少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
3.32
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本棚登録 : 4814
レビュー : 835
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152089953

感想・レビュー・書評

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  • リアリティ溢れる描写にゾクッ

    「告白」程の衝撃は無いもののジワジワ効いてくる。最後は物足りなさを感じていたら、ちゃんと落としてくれた。多少の誇張はあるにせよ、実際にこんなことを考え得るのでは!?と思わせる筆致は今作でも健在。

    • koshoujiさん
      フォローいただき、ありがとうございます。リフォローさせていただきました。レビューを楽しみにしています。<(_ _)>
      フォローいただき、ありがとうございます。リフォローさせていただきました。レビューを楽しみにしています。<(_ _)>
      2019/01/13
  • なんとなく何度も何度も目についた本だったので、もうこれも御縁だと思って買ってみた。
    悪くはない。楽しんで読めた。ややこしい仕組みを考えるのが好きな人なんだろうか? 人間関係が複雑にからんでいるが、からみすぎじゃないか? この半分ぐらいでも充分にいい小説が書けたはず。ちょっとからませすぎているので、おなかいっぱいになっちゃった気もする。

  • ちゃんと読まないと話がつながらない.でも最後に繋がり.お~って感じ.「告白」「夜行観覧車」程ではないが一気に読める.

  • 親友の自殺をキッカケに転入してきた紫織。彼女は死体を見たことがあるのだと、うっとり酔いしれるような口調で語った。人の死に触れたものだけが醸し出す悟り。
    それをうらやましく思った由紀と敦子は、それぞれ≪人が死ぬ瞬間≫を見るために夏休みの間ボランティアに参加することにしたが……
    はたして彼女たちの夏休みの行きつく先は?

    筆者の『告白』を読んだ後、しばらく引きずったので恐る恐る読んでみた。
    読み進むほど絡み合う物語が気になって、気づけば一気読み。
    『告白』というヘビーな作品と比べると、今作はさわやか。
    しかし最後の最後で「そっちか!」とやられた。
    筆者の物語はやはり面白い。

  • 先が読める伏線もあり、最後まで気付けなかった伏線もあった。
    狭い世界での出来事で、登場人物のほとんどが歪んでいる。ここの地域には住みたくないと言うのが一番の感想。
    青春時代の友情を途中までいい話風に書いているが、全くいい話ではない。あまりにも悪気なく人を落とし入れる女子高生が、怖いというより気持ち悪い。しかも、あれほど因果応報と繰り返しているのに、自分に返ってくるとはつゆほども思っていない。次は由紀の番ではないだろうか。
    因果応報、地獄に落ちろ。

  • 張りに張られた伏線が一気に絡まり合う衝撃のラストは鳥肌もの。

  • 結構初期の方の作品なせいか、極端なキャラがあまりにも多いのが残念。

  • 登場人物をの関係性を結びつけるのが難しかったから再度読みたい。
    表で展開されるストーリーと裏で展開されているストーリーが結びつくとなんともいえない後味。

  • 少し無理がある気もしたけど、最終的にスッキリ終わってなんだこんなもんか、と思ったら最後の後味の悪さたるや。
    結局このくらいの歳の女の子はものすごく残酷で、狭い世界で生きてる。無事大人になれて、脱出できて良かったなと思った。

  • 久しぶりに読んだ、湊かなえ作品。

    死ぬ、てことがどんなに悲しくて、残念で、美しいものかということを、知っている。
    誰しもに訪れる死。
    中学生くらいの子は、死に憧れを抱いてしまう子もいるのだろう。
    そんな子たちが、この物語の主人公である。

    もっと狂気に満ちている話かなと思ったけと、意外と人間味溢れる話だった。
    結末が、予想がつかないもので面白い。
    断片的な登場人物の発言から、少しずつ死んだ人の様子がわかっていくのも面白かった。
    ただ、少し、世間狭すぎじゃない?人間関係つながりすぎ?と思ったけど…。
    最後の遺書、毎日3000人以上の人が死んでいくこの世界で、死ぬことなんてありきたりなことだけど、自殺なんてさみしすぎる。
    生き地獄も嫌だが、生きてりゃなんとかなるわけで、ドロップアウトはまだ早いんじゃない?て思う。

著者プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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