ドーキンス博士が教える「世界の秘密」

  • 早川書房
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本棚登録 : 301
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152093462

作品紹介・あらすじ

世界最高の進化生物学者/サイエンスライターによる大人から子供まで楽しめる「世界の仕組み」。

感想・レビュー・書評

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  • 個性の強いドーキンス博士のフルカラーで読みやすい本。イラストレーターも著名人らしく、見事な表現力
    科学的な内容についてはほとんど新たな発見は無かったが、分光器の説明が一番面白かった。
    それにしても宗教や伝説への辛辣ともいえる指摘が、ちょっと笑えてしまうところもあって…逆に欧米では現代でもそれほどまでに超常現象などを信じてる人が多いのかと印象を受けた
    高名な学者ながら量子力学などの分野はさすがに専門外ということで、はっきり良く分かってないと宣言するあたり晴れ晴れしくもある。あるいは素粒子の標準モデルまで扱わなかったのは正解かも。 ふとスティーブンホーキング博士の言ったことを思い出した=近代以前はあらゆる学問に精通した天才が多くいたが、現代科学はあまりに複雑すぎて専門家以外に理解が及ばない域にあると・・

  • ドーキンス博士の本は、神は妄想だというキリスト教圏では衝撃的だろう本を読んで、この人ホント面白いなと思っていたので、今回の本も子供向けと言いつつ、その辺のエッセンスがそこかしこに詰まっていて大変面白かった。宇宙についての話とか、生物の進化についての話とか、子供の頃にこの本を読める人はラッキーだと思う。甥っ子ちゃんにも薦めたい。

  • 最近科学に興味を持ち始めた私の知りたいことが全部詰まっていた。
    子供向けだが大人でも十分楽しめる内容だ。
    不運と思える出来事や奇跡など、一見科学とは無関係と思われることについても、
    科学的見地から解説されていて、なるほどと思った。
    これからは下手に落ち込まずに済みそうだ。

    画像やイラストがきれいで、レイアウトも楽しい。
    銀河の画像の美しさに感動し、手元に置いておきたくなった。

  •  誰もが一度は考えたことがあり、それについて正しく、かつ、分かりやすく説明するのが難しいと思われる質問が、全部で12個挙げられている。「最初の人間は誰だったのだろう?」なんて質問に、あなたは上手く答えられるだろうか。
     どの回答も分かりやすく、楽しく読み進めることができる。ただ、この本、大判でかなり重く、読むのが大変だ。ここまで挿絵とかいるのだろうか、なんて考えるのは私だけでしょうか?

  • 子供向けの教養書である。
    大判の書籍で、文字少な目で絵が多い。

    朝永 振一郎の名言。
    ふしぎだと思うこと、これが科学の芽です。
    よく観察してたしかめ、そして考えること、これが科学の茎です。
    そうして最後になぞがとける、これが科学の花です。

    この本を読んで、ふしぎだなと思うことこそが重要なのです。

  • <閲覧スタッフより>
    世界的ベストセラーと言われる「利己的な遺伝子」の著者による科学読本。
    デイヴ・マッキーンによるイラストでとってもアートな仕上がりになっているので、楽しみながら科学の謎に迫ってみましょう。
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    所在記号:404||トキ
    資料番号:20101113
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  • ふむ

  • 本の作り的には、子供向けのつもりかと思うけど、大人が読んでも何の物足りなさも無くぐいぐい読めます。ドーキンス博士の本は常に面白い。
    進化論が絡むところは安定感ある筆致。

  • 著者の言いたいことは、第1章「何が現実で、何がマジックなのか?」の最後の段落、「この本でこれから私が示したいのは、現実世界を科学的に理解したとき、そこには独自のマジック――私が詩的なマジックと呼ぶもの――があることだ。それは感動的に美しく、現実だからこそ、そしてその仕組みを理解できるからこそ、なおさら摩訶不思議だ。(以下略)」という文章に集約されている。『虹の解体』も似たような意図で書かれていたが、こちらはずっと易しくて、子どもでも楽しく読めそう。自然科学全般の話題を扱っているが、例えば第2章「最初の人間は誰だったのだろう?」のように進化論に関係する話題になると、さすがに説明が冴える。第4章「ものは何で出来ているのだろう?」(原子論、素粒子論)のように著者の専門外の話題については、著者に理解できる限りで説明すると断っているところが良心的だと思った。2013年2月10日付け読売新聞書評欄。

  • ◆きっかけ
    ブクログ 2016/8/19

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著者プロフィール

英国の進化生物学者。世界的ベストセラー『利己的な遺伝子』で知られる。ほかの著書に『盲目の時計職人』『神は妄想である』『遺伝子の川』『進化とは何か』など多数。

「2022年 『これが見納め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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