黒と赤の潮流 (ハヤカワ・ミステリワールド)

  • 早川書房 (2009年2月25日発売)
3.31
  • (4)
  • (16)
  • (22)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 110
感想 : 23
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784152090058

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なんか高村薫さんの黄金を抱いて飛べ、とかリオウとかを彷彿とさせる冒険譚。普通の学生と阪神淡路大震災と密入国とヤクザ。極めて神戸らしい風景とにおいが感じられる大作でした。成人となった主人公の後日譚が読みたいがいかがですか。

  • 主人公は、足を失った元スプリンターと日本からタイへ逃げた元刑事とその友達。20年ぶりにタイから戻った事で、事件が再び動き出す。と言うかその裏で既に動いていた。
    しかし何とも言えない不思議な小説だった。でも面白かった。

  • 最後の嵐の中の航海は、無理しなくても良かったのでは。

  • 途中で、読むのを止めようかと思った。
    半分近くまで読んでいたので、結局読了したが私には合わない作品だった。
    20年前の事件が始まりだった。
    海に投下した密輸品を引き上げる事件に関わる男たち。
    20年後、事件の関係者の元婚約者が産んだ子供が偽造パスポートを使って来日する。
    その子と知り合い交友を結んだ青年も、否応なく事件に巻き込まれていくのだが。

    作者は何を書きたかったのだろうと思うほど散漫な作品だと感じた。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    阪神大震災で祐一は両親を亡くした。何かを亡くすのは初めてではない。超高校級スプリンターだった彼は二年前に事故で引退を余儀なくされた。走れない脚は亡いも同然だ。だが、ボート仲間のタイ人青年ドゥアンが殺されたことを契機に、凍った祐一の心に火がつく。背後に浮かぶ蛇頭と孤島に住む大物財界人の影。いつしか祐一は第二の脚となった船で大海原に走り出す!骨太で熱い青春海洋冒険サスペンス。

  • 悪事に手を染めた結果

  • 読了。

  • ハードボイルド小説だった。漁師の川西と、やくざな真木と、その中心にいる高見、らの関係性ばかりに興味がいってしまい、え?誰の物語だったの?と思ったけれど、読み始めたら止められない一気読み小説でございました。とにかく、後日談とその前の物語が読みたくて仕方なくなる濃厚な小説でした。

  • 著者の作風で破壊目的があったが、ちょっと作風を方向転換しようとしている感がある作品。

全23件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

福田和代一九六七年、兵庫県生まれ。金融機関のシステムエンジニアとしての勤務を経て、二〇〇七年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』でデビュー。主な著作に『TOKYO BLACKOUT』『ハイ・アラート』『怪物』『迎撃せよ』『潜航せよ』『生還せよ』『繭の季節が始まる』『梟の一族』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福田和代の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×