プロメテウス・トラップ (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 241
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152091062

作品紹介・あらすじ

かつて天才ハッカーと謳われた"プロメテ"こと能條良明。今は平凡な一プログラマーとして生きる彼に、謎の男からICチップ解析の依頼が舞い込んだ。一見簡単に思えたその仕事が、彼を米国を脅かすサイバーテロ組織との闘いに導いてゆく。パスポート偽造、ソーシャル・ハッキング、スーパーコンピュータでのチェス対決、政府機関へのハッキング等、半神の名を持つ男が強大な敵に次々と挑む連作ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • クラッカー対プロメテウス。電脳戦については無知なのでよくわからないのですが、登場人物の関係性が楽しかったので最後まで読みました。パンドラ←プロメテかと思いきやパンドラ→プロメテだったのが意外でした。そして最後は上司にかっさらわれるという…。パンドラからはどう見えていたのかもう少し詳しく知りたかったかな。

  • 文章は読みやすかった。
    話はネットで読めるような感じのに近い。それを親近感と言うのかレベル云々と言うのかはわからない。

  • 小説

  • 71:MITの学生時代にFBIのサーバーに侵入し、逮捕されたという経歴を持つ凄腕のハッカー「プロメテ」。平凡に、退屈に生きる彼のもとに突然もたらされた依頼が、サイバーテロ組織との戦いへと発展していくのですが、短編連作形式で語られるためにテンポがよく、めりはりもあってすごく良かったです。人間ドラマにネット上での攻防が絡められていて、読みやすい高村薫、といった雰囲気でしょうか。描写がやけにリアルだなあと思っていたら、作者さんがSEをされていたようで。なるほど、納得です。

  • かなりマニアックな内容だが、大変面白かった。

  • まとめて読んでいるせいか、同じものを感じます。

  • 久しぶりの再読。2010年初版だが、それほど古くさい感じはない。
    キャラクターがやや弱いけれど、全体的にはテンポが良く楽しかった。
    ハッキングで逮捕歴のある主人公がFBIに招聘されてサイバーテロとの闘いに協力するが…。
    何をもって正義とするか、犯罪とするか?

  • 読んでいたら途中で展開がわかっちゃうけど、ラストで示されたプロメテとパンドラの関係とかなかなかロマン。

  • 前に読んだが二度めでも楽しめた。終わり方も良かった。映画になりそう。

  • コンピュータやシステムに関する知識の豊富さが窺われ、それがこの小説にリアリティを与えている。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file4/naiyou15901.html

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著者プロフィール

福田和代一九六七年、兵庫県生まれ。金融機関のシステムエンジニアとしての勤務を経て、二〇〇七年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』でデビュー。主な著作に『TOKYO BLACKOUT』『ハイ・アラート』『怪物』『迎撃せよ』『潜航せよ』『生還せよ』『繭の季節が始まる』『梟の一族』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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