インターネットを探して

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  • 早川書房 (2013年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784152093530

作品紹介・あらすじ

インターネットは今日の世界を支える最重要テクノロジーだ。しかし、その物理的な実体はどこにあり、誰が運用しているのか? 著名ジャーナリストが渾身の取材を敢行! IT系ノンフィクション

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

インターネットの物理的な実体や運用の実態に迫る本作は、驚きと発見に満ちています。特に、膨大なケーブルやデータセンターの存在を具体的に示すことで、インターネットが単なる抽象概念ではなく、リアルな技術であ...

感想・レビュー・書評

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  • Internet

  • インターネットの物理的領域探索記なのだが、ほとんどが文字。
    読む気にならない。

  • インターネットって物理的にモノとしてケーブルやら大量の電力を必要とするデータセンターやらがある。決してクラウドの向こうに隠れているわけじゃない。

  • 似たような疑問を持ったことはあったけど、実際に見るとこんなことになってるんだ!予想以上のぶっといケーブルに驚き。
    もう少し文章にまとまりというか、要約されていると読みやすくてよかったな。途中から読むのが辛くなり飛ばし読みしました。

  • 昔のロールプレイングゲームでは決まって主人公の故郷の田舎の村から始まることが多かった。
    この物語はそれに似ていて主人公である筆者が自分の家のインターネットがつながらなくなったことから始まり、リスにかじられるというインターネットの物質性に気づいてしまった筆者がインターネットの中心を求めて全米、さらには世界各地を探しまわった紀行文になっている。

    この世界を支配する魔王であるところのインターネットの中心はどこにあるのだろうかという疑問はある意味普遍的で、まず筆者はわかりやすくインターネットの地図を作っているとされる会社とミルウォーキーにある年代物のスパゲッティーの巨大な固まりのような「インターネットがぎっしり詰まったビル」を訪問している。

    インターネットプロトコル(IP)は間接的には接続されているけれど、その構成は未知のネットワークとの間で情報をやり取りとりする仕組み(プロトコル)であるし、そのプロトコル上インターネットに中心はない。
    SNSや都市と同じく人が他の人とつながりあおうとする欲求がインターネットを今日あるような巨大な配線と通信機器の固まりにしたということが本の中で徐々に明らかにされていく。

    歴史的な見方も触れていてARPANETの時代の研究者だけに使われていたのどかなインターネットの様子や、そのプロトロルに反して地理的にはインターネットエクスチェンジ(IX)への一極集中型であること、歴史を反映してニューヨークのIXは西海岸のそれよりも新しいが建物と配管は1世紀近く前の電信の時代から変わらないことなどが興味深かった。

    またIXにおけるいわゆるプロバイダなどの組織間のつながり、力関係はエンジニアのソーシャルネットワークによるものであることが示されている。もちろんそのソーシャルなつながりビジネス的な理由に立脚しており、インターネットのビジネスは半導体技術、半導体技術への需要はその微細化を駆動するというように相互に依存している。

    さらに筆者は旅でであったエンジニア、ビジネスマンににいざなわれるようにして世界のインターネットエクチェンジ(IX)、海底ケーブルを訪ねることとなる。
    オランダ、フランクフルト、ニューヨーク、そしてイギリスと各地のIXを訪問するが、どこのIXも場所は公開されながらもサイバーな感じで厳重に警備されている様子は少し前のハリウッド映画に出てくるようでもあるし、個人的にはマトリックスが思い出された。
    そこで筆者の世界を広げるアイテムとなったのは船や飛空挺ではなく旅で得られたインターネットに関する知識と人脈であった。
    一方紀行文であり、対象の物理性、具体性を重視した結果か文章が読みづらくここら辺は読者のレベル上げの様相を呈している。
    機密的な理由か写真がほとんどなく、ネットワーク機器や陸揚げ所のイメージがつきづらいのもよくない点だった。


