- 本 ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152093059
作品紹介・あらすじ
消えた霊能者、仕事がないのに稼働する運送会社、滞納の謎を追って鏡とぐー子は鏡の地元でもある栃木へ出張。元同級生や元嫁などが現われ、鏡のプライベートも明かされる注目のシリーズ第三弾!
感想・レビュー・書評
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面白かったけどリアルでしたね。
サラリーマンはマイナスは無いけど商売はマイナスもあると言う言葉を思い出しました。
ラストが重かったですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トッカンシリーズの第三作。
徴収対象が霊感商法業者などおばけや幽霊にまつわる内容だけなのかと思いきや、いろいろな意味でのおばけ・幽霊がテーマになった作品。
国税局員の守秘義務などもわかりやすく述べられており、ぐー子の成長、活躍も楽しく読めた。 -
国税徴収官である主人公のぐー子と上司の鏡のコンビが税金滞納者からの取り立てにからむ事件を解決(?)していくシリーズ第3弾。
第1弾では、新人で厳しい姿勢で仕事に臨むことができないぐー子と「死に神」と恐れられるほどの仕事ぶりの鏡との差がとてつもなく大きく、互いを認めながら仕事をするということがなかったのを思えば、ぐー子も仕事に慣れ自分で考えて、滞納者に対峙できるようになってきたなぁとその成長を感じた。
相棒の右京さんの向こうを張り(?)、上等なコーヒーを朝から嗜む鏡。朝のトイレ内で行われる女子ミーティング。滞納者の事情を汲むことなくシビアに行われる税の取り立てが話の筋の中心で息苦しくなるところ(実際は当然そうなのだと思うけど)を、軽いタッチで彼らの日常を描くことでクスっと小さく笑える場面もある。
税務に関わる仕事というと硬いイメージがあり仕事に携わる人もそうなのではないかと想像してしまう。とはいえ、その人達にも仕事以外の部分の方がむしろ多く、リアルな生活がある。仕事という切り口で書かれた小説に出てくるヒーローのような主人公もすっきりさせてくれ爽快ではあるが、それとは違った面白さを「トッカン」には感じる。
とはいえ、出来る上司の鏡さん、かなり気になる。 -
相変わらずノリはいいけど、台詞回しがクサイ。。。
キャラは立っていておもしろい。
まだまだ続くのかな。 -
税務署の徴収官シリーズ第3弾。
新米だったぐー子もだいぶ成長している。
徴収官は平行していくつもの案件に当たらなければならないので、今回は酒屋、霊感商法業者、運送業者の脱税の話が前後して展開していく。そのためかちょっと焦点がぼやけているような感じもした。
相変わらず税金に関する色々がわかって面白いが、悪質な脱税は別として真面目に働いても税金を払えず滞納してしまう人々に何か救済策はないのだろうかと思ってしまう。それに公務員の守秘義務というのは、仕方ないことなのだろうがとてつもなく重い。
しかし全体としてはぐー子の前向きさ、ひたむきさが楽しめる話である。彼女の目から見た鏡トッカンの故郷、ミラクルワールド栃木が語られるのが面白かった。 -
トッカン、第3巻。グー子が鏡からちょっと独立して自分で徴収をするお話。酒屋の滞納、運送屋の滞納、新興宗教のような、占い師の滞納の片付けの活躍編。だいぶ、以前より、ファッションにも気を遣い鏡の嫌みにも対応できるようになり、成長が見られる。 また鏡のふるさと栃木での出来事が最後は全国放送に。グー子の活躍がテレビに放映去れ一躍税務署では有名人に。また鏡の元妻も登場し、グー子の心に微妙な動きも。結構、いろいろな話が2巻同様絡んで非常に面白い! おばけなんかないさ!と言うサブタイトルも結構意味深なタイトルで最後まで読むと自分の心の中にもお化けがいるようで、ちょっと考えさせるところがまた良いね。次が楽しみです。
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面白かった
ぐー子が成長して読みやすくなった
いろんなものが「おばけ」として描かれてメッセージ性強め。が、この人にとってのおばけはこういう存在、という話が全然違う意味合いで描かれるため、結果的に伝わりにくくなっている気がした。シリーズ3作目まで来ると好きな人しか読まないからみんなついて来れる前提で良いのかもしれないけれど、私は少し読みにくかった -
今回は徴収官の仕事というより、謎を解いたり、犯人を追い詰めたり、大捕物があったり、探偵小説みたいでおもしろかった。
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トッカン第三巻。
栃木愛が溢れるトッカン鏡と、栃木って東北?とか言ってるぐー子。
基本東京にいるはずなのに、宇都宮餃子とか、レモン牛乳とか、いちごとか栃木愛と栃木グルメにやられる -
後味悪いエピソードもあったけど、相変わらず面白かったです
著者プロフィール
高殿円の作品





