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本 ・本 (408ページ) / ISBN・EAN: 9784152090119
感想・レビュー・書評
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下ネタが多いけど、ギリシャ神話モチーフなんだから仕方がない。元から神様たちは下品だし自分勝手だった。
くだらないコミックを読んでるみたいで、次の展開はどうなるの?って楽しみだった。このくだらなさ・軽さがちょうどいいんだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オリンポスの神々がキリストの誕生により信仰を失いさびれてしまい、ロンドンの一軒家に共同生活する話。自分らを崇める存在と再アピールできれば力を取り戻せると気付いたアルテミスが、アポロンによって(彼も利用されたんだが)命を失った自分が雇った家政婦を冥界から取り戻しにゆく。
設定は楽しいし気軽に読めるが絶賛されたというわりには。。。
もうちょっとディープで力強い書き方だったら支持したのに。
アフロディーテがジーナ・ロロブリジータを思わせ、調べたらまだ存命で彫刻家になってた。本物の美を創造してなさった。 -
オリュンポス12神が現代イギリスで人間に交じって暮らしている。衰えつつはあるが神としての力もある。ただ驚くほど人格(神格?)が破綻していて、そこが魅力でもあり難しいところ。アメリカンジョークの苦手なひとは、直截的な表現や気持ちのない行為、冗談などに注意がいるかも。
ギリシャ神話を知っているとより楽しめると思うが、その知識がない私でも楽しめました。 -
タイトルからして面白そうだな、と思い購入したのですが、冒頭からパンチが利いています。私、かまととぶる気はありませんが、えげつない下ネタは苦手なんですね。
ところが神話を語る上ではそっちの話題は外せないと言いますか。初っ端から下品なスタートだったので、「この本を最後まで読み遂げることができるだろうか」と不安が過ぎりました。
しかししかし!
読み進める程に現代のロンドンで一般人に紛れ暮らすオリュンポスの神々のとっても自己中だけど何故か憎めない個性豊か過ぎるキャラクター、人間の主人公二人の愛らしさ、そしてぶっとんだストーリーの中に垣間見える少しずつの感動や、真実と思わせる世界観。
ページをめくる度に引き込まれていき、バスタイム用に時間をかけて読むつもりが、あっと言う間に読み終わってしまいました。勿体なくてゆっくり読みたいのに続きが読みたくて仕方ない。
ただし敬虔な信仰心を持った方や、18歳未満の方にはすすめられません。
ギリシア神話にもあらゆる宗教にも寛容な心を持って、ユーモアを認め、この本がファンタジーであると気楽に読める方にのみオススメします。あとは多少の下ネタは大丈夫、と言う方。
自分は昔から神話や歴史、ファンタジーの世界のコメディチックなパロディが大好きな人間だったので、すんなり受け入れることができました。
筆者はこれが処女作とのことで、これからに期待しています(^^) -
出だしから下ネタ満載なことにちょっとひいたが(苦笑)、それぞれの神の一般的に知られた性質をうまくいかしているので、ギリシア神話をある程度知っていれば、それなりに楽しめると思う。ドタバタ喜劇だが、神々にとってはけっこう切実な問題をはらんでいて、特に後半はなかなか圧巻と言えるかも。ただし、個人的には宣伝文句にあるような「抱腹絶倒」とまではいかなかったのが残念。
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私はギャグと思いました。
とっても笑いましたね。ギリシャ神話についての知識がある方は読むととても面白いと思いますが、全くギリシャ神話を知らないという方は面白さが伝わらないのではないかと思います。 -
ホントに行儀の悪いギリシャ神話の神々が、現代にいたらこんな風になっているかもと思わせるような荒唐無稽な物語の導入にひきつつ、物語はぐいぐい進んでいく。
無限の力を持っていた神々もなぜが力が減衰し、必要な力が発揮できない状況に。
それはなぜなのか、落ちは単純ですが、純愛と、奔放と、現代に生きる神話がミックスされた面白い作品でした。 -
ひまつぶしにはちょうどいい程度のおもしろさ。
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たーのーしーいーっ!
作者はギリシア神話の神々を完全に自分のキャラにしちゃってるだなあ、と。
もし神々が現代に生きていたら、なるほどこんな職業に就いてるかもねぇ、とムリなく思えるし。
それにしても、信じる心ってしみじみ大事だね。