    最後に筆者はこの世界のラスボスであるMicrosoft, Google, Facebookのデータセンターを訪ねる。われわれインターネットの利用者がつながり合おうとする欲求がFacebookを、Webページの価値は相互に依存していて計算可能なものであるという数学的アイデアがGoogleを現在の地位へと押し上げたのだった。
    よく知られるGoogleの不気味で極端な秘密主義が具体的に明らかにされるが、筆者がWebサービスでよく使われる技術、スクリプト言語、アルゴリズムやストレージ、半導体デバイスに関する知識をほとんど持ち合わせていないことは割り引く必要があると思われる。

    IXと同じようにデータセンターもどこにあってもよいということから返って一カ所に固まる傾向があり、電力、気候や相互接続性の観点から最適な土地となったオレゴン州ザ・ダルズの周辺に集中しているらしい。

    訳者による日本のインターネットの歴史と現状の説明も非常に興味深い。

    関連しそうな本と情報
    海底ケーブルの経路の多くが19世紀の電信ケーブルと同じであり、その通信網が当時の海を支配した大英帝国の神経となっているという事実は「屍者の帝国」のテーマのひとつとなった。
    http://booklog.jp/item/1/4309021263

    人や会社、通信機器が他のそれらと結びつき合う様子を図示したグラフ(複雑ネットワーク)において各要素の相対的な位置関係の重要性である中心性の数学的な指標については「複雑ネットワーク」が詳しい。
    http://booklog.jp/item/1/4764903636
    Rのライブラリigraphを使ったその計算方法に関しては
    https://sites.google.com/site/kztakemoto/r-seminar-on-igraph---supplementary-information
    http://deta.hateblo.jp/entry/2013/05/01/053426


    最初にARPANETをつないだマシンであるIMPと最初のグーグルのサーバーのハードウェアは写真集「Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美」に掲載されている。
    http://booklog.jp/item/1/4873113571

    千葉県南房総市千倉にある海底ケーブル陸揚げ場所
    http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091102_326066.html
    とKDDIの海底ケーブル敷設保守船「KDDIオーシャンリンク」
    http://www.k-kcs.co.jp/cableShipKOL.html
    東日本大震災による断絶の復旧作業の様子など
    http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130722_608569.html
    「Googleを支える技術」
    http://booklog.jp/item/1/4774134325

  • 知ってる名前(場所、人(≠ 知り合い))がたくさん出てきて楽しかった。そう、インターネットにワクワクしてた頃を思い出せて楽しかった。最近は少し疲れてきてた気がするけど、あの楽しさを今度は後進に伝えないと、という思いを新たにした。

  • インターネットの物理的な場所を辿ったルポ。

    IXから、光ケーブル、データセンターまで、自分は仕事上ある程度は意識しているが、たぶん多くの人はインターネットを使っていてもほとんど意識をしないインターネットのその「場所」とさらには歴史的な意味での「時間」をその足で世界中訪ねている。

    面白かったかと言われると何とも言えない。分かるが、何を読ませようとしているのかが伝わってこないんだ。せっかくいい題材に目を付けたっぽいんだけれど。

    ----
    ロンドンのテレハウスが「ヒースロー空港のインターネットビル版」とまで言われているとこの本で紹介されているのは驚いた。KDDIが1990年に開設した、と書かれているが、もちろんその当時はKDDだった。

    「あるエンジニアが、テレハウス・ノースを〝ヒースロー空港のインターネットビル版〟といったが、その意味がわかった。ただし、ここはとんでもなく重要だった。世界でもっとも接続されているビルという現状が、床材の剥がれを埋めあわせていた。この点についていえば、ここはそういうところだった――改善することはほぼ不可能だった。ロンドンは通りが狭すぎると文句をつけるようなものだった。」

    テレハウスで銅の採鉱をすればひと財産築けるというのが定番のジョークになっているとのこと。本当かな。

    日本も大手町がハブになっていて、それは歴史的な経緯があり不可逆的だ。ニューヨークの話もとても似ている。

  • 面白いテーマなのに作りが悪くて、本としては面白くない。
    文章力があまり無いのに推敲されない紀行文がだらだら流れるし、どう考えても写真、図版をバンバン入れるべき本なのにほとんど無い。
    Googleのきな臭さは興味深かったが、それにしても、もっと編集して再構成して欲しい。
    同様の企画を日本で行い、門前払いの嵐になるところを余すとこなくきちんと伝えて欲しい。

