追うのが面白くて一気に読めた。

  • 少女の無邪気な残酷さが恐ろしい。序章の死の予感を裏切って、終盤に向けては爽やかな友情の物語という着地点に向かうのかなと思いきや、なんとも読後感の悪い結末に。残された二人の少女もきっと、因果応報という言葉を巡る死の連鎖の中に飲み込まれるんだろうなあ…。

著者プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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