トッカン (the 3rd)

  • 早川書房 (2012年6月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784152093059

作品紹介・あらすじ

消えた霊能者、仕事がないのに稼働する運送会社、滞納の謎を追って鏡とぐー子は鏡の地元でもある栃木へ出張。元同級生や元嫁などが現われ、鏡のプライベートも明かされる注目のシリーズ第三弾!

みんなの感想まとめ

税金滞納者からの取り立てをテーマにしたこの作品は、主人公の国税徴収官ぐー子とその上司鏡の成長と絆を描いています。シリーズ第3弾では、霊感商法業者を含む多様なおばけや幽霊のテーマが取り上げられ、リアルな...

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったけどリアルでしたね。
    サラリーマンはマイナスは無いけど商売はマイナスもあると言う言葉を思い出しました。
    ラストが重かったですね。

  • トッカンシリーズの第三作。
    徴収対象が霊感商法業者などおばけや幽霊にまつわる内容だけなのかと思いきや、いろいろな意味でのおばけ・幽霊がテーマになった作品。
    国税局員の守秘義務などもわかりやすく述べられており、ぐー子の成長、活躍も楽しく読めた。

  • 国税徴収官である主人公のぐー子と上司の鏡のコンビが税金滞納者からの取り立てにからむ事件を解決(?)していくシリーズ第3弾。

    第1弾では、新人で厳しい姿勢で仕事に臨むことができないぐー子と「死に神」と恐れられるほどの仕事ぶりの鏡との差がとてつもなく大きく、互いを認めながら仕事をするということがなかったのを思えば、ぐー子も仕事に慣れ自分で考えて、滞納者に対峙できるようになってきたなぁとその成長を感じた。

    相棒の右京さんの向こうを張り(?)、上等なコーヒーを朝から嗜む鏡。朝のトイレ内で行われる女子ミーティング。滞納者の事情を汲むことなくシビアに行われる税の取り立てが話の筋の中心で息苦しくなるところ(実際は当然そうなのだと思うけど)を、軽いタッチで彼らの日常を描くことでクスっと小さく笑える場面もある。

    税務に関わる仕事というと硬いイメージがあり仕事に携わる人もそうなのではないかと想像してしまう。とはいえ、その人達にも仕事以外の部分の方がむしろ多く、リアルな生活がある。仕事という切り口で書かれた小説に出てくるヒーローのような主人公もすっきりさせてくれ爽快ではあるが、それとは違った面白さを「トッカン」には感じる。

    とはいえ、出来る上司の鏡さん、かなり気になる。

  • 相変わらずノリはいいけど、台詞回しがクサイ。。。
    キャラは立っていておもしろい。
    まだまだ続くのかな。

  • 税務署の徴収官シリーズ第3弾。
    新米だったぐー子もだいぶ成長している。
    徴収官は平行していくつもの案件に当たらなければならないので、今回は酒屋、霊感商法業者、運送業者の脱税の話が前後して展開していく。そのためかちょっと焦点がぼやけているような感じもした。
    相変わらず税金に関する色々がわかって面白いが、悪質な脱税は別として真面目に働いても税金を払えず滞納してしまう人々に何か救済策はないのだろうかと思ってしまう。それに公務員の守秘義務というのは、仕方ないことなのだろうがとてつもなく重い。
    しかし全体としてはぐー子の前向きさ、ひたむきさが楽しめる話である。彼女の目から見た鏡トッカンの故郷、ミラクルワールド栃木が語られるのが面白かった。

  • トッカン、第3巻。グー子が鏡からちょっと独立して自分で徴収をするお話。酒屋の滞納、運送屋の滞納、新興宗教のような、占い師の滞納の片付けの活躍編。だいぶ、以前より、ファッションにも気を遣い鏡の嫌みにも対応できるようになり、成長が見られる。 また鏡のふるさと栃木での出来事が最後は全国放送に。グー子の活躍がテレビに放映去れ一躍税務署では有名人に。また鏡の元妻も登場し、グー子の心に微妙な動きも。結構、いろいろな話が2巻同様絡んで非常に面白い! おばけなんかないさ!と言うサブタイトルも結構意味深なタイトルで最後まで読むと自分の心の中にもお化けがいるようで、ちょっと考えさせるところがまた良いね。次が楽しみです。

  • 面白かった
    ぐー子が成長して読みやすくなった
    いろんなものが「おばけ」として描かれてメッセージ性強め。が、この人にとってのおばけはこういう存在、という話が全然違う意味合いで描かれるため、結果的に伝わりにくくなっている気がした。シリーズ3作目まで来ると好きな人しか読まないからみんなついて来れる前提で良いのかもしれないけれど、私は少し読みにくかった

