- 早川書房 (2013年8月23日発売)
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感想 : 39件
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Amazon.co.jp ・本 (100ページ) / ISBN・EAN: 9784152093943
作品紹介・あらすじ
年収300万円だからこそ「いい死に方ができる」「快楽を味わえる」「豊かに生活できる」「安定できる」のだ! 一見信じがたいことだが、宗教論を通して、ストーリー仕立てで解説していく一冊
感想・レビュー・書評
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年収300万で十分だよ、と宗教学者島田先生が説く小説仕立ての本。うーむむ、子供の教育費を考えると300万じゃとても足りないと思うのだが・・・
ま、森永さんとか色んな人が「年収300万」とか200万っと吹いていた頃の本なのでその辺は少し甘めにみましょう。 -
「プア充」は橘玲の生み出した言葉だと思っていたが、島田先生だったとは。
仕事は年収300万円代ぐらいで十分だというのは、人それぞれの価値観だからよいとして、安定した仕事につければ生涯安泰だというところはやや疑問。
でも、未来のことを心配してもしょうがないよというのが本書のメッセージ。激動の時代だろうがなんだろうが、過去数千年も人類は生きてきた。分からない未来を心配していても、ただ今のストレスを無駄に増やしているだけだと。この辺り、仏教書のようでさすが宗教学者の生き方本。 -
著者の新宗教にまつわる本が昔すきだったので開いてみたけどつまらなすぎてすぐ読むのやめちゃった…
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貧乏なんて怖くない。やりたいように生きるだけ。
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2017年1月15日(日)にまちライブラリー@中津ぱぶり家で借りて読み始め、16日(月)に読み終える。さらっと読める。五木寛之『下山の思想』、井上ひさし『ボローニャ紀行』なんかとあわせて読みたい。
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なんか色んな事が気になって集中できない本だったというか、まあ集中する必要があるほど密度のある本でもありませんでしたけど例えば
「持ち家なら十何年ごとのリフォームが必要」とかはいったいどんな家に住んでんだ?って感じだし(簡単な修繕を含んだ表現なのか?)、子供にお金がかからないって話のところで地域みんなで子育てをするようになれば保育所に預けて余計な出費をしなくて済むといってるところがあるけれど、病院にかかるお金とか考えてなさそうだな、とか治安とか色々考えると地域に子育てを頼るのは不安な人もいるだろうなとか思ったり。
あとメイド イン ジャパンの品質は成長を休んだらクオリティは下がっていくのではないかな…とか、極め付けは、そうこれが一番気になったんですけど「江戸時代は幕府が倹約を推奨していて」って書いてあるけど田沼意次ーーーー!!って気持ちに…。…でも今調べた範囲だと三大改革は全部倹約令でてたんですね…正しい…のか…?
あと人付き合いの苦手な人間からするとあまり救いのある話ではなかったなと思った。
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読了
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リア充じゃなくてプア充。
高収入じゃなくても幸せに生きていけますよ、という提案。
小説風になっているので読みやすかったです。
なるほどと思う面は多々ありますが、「仕事にやりがいをもとめない」「仕事はあくまで生活の為と割り切る」というのはちょっと同意しかねました。 -
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年収300万円で生きていけるのかどうかはかなり疑問。ただ、お金を持ったら、無駄に使わないよう自分を律する気持ちを持つというのが大事かなと思った。
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年収300万くらいが一番幸せって話。
足るを知る、ことの大事さを書いてる。
ある青年が倒産した会社から離れて自分を見つめなおす感じでの書き方。
300万稼ぐのってかなり難しくなってる気もするが。
あと宝くじ批判があったけど、復興宝くじは買って良かったなぁと思ってる。アレは寄付だと思ってたし。 -
「夢をかなえるゾウ」のリアル版のような印象。
お金を持つことが夢ではなくて、今あるお金と自分の仕事以外の時間をより大切にすること。それがイコール自分を大切にすることイコール満足感や達成感、幸せ〜♪の図式なんだなあと感じます。 -
高校生の子供が読んでるのをみて、さらりと読み始めました。エッセイと感じ違いしましたが、フィクションでした。
結論をいうと、進学校に通い、これから大学受験をする自分の子供が読むのはどうかと思いました。
小さな幸せをこの様に感じるなら、今、勉強を頑張るという説明が親でありながらできなくなります。
というのも、私自身が主人公のようにお金じゃないものの大切さを日々感じながら、金銭的にはどうかわかりませんが、心豊かに暮らせてるからです。
以前は、自分の時間を会社に使ってもらい、年収という形で反映してもらいました。それが全てだったし、なんの疑問ももちませんでした。
今の様な考え方になったのは、海外での生活がきっかけです。
自分の子供には、いきなり”プア充”にたどりついてほしくないし、色々経験をしてほしいと願います。物事は色々な見方があるのですから。
筆者については、サリン事件の事でも記憶があり、個人的にこの方の本の読者になるとは思いませんでした。 -
お金を稼がないことによって逆に人は豊かに暮らすことができる。小説タッチのため若干うまく行き過ぎているきらいがあるが、現代にサラリーマンに響くメッセージがある。
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とても共感できる点が多かった。
話題だし読みやすいので3時間あれば読める。
時間があるなら一度は読んでみるのをすすめる。 -
よくあるエッセイものかと思いきや、ベンチャーIT企業に勤務する青年が主人公のストーリー仕立てになっていて、とても読みやすかった。「毎日がハレではつまらない」とか「いい人間関係を築きたいなら迷惑をかける」とか、すごく当たり前のことが書かれていて、これが当たり前でない今の世の中の方がおかしい気がした。内容的にはおおむね同意ですが、「仕事にやりがいを求める必要はない」という主張は、ちょっと淋しい気がした。(物語の部分では仕事についても、もっと肯定的に描かれていますが…)。
著者プロフィール
島田裕巳の作品
