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Amazon.co.jp ・本 (744ページ) / ISBN・EAN: 9784152093639
作品紹介・あらすじ
人類を一番苦しめたのは宗教? 独裁者? それとも資本主義? 二〇世紀は、本当に史上もっとも暴力的な時代だったのか? 伝説のウェブサイトの主催者が、データを駆使して真実に迫る歴史解説
感想・レビュー・書評
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人類が経験した戦争、粛清、虐殺のおぞましい歴史が700ページ超で記録・分析された力作。ここまで殺戮だらけの人類史を読むと、「戦争は悪で平和が善」とは割り切れない、人間本来が持つ残虐さか何かを感じざるを得ない。
人の命は本来尊いはずなのに、何十万人という犠牲者の数字の前では霞んでしまう。また、原爆や包囲戦といった劇的なシーンを私達は特に注視するが、それより目立たない場面で遥かに多くの人が死んでいた事実を突きつけられる。
未来でも殺戮は繰り返されるのか?
人類は進歩してきたのではないのか?
妄想は尽きない…
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読むのに約一月かかってしまったが、紀元前から時系列順に世界史での衝突、殺戮、戦争や圧政を簡潔に追っており、解りやすい。
ただ、名称が一部統一されていなかったり、同じ名前の人物が複数いた場合にフルネームで書かれていない為、そういうつまらないところでいちいち引っかかるのが難点と言えば難点。訳の問題か。
インデックスとして利用し易い資料。 -
石田衣良のラジオのおすすめで手に取りました。
少しずつ読み進めて行く。
今の所、ヒトラー、スターリン、毛沢東を読了 -
文章よりもデータが書かれている感じ
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著者はアメリカの裁判所図書館に勤務する図書館員なのだが、
インターネット上で集められる限りの文献を読み漁り、いくつもの
数字から独自の方法で統計を出した犠牲者数を元にリストアップ
した100の大罪を解説したのが本書である。
単行本で700ページ超は手にずっしり。両手で持っても重いし、
ページ数の割には製本がもろいので油断すると背が割れる。
ええ、割りましたとも。既に表紙が取れそうですよ。スカイツリー
のてっぺんから飛び降りる気で買ったんですよ。結構お高い
本なんですよ。もうちょっとしっかり製本してくれませんか、
早川書房さん。
さて、内容。といっても、紀元5世紀の第二次ペルシア戦争から
1998年~2002年の第二次コンゴ戦争までの、30万人以上の
犠牲を出した戦争・内紛・粛清等の出来事のランキングである。
私は通読してしまったのだが、本書は事典のように活用するのが
いいのかもしれない。だって、表示されている死者数が多すぎて、
実感が伴わないのだも。
「一人の死は悲劇だが、集団の死は統計上の数字に過ぎない」と
の言葉を残したのはアイヒマンだったか。人の死も単位で考えて
しまうと、悲劇や悲惨さが薄れてしまうようだ。
しかし、人命というのは軽いものなんだというのは実感出来た。
奴隷10人が馬1頭と同じ価値ってなぁ。考えてしまうわ。
人間はいつの時代も愚かなのだと思う。宗教が違う、民族が違う、
話す言語が違う。そんなことで相手の命を奪ってしまうのだから。
本書は人類の負の遺産の集大成だ。知らない事柄もあり、各項目
の最初に原因や最大の責任者、誰と誰が対立したのかも記されて
いる。
尚、負の遺産トップ・テンは以下の通り。
第10位 大西洋の奴隷貿易 1600万人
第9位 ティムール 1700万人
第8位 中東の奴隷貿易 1850万人
第6位 ヨシフ・スターリン2000万人
太平天国の乱 2000万人
第5位 明王朝の滅亡 2500万人
第4位 英領インドの飢饉 2700万人
第2位 毛沢東 4000万人
チンギス・ハン 4000万人
第1位 第二次世界大戦 6600万人
アイヒマンではないけれど、こうやって並べるとやっぱり統計上の
数字なんだよね。学校では教えてくれない世界史として、興味深い
本でした。 -
全735ページ。半年かけてダラダラと読んだもの。
世界史上の大量殺戮を推定殺戮人数で100位までランキング。
オカルトものではなく、個々の殺戮について歴史的な背景も交えながら丁寧に解説。
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