落日のコンドル (ハヤカワ・ミステリワールド)

  • 早川書房 (2013年4月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784152093707

作品紹介・あらすじ

プロの暗殺者〈影ジェント〉瀬見塚が潜入した豪華客船で仲間が不審死を遂げた。敵味方への疑惑が交錯し、鋼鉄の孤島で血風トリック吹き荒ぶバトルロワイヤルに突入する。本格ミステリ刃法帖見参!

感想・レビュー・書評

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  • バカミス

  • 『夕陽はかえる』続編。
    プロの暗殺者[影ジェント]とコンドル三兄弟が豪華客船で死闘を繰り広げる。
    アクション?と見せかけてのミステリー。
    霞さんらしい一冊。

  • 〈影ジェント〉チームVSコンドル三兄弟。異能で異形の殺し屋たちが、お互い牽制し合いながらに本格ミステリの王道、豪華客船で推理合戦を繰り広げる。相も変わらずミステリらしからぬ展開ですが、中身はかっちり堅実派。ガチガチのロジックによる消去法推理と、大胆すぎる仕掛けの組み合わせは意外なほどに正道です。驚天動地ともいえるトリックと殺人事件のハウダニットが不可分である点もさることながら、独自の設定を敷くことによって登場人物が核心に言及してくるのを華麗に回避する抜かりの無さにも感嘆しました。

  • 「夕陽はかえる」の続編。またしてもさまざまな職業を持つ殺し屋「影ジェント」たちが、なんともスリリングな戦いを繰り広げます。
    今回の舞台は豪華客船。その中で一人また一人殺されていく影ジェント。そして主人公たちが対決する「コンドル三兄弟」が繰り広げる、とんでもない空中殺法! なんなんだこの人間離れした技は! 果たしてこの技を破れるのか!?
    ……いやー、さっすが霞さん。またしてもやってくれますとんでもないバカトリック! そこか、そこだったのかー! 見事にしてやられた感です。途中で繰り広げられた推理合戦も面白かったし。トリック大盤振る舞いで満足です。

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著者プロフィール

1959年岡山県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。映画会社に勤めながら、94年に『おなじ墓のムジナ』で第14回横溝正史ミステリー大賞に佳作入選し、作家デビュー。主な著作に『パズラクション』(原書房)『死写室 映画探偵・紅門福助の事件簿』(講談社)など。

「2023年 『エフェクトラ 紅門福助最厄の事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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