- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152092977
作品紹介・あらすじ
黒猫と付き人がバレエ「ジゼル」を鑑賞中、突然ダンサーが倒れた。五年前のバレリーナ死亡事件と繋がるようだが、黒猫は関わるなという。事件と黒猫の関係が気になる付き人は、一人調べ始めるが……
感想・レビュー・書評
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2作目と知らずに読んでしまいました。特に続いているお話ではなかったので問題なく読めました。
バレエを題材にしているのですが、芸術に対する考察が難しく感じて入り込むことができませんでした。
自分には向いていなかったようです。
時間をおいて機会があれば、このシリーズの別の作品を読んでみようと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
黒猫シリーズ第二作!
第一作の「黒猫の遊歩・・・」よりも、長編でしかも読みやすい。
バレエの「ジゼル」について書かれていて、バレエのことを全く知らない私でも何とか読めました。少し、知っていた方がより読みやすいのかもしれませんが。
バレエ「ジゼル」を「黒猫」と「付き人」で鑑賞中、ダンサーが倒れる事故があった。
5年前にも同じ舞台、同じ演目でバレリーナが死亡する悲劇が起きていた。
その事件の謎を解くために、黒猫の手を借りずに付き人だけで調べていく。
しかし、黒猫が亡くなったバレリーナと同居していたことに動揺する付き人。
恋心を抱く付き人、黒猫も彼女(付き人)のことが気になっているのかどうか分からないが、あっさりした恋愛でまたそれが魅力的。
事件も気になるけれど、二人の関係がどうなっていくのかが、魅力な第二作目でした。 -
黒猫シリーズ第2弾(発売から言うと、間に1冊あるらしい…)。第1弾が短編集だったので、そのままの流れかと思いきや、まさかの長編。バレエ演目の「ジゼル」に沿った5年前の主役の不審死と、同じ演目を演じることになったプリマを巡るミステリー。頭を切り替えながら、読まなければならない短編と違い、文章の癖も分かってきて、一気読み。とにかく「美学」に則り、謎を解決していくところから、犯人の動機に寄り添えない部分はあるけど、黒猫と付き人の話として読めば、結構面白い。続けて読むことは決めているけど、2作目にして黒猫がパリに行ってしまうことになり…この後の展開はどうなるのだろう?
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「「最終講義」なだけに完結?」
ホームズも「最後の挨拶」が最後じゃなかったから大丈夫ですよ(勿論根拠無し)。
「「最終講義」なだけに完結?」
ホームズも「最後の挨拶」が最後じゃなかったから大丈夫ですよ(勿論根拠無し)。
2012/08/22
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今回は長編で、しかもメインはバレエだが、しっかり美学とポーも絡めてきて、面白く読めた。文章がぎっちぎちのびっしりでないおかげで、黒猫の語る美学の講義もゆったりとした状態で噛みしめながら読めるため、比較的頭に入りやすい。そして気になる恋の行方……ところどころで掛けられる黒猫のモーションに、どうしてもにやにやしてしまう(笑)。
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突如誘われたバレエのついていけば、彼の友人に会うわ
その恋人は公演を放棄してしまうわ…。
呟かれた言葉に、5年前という言葉。
一体何があったのか。
気になる相手には直接聞きにくい。
それは確かです。
しかし相手が『彼』であっては…単刀直入の方が早いかと。
思っていても、聞けませんけどw
前回と違い、ネタばれはなしですし、ジゼルの解釈が色々で
それだけでも面白かったです。
男の勝手物語、というよりも、この時代って拍手を送りたいくらい
男本位の世間だな、と。
プライドが高すぎた姉妹。
踊り疲れた彼。
しかし、警察って、遺書で踏みとどまってくれるものなのでしょうか? -
前回より読みやすかった。
そして後半のときめき要素にときめきすぎてしまった…。素敵黒猫。
事件の真相はなるほどなと思いつつ切なかったです。
切ないなーと思っていたら、最終章でキュンと。
うん。嫌いじゃないです。 -
若き天才美学者・黒猫と彼の付き人との、美学講義ミステリ第2弾。
前作『黒猫の遊歩あるいは美学講義』のポオ作品の解釈や美術にまつわるあれこれが興味深かったので、本作も読んでみました。
今回は長編です。
バレエ「ジゼル」の上演中に、ダンサーの1人が転倒するハプニングが発生。
その事故で思い出すのは5年前、同じ演目の同じ場面でプリマが死んだ事件のこと・・・。
2つの事件に関係はあるのか?
そして付き人の知らない、5年前の黒猫のことも気になります。
「事件に関わるな」という黒猫の忠告よりも不安と好奇心が勝ってしまった付き人は、事件の調査を開始します。
前作よりも黒猫先生の美学談義がレベルアップしていたように感じたのは、わたしだけ?
何度か読み返した結果、「まあ、そんなものかな」と思いながら読み流してしまったところもちらほら。
ポオ作品とジゼルと2つの事件に、だんだんとつながりが見えてくるにつれ、おもしろいと思いつつ「そんなに都合よく行くのかな?」とも思いつつ。
でも、結局はおもしろさが勝ちました。
特に、物語は付き人の目線で書かれているので、黒猫の解釈でガラッと美術作品や文学の色彩が変わる様を付き人と一緒に驚きながら楽しめるのがよかったです。-
2作目で長編に挑戦?
「前作よりも黒猫先生の美学談義がレベルアップ」
良いですね!2作目で長編に挑戦?
「前作よりも黒猫先生の美学談義がレベルアップ」
良いですね!2012/06/25
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