  • グーグルすれば検索結果が画面に表示されるし、アマゾンで買い物したら宅配便で届けられる。その間には何も内容に感じられるほど便利になってしまったが、ネットワークでつながっている以上、あちらとこちらとの間にはケーブルがあるし、大きな分岐点にはとても大きな交差点がある。
    実際に各地にあるネットワークの交差点における、各国を結ぶ海底ケーブルや各プロバイダとの相互接続を行うルータやケーブルを写真で見ると、当たり前ですが本当にケーブルがつながっているという実感が湧いてくる。蛇口をひねれば水が出てくるように、当たり前になってしまったインターネットだが、一度実際を知っておくにはちょうど良い本である。

  • インターネットはモノとしてはどういうものかをレポートしてくれていた。考えたことのない視点でした。

  • インターネットの物理的な面の話。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784152093530

  • インターネットが実体のあるものだというのは、考えてみれば当たり前なんだけど、それを意識することはあまりない。
    面白そうなテーマで、期待して読み始めたが、地名も用語もよくわからないものが多く、何とか頑張って読み終えたという感じ。

  •  インターネットにお世話になっている人は数知れず。モクモク羊もその一人だが、インターネットとは何かなんて哲学的なことを考えたことがなかった。

     著者がインターネットの冒険に旅立つきっかけを与えたのは、リスだった。家のケーブルをあの歯でかじったのが原因で、インターネットが使えなくなったとある。そこから著者は「大人の社会科見学インターネット編」(訳者の表現)を、やってみる気になった。人生何が影響を与えるか分からないものだ。まさかという名の坂はあるが、まさかリスが啓示を与えるとは著者も思わなかったに違いない。

     著書を読んでいくと、インターネットの世界は、バーチャルな空間に限定されない果てしない世界が広がっている。接続ひとつとってもいろいろなドラマがある。

     著者に書くきっかけを与えてくれたリスに感謝したい気分だ。何しろこうやって著書を読むことができるのだから。

  • インターネットを機能させている通信線や光ファイバー、ルーター、大小のネットワーク接続ポイント、海底ケーブル、データセンターといったインターネットの物理インフラを見たいと思い立ち、世界中を旅した著者のルポ。
    ある事件を機に、著者は、自宅のパソコンやモバイル機器がインターネットに「つながっている」ことを実感し、実際に、どこでどうつながっているのか、そもそも、インターネットの実態は何かを調べ始める。社会の重要なインフラとなったインターネットは、セキュリティの関係から秘密ばかりかと思いきや、案外オープンで、著者は、高性能の通信機器や光ファイバーだらけの施設を見て歩き、それを本書で報告しつつ、その歴史についても触れている。
    書かれている内容は、おおよそ予想どおりで、それほど驚きはないが、グーグルのデータセンターが閉鎖的・排他的であるのに対し、フェイスブックのそれがオープンという対比は、面白かった。
    ただ、文章が少し生硬く、読みにくさを感じることが結構あったのが残念。翻訳の問題なのかもしれないが、もしかすると、原文が少々難解で、それを忠実に翻訳したのかもしれない。
    アメリカとヨーロッパの話が中心だが、地理的によく分からず、地図で調べることもあった。そんな中、所々だが日本のことが出てきて、具体的なイメージが沸いて、ほっとしたりもした。
    本書を読まなくてもインターネットを使うのに支障はないが、読んでみると、インターネットのバックボーンを実感できて面白い。

  • インターネットの物理的な側面、海底ケーブルやIXを扱っている
    世界各地のIXやデータセンター訪問のエッセイが主で、技術的な側面をもう少し掘り下げてもらえれば良かった
    もっと詳しい本やもっと面白い本は多くあるので特にオススメはしないが、暇な時に図書館で読むくらいはいいんでないの

  • TCP/IPが採用されてインターネットが登場すると目覚ましい成長が始まった。
    インターネットの歴史はインターネットの比喩の歴史であり、誰もがこのジレンマを手探りしている。
    伝統的にぴあリングは一時キャリアと呼ばれている排他的なクラブからなる大手インターネットバックボーンンによって支配されてきた。

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