パイレーツ―掠奪海域 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

  • 早川書房
3.36
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本棚登録 : 125
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152090911

作品紹介・あらすじ

海賊が跋扈する17世紀半ばのカリブ海。スペインの財宝船を奪うべく、百戦錬磨の英国私掠船船長が繰り広げる激闘。巨匠のパソコンの中に眠っていた波瀾万丈の冒険小説。

感想・レビュー・書評

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  • 読みごたえのある1冊だった。
    海賊ではなく私掠者。

  • マイケルクライトンは初めて読みましたが、なかなか面白かったです。
    遺稿のためか、ラストは今ひとつでした。
    17世紀の欧米の雰囲気を味わえました。

  • 34

  • 文句なしに面白い。クラ-ケンまで出てきてサ-ビスしすぎ。イギリスはカリブ海に島をぶんどったらまず要塞化して、敵船を島に近づけなかった。それはスペインとて同じ。島を放ったらかしにしといて、自分の領土だと言ってるのは日本の政府ぐらいだろう。
    この小説でも読んで勉強したら。

  • 世界的に大当りした映画「ジュラシック・パーク」の原作者であり脚本家のマイクル・クライトン氏が2008年11月4日、喉頭癌により66才で亡くなった。氏はハーバード大学で人類学を専攻した後、医学部を卒業した。
    在学中に書いた第一作「アンドロメダ病原体」で人気作家になり多数の著作、映画の脚本・監督をこなして「知の巨匠」と呼ばれていた。テレビドラマでは「ER/緊急救命室」の原作者である。作品のテーマはテクノロジーが社会にもたらす問題提起が中心で、特にDNA絡みのバイオサイエンスが得意分野であった。「ジュラシック・パーク」は恐竜の血を吸った蚊の死骸が琥珀の中で発見され、血のDNAから、恐竜を蘇らせるお話。
    早川書房刊のハードカバー荒唐無稽の事柄を本当のことの様に、サスペンスを混ぜて書く筆力が読者を離さない。映画の成功はCGと監督スチーブン・スピルバーグのお陰もあるが、お話の面白さがピカイチである。氏が亡くなって半年後、パソコンのハードディスクから未発表の2作品が見つかった。一つはDNAものの「NEXT」で、既に早川書房からハードカバー、文庫本が発刊されている。もう一冊は2009年12月、早川書房から「パイレーツ-略奪海域-」として発刊された単行本である。原題は「PIRATE LATITUDES」邦訳すると"海賊の緯度"でカリブ海の意味。お話は17世紀、カリブ海のイギリス領ジャマイカを舞台に、国王チャールズの公認の基にスペイン船の財宝を略奪する私掠船船長の冒険活劇である。テンポが速くスリルの連続で、さすがクライトンなにを書いても面白い。
    スチーブン・スピルバーグは面白さに早速、映画化プロジェクトに執りかかった。ディズニー映画の「パイレーツ・オブ・カリビアン」とは一味も二味も違うリアルなアクションムービーが期待されている。価格1,900円+税で発売中。 世界的に大当りした映画「ジュラシック・パーク」の原作者であり脚本家のマイクル・クライトン氏が2008年11月4日、喉頭癌により66才で亡くなった。氏はハーバード大学で人類学を専攻した後、医学部を卒業した。
    在学中に書いた第一作「アンドロメダ病原体」で人気作家になり多数の著作、映画の脚本・監督をこなして「知の巨匠」と呼ばれていた。テレビドラマでは「ER/緊急救命室」の原作者である。作品のテーマはテクノロジーが社会にもたらす問題提起が中心で、特にDNA絡みのバイオサイエンスが得意分野であった。「ジュラシック・パーク」は恐竜の血を吸った蚊の死骸が琥珀の中で発見され、血のDNAから、恐竜を蘇らせるお話。
    早川書房刊のハードカバー荒唐無稽の事柄を本当のことの様に、サスペンスを混ぜて書く筆力が読者を離さない。映画の成功はCGと監督スチーブン・スピルバーグのお陰もあるが、お話の面白さがピカイチである。氏が亡くなって半年後、パソコンのハードディスクから未発表の2作品が見つかった。一つはDNAものの「NEXT」で、既に早川書房からハードカバー、文庫本が発刊されている。もう一冊は2009年12月、早川書房から「パイレーツ-略奪海域-」として発刊された単行本である。原題は「PIRATE LATITUDES」邦訳すると"海賊の緯度"でカリブ海の意味。お話は17世紀、カリブ海のイギリス領ジャマイカを舞台に、国王チャールズの公認の基にスペイン船の財宝を略奪する私掠船船長の冒険活劇である。テンポが速くスリルの連続で、さすがクライトンなにを書いても面白い。
    スチーブン・スピルバーグは面白さに早速、映画化プロジェクトに執りかかった。ディズニー映画の「パイレーツ・オブ・カリビアン」とは一味も二味も違うリアルなアクションムービーが期待されている。

  • 海賊ものが、著者の死後、パソコンの中から発見されるとは!
    これからの時代は、宝の地図はコンピューターのハードディスクの中を指ししめすものになるのかな。

    文庫売り場にて、平積みになったこの本と遭遇。
    「あー、文庫になったんだー」
    ふと見ると、秀逸な帯が付いている。
    ************
    瀬名秀明氏 感謝
    「ああ、最後まできっちり面白い。
    クライトン、あなたは私にとって
    最高の作家でした。ありがとう」
    ―朝日新聞書評より
    ************
    やるなあ、早川書房の編集者さん。

    ひとつの航海の始まりから終わりまでを、連作仕立てで描き、例によって、あっという間に読み終わってしまうスピード感のある筆遣い。

    ひとつひとつの物語はあまり連続性がないけど、これはそういう仕立てなのか、それともこれから縦糸を紡ぐところだったのか。
    マイケル・クライトンに訊くことはもうできないけど、どっちだったにせよ、今の形でも十二分に楽しめる。
    ホント、おもしろい作品を次から次へと作った人だったなあ。
    いやあ、まったくもって最後までおもしろかった。
    ありがとう!



    と思いきや、なんと、遺作はもうひとつあるらしい。
    こちらは本当に未完の遺稿を、『ホット・ゾーン』で有名なリチャード・プレストンが書き継いだのだそうな。
    まだまだ楽しませてくれるんだ、マイケル・クライトン。

  • 本格海賊小説。その当時の雰囲気も味わえて、とても楽しいです。

  • 惜しい人を亡くした感が強いな。映画化を期待します。

  • てっきりソマリアあたりの海賊の話かと思ってたらスペイン無敵艦隊の頃の時代劇でした。著者のPCから発見された遺稿という事で校正が不十分に感じられる部分が何ヵ所かありましたが、それはいたしかたなし。クライトンの新作がもう読めないとは哀しいですね。映画化されるとかされないとか。

  • マイクル・クライトンだし、大航海時代物だし、海賊だしということでホイホイ購入。

    パイレーツ・オブ・カリビアンの雰囲気ではなく、カリブの海賊(ココ20年ほどあのアトラクションには入ったことが無いので変わって無ければいいのですがw)のリアル版といった感じ、ちょーっとエピソードを詰め込みすぎかなぁと言うのが感想。もっとも、淡々とした航海記物しか読んでいない反動があるのかもしれない。
    残念なのは操船が詳しく描写されていないのが、DOL上がりには残念なところか?とは言え、街や要塞への襲撃は陸上からが定石だろうし、仕方が無い?

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マイクル・クライトンの作品

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