  • 今回は徴収官の仕事というより、謎を解いたり、犯人を追い詰めたり、大捕物があったり、探偵小説みたいでおもしろかった。

  • トッカン第三巻。
    栃木愛が溢れるトッカン鏡と、栃木って東北?とか言ってるぐー子。
    基本東京にいるはずなのに、宇都宮餃子とか、レモン牛乳とか、いちごとか栃木愛と栃木グルメにやられる

  • 後味悪いエピソードもあったけど、相変わらず面白かったです

  • 3作目。背景もわかり内容的に入り込めるようになった。
    霊感ビジネスの裏側でしかも詐欺的なものではなく、真面目なサービスの裏側。
    非情な状況に陥った酒屋さん。そして栃木のビジネスが立ち行かなくなった廃棄業者さんの手口。

  • シリーズものは1作目が至高。
    ただ、3作目も十分おもしろい。
    ただ、酒屋の話必要だった?

  • 今回はぐーちゃんのウジウジも少なくて、さくさく読めた。大見謝家の最後の訴えは共感しかできなくて、こんなクソ親父はせめて家族の役に立って死ねばいいと思ってしまう。何が正しいかなんて知ったこっちゃないよ。でも見逃してもらえないのね。あの兄弟はどうなるんだろう。不憫。占い師の話は悲しい。ヨナさんと樽井さんのエピソードがよかった

  • 今回もぐーちゃん大活躍?!運送会社に霊感商法。特官の地元、栃木へGo!
    署長のキャラ、いいなぁ。

  • まるで警官のような捜査,読めば読むほどびっくりの仕事内容.そして今回はおばけをアクセントにうまく使ってとてもおしゃれなセンスを感じた.

  • 酒屋の脱税の件は考えさせられるものがあったが、その他は今一つ。鏡のサイドストーリっているかな。まあ徴収官という仕事の一部がわかっただけでもこのシリーズを読んだ価値はあった。

  • すぐに「ぐ」と言葉に詰まることから「ぐー子」呼ばわりされている女の子の、税の徴収官ストーリー。ぐー子の鏡いじりが相当レベルアップしてる!そして成長した分、鏡が離れていく?元妻が面白いのでもっと出てほしい。ぐー子をかわいがってほしい。木綿子さんがステキ!ドラマでもステキだけど。一番男前だよ!

  • トッカン 第3弾

    プロローグ
    1.誰がために栃木出張はある?
    2.魚はどこへ行った
    3.上司の元妻
    4.逆襲のチワワ
    5.日光捕物帖
    6.おばけなんてないさ
    エピローグ

    栃木をバカにした見返りに、鏡に栃木の案件を二つ押しつけられたぐー子。

    その案件は霊感商法による多額の脱税と、廃業寸前の運送業者の滞納。

    霊感商法の方は、代表が行方知れずで、差し押さえできそうな自宅があるも、成長したぐー子は違和感を覚え、周辺を調査する。

    同時に運送会社は秘密の収入があること分かり、ぐー子は単身乗り込んでいくが、後々赤面の事態に。。。

    仕事でも、プライベートでも、人間関係でも見えてるような見えないような存在に翻弄されながらも、鏡の地元・栃木で、鏡の知り合いに助けられながら、逞しく案件を処理し、成長していくぐー子が涙ぐましい。


    第6話とエピローグは書き下ろしで、プロローグに関係します。
    しかも鏡特官の内心も暴露され、涙ものになっていて感動涙。

    人間、見て見ないふりをする対応が大人と思ってしまうことを「おばけ」というものに置き換え、サブタイトルを付けているところが妙です。

    登場人物もてんこ盛りで最終巻の雰囲気が漂ってますが、続編希望。

  • トッカンシリーズ第3弾。
    ぐー子と鏡、それぞれのキャラクターが好きで安定して読める。

    滞納する方にも事情はある訳で、税務署の仕事は葛藤の大きい仕事だろうと思う。

    鏡の娘の三回忌の話は切なかった。

  • シリーズ第3弾。話的には3つの滞納用件を鏡特官の力を借りながら解決をしていくという話の流れだが、グー子(深樹)の仕事の面における成長ぶりが見られる巻。サブタイトルの「おばけなんてないさ」の意味が色々な事(幽霊物件のことやいなくなったひとのこと)に触れられていてなぜか切なかった。あと読んでいてなぜか餃子が食べたくなった。(宇都宮は餃子の街という点が何度も紹介されていたからか。)シリーズの続きが読みたいがまだ刊行されていないので続きが出たらぜひとも読みたいと思う。

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著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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