- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152092892
作品紹介・あらすじ
過去は変わらないはずだった-1992年の夏、中学2年生の美雪は、未来からやってきた保彦と出会う。旧校舎崩壊事故に巻きこまれた彼を救うため、10年後へ跳んで携帯電話を持ち帰った。そして2002年の夏、思いがけず作家となった美雪は、その経験を題材にした一冊の小説を上梓した。彼と過ごしたひと夏、事故、時空を超える薬、突然の別れ…。しかしタイムリープ当日になっても10年前の自分は現れない。不審に思い調べていくなかで、同級生の連続死など記憶にない事実が起きていることに気づく。過去と現在の矛盾が生み出した、残酷な夏の結末とは-。
感想・レビュー・書評
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時をかける少女の影がちらつくタイムトラベルもの。
雰囲気は嫌いじゃないが、ラストをはじめとした要所要所で引き込まれなくなっていく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
期待したのだが
パラドクスのオンパレードで、理解しにくいというか、なんかスッキリしないエンディングだな。発想は斬新で種明かしもすばらしいと思うけど、映画メッセージのような綺麗さを感じないのはなぜだろう? -
一九九二年の夏。私は未来から来たという転校生、園田保彦と出会う。それは二人だけの秘密、一夏の恋。しかし、夏の終わり、旧校舎が崩壊して彼は下敷きになってしまう。彼を助けるために十年後にタイムリープする私。そして二〇〇二年。十年前からタイムリープしてくるはずの私を私は待つ。しかし、私は現れなかった。歴史が変わっている……それは私たちの運命が、残酷な結末に向かって堕ちていくはじまりでもあった。
タイムリープを題材にしたSFホラー。あまりの恐怖に全身の鳥肌が立つほど面白かったです。どこかで『バッドエンド版、時をかける少女』と紹介されていたみたいですが、まさにその通りでした。
ただ「ドラえもんの道具」とも言える未来道具が濫用されていて少し雑多な感じが否めず、★4つ。 -
途中メタSFかと思ったが、そうでもなく
タイムパラドックスを扱った
いやミス版時かけ。 -
ダークサイドな『時をかける少女』
この後3冊の続編をもって真に完結するのだそうだ。
さてその結末とはどんなものなのか。 -
SFは苦手ですが、面白くて一気読みしてしまった!
流行りのやり直し系の新しい形。