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本 ・本 (608ページ) / ISBN・EAN: 9784152094001
作品紹介・あらすじ
〈ブッカー賞/コスタ賞受賞〉十六世紀英国。国王ヘンリー八世が世継ぎを望む中、王妃の不貞の噂が宮廷をかけめぐる。『ウルフ・ホール』に続き辣腕政治家トマス・クロムウェルの人生を描く傑作
感想・レビュー・書評
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スリルってこのことだと思った。全サラリーマンは読むべき。心技体が揃った鉄人のスマートなのに武闘派の生き方…カッコ良すぎる。読みながらずっとその後起きる史実があることもまた楽しませてくれます。
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「ウルフ・ホール」の続きだが、今作は王妃となったアン・ブーリンが男子を産めないままヘンリー8世から捨てられ、反逆罪で処刑されるまでの短い期間を、おなじみトマス・クロムウェルの目を通してじっくり描かれる。トマスの緻密な頭脳がさらに冴えて、王の意向を通すためにアンを排除するストーリーを作り上げ、有罪か無罪かを気にすることはない。アンが処刑される場面はド迫力で震えが走る。だが前作でもそうだが陰湿な雰囲気でないのは、人間的で親族や弱者に限りなく優しい彼の人柄もきちんと描かれているからだ。三作目のトマスは死ぬのだろう。どう描かれるのか今から楽しみだ。
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あるいはそうだったのかも
6世紀のイングランド王ヘンリー8世。妻である王妃も幾人も替わったけど、側近も替わった。
ヘンリー8世に重用されたトマス・クロムウェル。宗教改革を進め既得権益を持つ教会を潰して財産を取り上げ、とされている。
この小説での「彼」は、前作『ウルフ・ホール』と同様、辞書から受ける印象とは少し異なる。
先に失脚したウルジー枢機卿を敬愛し、目の前の状況を切り抜け冷静沈着に生き抜いてきたら、今があったという感じ。
ただ、誠実に一生懸命やっての今、というところと、狡猾に立ち回っての今、というところをゆらゆらと行き来しているようにも思える。
吉となるか、凶となるかは、計算しつくされたようで、計算し尽すことのできない結果によるものか。
それは、やはり、キーパーソンがヘンリー8世だから。神になった王、神のみぞ知る、ということか。
著者の描いた答え、自作を楽しみに待つ。 -
正直に書く。
読了できていない。
言い訳を書くと訳が体質的に合わないのだ。
超訳を求めるつもりはないが、話の全く面白くない棒読みの劇を12時間以上見続けるような罰ゲームな感じ。 -
第一部を読んでないが、二部だけでも面白い。
非常にストレスフルな社会なのが伝わってくる。