マルドゥック・スクランブル(改訂新版)

  • 早川書房 (2010年9月25日発売)
3.95
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感想 : 110
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  • 本 ・本 (640ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152091536

感想・レビュー・書評

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  • 一度死に直面した少女の復活劇です。何度も心がこわれそうになりながら、それでも前を見てまっすぐ進んでゆく姿に心が勇気づけられました。生きるのが辛い時に読んでほしい一冊です。(かえるさん)

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 2014年の春頃に古本屋で入手して、以来ベッドサイドに置いて少しずつ読んできました。マルドゥックは文庫で2回読んでいるので3回目。この後に文庫の完全版もあるので、少なくとももう1回は読むことになる。こういった形で進化していく作品ていうのは珍しいですね。

    • 青格子さん
      えっ、そんなに違うんですか?初めのを読んで、もういいやと思ってました。今からじゃ揃わないかな?
      えっ、そんなに違うんですか?初めのを読んで、もういいやと思ってました。今からじゃ揃わないかな?
      2023/05/12
    • mui-muiさん
      全体としては同じお話ですが、加筆修正ではなく毎回書き直しているらしいので、1つ1つの文章はだいぶことなります。入手性はわかりませんが、探す際...
      全体としては同じお話ですが、加筆修正ではなく毎回書き直しているらしいので、1つ1つの文章はだいぶことなります。入手性はわかりませんが、探す際は版を間違えないように注意してください。
      2023/05/16
    • 青格子さん
      ありがとうございます。探してみます。
      ありがとうございます。探してみます。
      2023/05/16
  • カジノシーンがすっごい面白かった。

  • 最初のページでウンザリ。ありふれた設定に思えてしまう。読み進む気力が湧かない。 もしかして、以前に読んでる? いずれ再挑戦。

  • 図書館にて借りる、第156弾。

    2013年、一冊目。
    年始は長編を読むと決めているので、P638の本書を選ぶ。

    長い。しかも、私はSFが苦手なので、全然進まない。

    冲方丁作品なので、面白いと信じて読む。読んだ。

    面白かったとは言い難い。
    ただただ、長く読むのが辛いだけだった。
    SF好きには良いのかもしれないが。

  • すごく分厚いです。(3分冊を1まとめにしているので)

    命を危うく落としかけた未成年娼婦のバロットは
    その能力を買われ、彼女の命を狙った
    狡猾な犯罪者へと立ち向かいます。

    ところが、そんな彼女には
    一人の男が最後の最後まで妨害してきます。
    実は、その男もまた、バロットと同じような
    「人であったけれども、特殊な状態になったもの」
    だったわけです。

    どの人物も、実は訳ありだったりします。
    事件を起こした張本人も
    実はある現実事件と似たような環境に育ち、
    彼の場合は恐るべきまでに壊れてしまいました。

    それはバロットのifともいえるように…

    そしてバロットのパートナーであるウフコックにも
    試練が与えられます。
    そう、バロットを執拗に追い回す男は
    かつてのウフコックの相棒だったから…

    すごく切ないんだよね…

  • 本の分厚さに負けないほど内容もボリューム満点なハードSF大作。サイバーパンクっぽいかっこいい世界観に加えて構成も非常に緻密。
    ヒロイン・バロットが自らの殻を破り成長していく人間ドラマとしても面白い。そして彼女のパートナーであり理解者であり万能武器でもあるウフコックの存在感も大きい。どこか映画「レオン」のマチルダとレオンの関係性にも重なる。
    どの登場人物もキャラがしっかりと立っている。
    迫力あるガンアクションはもちろん他のレビューにもあるようにカジノシーンが秀逸。スリリングな神経戦は戦闘シーンのような描写力。
    まちがいなく国内のSF小説では屈指の面白さ。

  • ベストSF2003年1位


    mmsn01-

    【要約】


    【ノート】

  • 記憶に残った言葉
    運を右回りにする努力を怠ってはいけない

  • 2017年7月9日に紹介されました!

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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