竜との舞踏 (2) (氷と炎の歌 5)

  • 早川書房
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (531ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094131

作品紹介・あらすじ

〈氷と炎の歌⑤〉黒の城では総帥ジョン・スノウが、迫りくる〈異形〉への対抗策を模索し、さらにその北方では、ジョンの弟ブランが〈三つ目の鴉〉のもとへと……ローカス賞に輝く歴史巨篇第二巻

感想・レビュー・書評

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  • 「氷と炎の歌」第5部3巻本の2冊目。
    迫力の歴史ファンタジー巨編です。

    この巻では、王都や王族はほとんど出てきません。
    太后サーセイの弟ティリオン・ラニスターは謎の騎士に捕らえられ、身元を隠して移動中。
    小人と侮られ、思わぬ敵に狙われ、船酔いに悩まされつつも、流転の道を陽気にたくましく生き延びています。

    前の王家ターガリエンの遺児デナーリスはミーリーンの女王となっていますが、勢力はこう着状態。
    地元の有力貴族と結婚せざるを得なくなります。
    デナーリスは心がけの良いけなげな美女なのだが、周りにまともな味方がいない。男を見る目もない?
    これで、どうするのか‥

    ついに訪れた長い冬。
    北の盟主スターク家は滅亡したとみなされていますが、実はほとんど生きています。
    まったく別な道をたどっている彼らが、いつかどこかで出会うのか?
    体が不自由な跡取りの少年ブランは大男ホーダーと共に移動し、森の奥深く、滅びつつある民と出会います。

    北の<壁>の黒い城(カースル・ブラック)で異形人の襲来を防ごうとしている総帥のジョン・スノウは、スターク家の庶子。
    異母妹アリアがとんでもない男ラムジー・ボルトン公と政略結婚させられると聞きますが、家族を捨てた誓いに縛られ、身動きは取れない。
    インターフェル城へ進軍したスタニス(ロバート王の弟)は雪に阻まれてしまう。
    女祭司メリサンドルは、ジョンの妹が助けを求めているという幻視を見るのだが。

    そのアリアというのは‥
    別な土地にいるアリアがどうなるか、気になる~! あまり好きじゃないけど、この書き方じゃサンサも気になるじゃないの!

    波乱の物語!
    とはいえ、進み方が遅い‥
    登場人物が長編一作でなく数作分ぐらい多くて世界中に散らばってるので、仕方がないところもありますが‥
    でも、プロ作家としては、この1冊の中でどこか一部でも、もっと大きく動かすべきなのでは。伏線らしい動きはあるので~3冊目に期待!
    シリーズ全体に読む価値はあるので、読み続けます!けどね☆

  • 次でとりあえず終わりですか…。
    ジョンも苦労しているし、あれはアリアじゃないよなー、と分かっているだけに哀れな…。アリアがあんなとこでそんなことやってるとは思うまい。
    スターク家の子供たちはロブ以外みんなパワフルに生きてますな。願わくば、もう脱落者でませんように。そういえば、リコンも今後マンダリーあたりに巻き込まれちゃうのだろうか…。

  • 第1部から言われ続けていた「冬来る」が、ついに現実のものとなった第5部2巻です。
     物語は北のウィンターフェルを巡る各々の思惑が交差する中、冬の到来により、極寒と飢餓に苦しめられつつある様子が描かれています。

     今回は、リバーランド付近の物語が少なかったので、南部の状態は分からないのですが、戦争で収穫前の畑を焼け野原に変えて来たツケは、今後の展開で回ってきそうな予感がします。

     一方、海の向こうの土地では、デナーリスのミーリンに向けて、登場人物が集合しつつあります。
     政略結婚と恋愛の間でうだうだしているデナーリス・パートですが、うだうだの合間に裏切りがあったり、ある人物と顔を合わせたり、バリスタンの重要なセリフがさりげなく入っていたり、所々にはアクセントがあります。
     ティリオンの旅も、まさか?の道連れが出来、今後の展開が気になります。

     重苦しい展開の中で、アリアパートは清涼剤的存在です。
     どんな境遇にあっても、決してめげず、折れず、諦めず、自分の糧として成長するアリアの姿は、読んでいてホッとさせられます。

     登場人物のほぼ全員が「え?ここからどうするんだ?」という状況なので、続きが気になります。

  • 話に乗れるまで時間がかかるけど
    いったんエンジンかかったら最後まで一気に読めた。
    でもやっぱり登場人物多すぎ。
    家系図も載せてほしい。

  • 寒さと飢え。疫病と戦乱。裏切りと血の贖い。
    それぞれの思惑が絡み合い、もつれ合って状況は悪化していきます。
    打開策は少なく、悪くはあるけど最悪ではない選択をすることしかできない。
    全てを救済することは叶わないのです。
    各章の視点人物は皆、もがき、苦悩し、鬱々とした展開が続く。
    唯一少し救いがあるのはアリアの章。
    まったく逞しいお子様です。3
    巻ではこれまでの鬱憤を晴らすようなカタルシスはあるのか…。
    続きます。

  • スタニス王は壁から離れ雪ふりしきるなかウインターフェル城へ。途中でシオンのねえちゃんを拿捕。

    ウインターフェルでは皮剥ぎラムジーが偽物のアリアと結婚。かわいそうなシオンも同行中。

    アリアは顔のない教団で誰でもないを修行中。

    ドーンの王子が最初にデナーリスのところに到達するも,デナーリスは当地を治めるため現地の王と結婚してしまう。

    ターガリエンの王子のところから熊騎士にさらわれた小鬼は,海難で遭難し奴隷として売られ,デナーリスのおわす街を包囲する敵の所有になる。

    このあたりはめまぐるしくて面白い。

  • あっちでも、こっちでも物語がどんどん動き出して、続きが気になります。

  • 誰がどこにいて何をしてるのかが大体把握できてきた…かも
    相変わらず脇役は覚えられません

    デナーリスの存在感がますますUP

  • いろんなとこで、物事が動きだして、それぞれが遠くに近くにつながっている、まさに歴史絵巻な様相。それにしてもティリオンはどうなっちゃうの?

  • ドラマ版で描かれていない部分もある。小説ならではの仕掛けとか!

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