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本 ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784152094278

作品紹介・あらすじ

ここ一〇年で飛躍的進歩を遂げた学説によれば、やはり犬には天才的な認知能力があるらしい。飼い犬の能力を測定できる大人気サイトの主催者にして動物学者が贈る、NYタイムズ・ベストセラー。

感想・レビュー・書評

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  • 犬と暮らしたことのある人ならみなそうだと思うが、ぼくらは犬を四本脚の人間みたいに考えている。犬なりにいろいろ考えているし、それなりに空気を読む。ただそれがいろいろ足りないだけだ。ひっかくとドアが開く、ものを食べている人間のそばでしおらしくするとなんかもらえることが多い、といった物事の因果関係を犬なりに理解しているし、呼ばれていることはわかっているくせに、そばにいくとモフられたり耳を折りたたまれたりするだけで面倒くさい、と思うとしっぽを振って返事だけしたりする。そのくせ人間がしびれをきらして立ち上がると、あ、これ以上逆らうとまずい、と思うらしく、慌てて寄ってきたりする。
    ぼくは犬というものはそういうものだと思っていたが、あれは動物として見ると相当変らしい。身近すぎてあまり研究対象にならないらしいが、犬の推論能力とか空気を読む力などを研究したらけっこう面白いのではないかと思った。犬がずっと身近にいた者としては、驚きはあまりなかったが。

  • 8月新着

    あなたの犬は天才? どんなヨイショ? そうではなく「すべての犬は天才」であり、だから「あなたの犬は天才」なのだ。犬の認知能力(ドッグニション、とよばれる)についての研究が進んでいる。そしてそれは、人間に対しても新たな知見をもたらしてくれるのだ。
    ギンギツネ、ニューギニア・シンギングドッグ、ディンゴなど幅広い対象の研究もあわせ、充分に科学的なーしかし犬愛に溢れた成果を提唱している。そう、あなたの犬は天才なのだ。

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著者プロフィール

デューク大学進化人類学教授、同大学の認知神経科学センター教授。
同大学にデューク・イヌ認知センターを創設。イヌ、オオカミ、ボノボ、チンパンジー、ヒトを含めた数十種に及ぶ動物の研究で世界各地を訪れ、その研究は米国内外で注目されている。『サイエンス』誌や『ネイチャー』誌などに100本を超える科学論文を発表。

「2022年 『ヒトは〈家畜化〉して進化した』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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