- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152092397
作品紹介・あらすじ
知り合いのスナックママ、ミーナから、旅行中の飼い猫の世話を頼まれた"俺"は、餌やりに訪れたマンションで、変わり果てた姿となった彼女を発見する。行きがかりから猫のナナを引き取り、犯人捜しを始めた"俺"は、彼女の過去を遡るうちに意外な人物と遭遇、事件は予想外の方向へと進展するが…猫との暮らしにとまどいながらも、"俺"はミーナの仇を取るためにススキノの街を走り抜ける。ススキノ探偵シリーズ第12作。
感想・レビュー・書評
-
俺シリーズが出ていたこと、全く気付かなかった。
いっときの駄目な時期からは脱出している感じで、今回も出来よい。
とくに、俺の行動・会話がハードボイルドの雰囲気を出してきていて、
今回の中盤の静かな流れは、とてもよかったぞ。
ミステリーとしても今回の犯人は、ぎょっというか、この作者らしいというかグロさありで、これまたグッド。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017.3.31
-
2014.6.12ー40
東直己6冊目。
50半ばとなった俺のナナとの会話に癒されつつ、あっと言う間に完了。 -
俺も50かぁ、と声に出して言いたくなる。
時間が流れているなぁ。
お酒ばっか飲んでるのも相変わらずだけど、
人に対しての真面目さは相変わらず。
今回は猫に対しても真面目だった。
好きなのね、猫って感じ。
高田氏も同じように歳とってるはずなのに
軽やかなイメージだなぁ。
そして、楽しみに楽しみにゆっくりゆっくり
読んでいたこのシリーズ、
追いついてしまった。 -
現在刊行されているススキノ探偵シリーズ読破。年齢と共に段々だらしなくなっていく俺。多分作者の実体験なんだろうなあ。もしかして認知症始まってるの〜〜?(^=^;とか思っちゃったり(笑)
文字だけではいまいち想像できないが相当体型もだらしなくなってる雰囲気が(笑)
人間の本質なんてよく分からないもんですね。
焼き鳥の関係者は登場の仕方が怪し過ぎて事件関係者だって丸わかりだった(^=^; -
ススキノ探偵シリーズ。
知り合いのミーナから旅行中の猫の世話を頼まれた。
だが猫の世話をしようとして、ミーナの遺体を発見しちゃう(笑)。
で、とりあえず犯人を捜そうとするんだけど相変わらずの飲みっぷり。
華じゃないけどそろそろ心配です(笑)。
ただの酔っ払いふらふらオヤジがモテるのがイマイチ納得いかないけど、 世の中意外とそういうもんですな(笑)
俺が北大に在籍していた頃のお話『半端者』を読んでますます楽しめる本シリーズ。
「失楽園」を原書で読む自主ゼミに参加していた高田の友人とかでてきてニヤリ。