- 早川書房 (2014年2月20日発売)
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感想 : 89件
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784152094445
みんなの感想まとめ
物語は、近未来の2020年を舞台にしたSFサスペンスで、専門的な情報が豊富に盛り込まれています。前半は視点人物が頻繁に変わり、キャラクターや設定に馴染むのが難しいと感じるかもしれませんが、物語が進むに...
感想・レビュー・書評
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専門的な情報がおおく、視点人物がころころ変わる、細切れな前半。
最初は、キャラクターと設定がつかみづらく、入りこみにくい。
集まるべき人物が集まり、つながるべき人物がつながって、全体像が見えたところから、おもしろくなっていく。
宇宙に打ち上げられたものの意味と、地上で進行する計画。
アメリカの対応は?
和海たちは、立ち向かえるのか?
後半は一気に加速し、最後までノンストップで走り抜けるような作品で、読み応えがある。
最後はハリウッド映画のワンシーンのよう。
タイムリーなことに、作中時間は2020年。
刊行(2014年)当時には、ちょっと先の未来だったはずの世界は、まさに今リアルタイム。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み始めたら、最初とっつきにくいかなと感じた。しかし、読み進んでいくと、どんどん面白くなってくる。読むスピードも上がってきます。ラストもめでたしめでたし。
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電子書籍用に書かれた小説を上製本の紙媒体にした作品。舞台は2020年の世界中。所謂近未来のSFサスペンスだ。作家の藤井太洋さんは、電子書籍の世界では有名らしく、ベストセラー作家だという。紙に固執する私は最近まで知らない作家だった。本は紙に限る!と信じて疑わない私にはショックだった。でも、結局売れ始めると紙になるのだから、まだまだ紙の需要は多いのではないかと思う。紙の質感、ページの厚さの重量感。インクの匂い。ページをめくる指の感覚。これは何物にも代えがたい。あ、内容に触れてませんでしたね。とにかくページを繰る手が止まらないのは間違いない。SFに不可欠なのはわくわく感。これが作品には充満してました。
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悲しいかな宇宙空間のセンスとインターネットの知識に欠けるので,本来の面白さが十分に理解できていないのかもしれないけれど,それでも手に汗握るドキドキハラハラの連続.関口さんは出来過ぎの感があり,ちょっとずるいような気もしたが素敵なのでまあいいか.
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地球軌道上に数千万個浮遊している、
サペースデブリの中に紛れ込ませた、
数万個のスマホ大の宇宙機を使って、
現在、地球軌道上で運用されている、
GPS、通信、気象、偵察各衛星の、
全ての破壊を目論む北朝鮮において、
そのシステムを構築し、シアトルで、
そのテロを、実行しようとしている、
元JAXAの科学者の白石に対して、
偶然にも、その宇宙機を発見した、
日本の、天文Webサイトの和海と、
同じく、天才プログラマーの明利が、
成り行き的にシアトルに設置された、
CIAのテロ対策チームの中核として、
システムの基礎理論を考案したテヘランの科学者、
インド洋上で超高性能観測システムを持つ投資家、
地球軌道上で初の民間宇宙旅行を敢行した実業家、
の、4元を中継して、テロを食い止めよぅとする、
近未来クライム小説です…。
時代設定は、今から5年後の2020年…。
IT技術や宇宙技術が、実現可能な範囲で、
最大限に発達した、ごく近未来が舞台です。
問題提起の外堀(第1部)を埋め、
問題分析の内堀(第2部)を埋め、
テロリストと対決する本丸(第3部)へと、
すべての事象がとても丁寧に描かれており、
その分、文章量は結構なボリュームですが、
途中でダレることも、挫折することもなく、
最後まで、お話を楽しむことができました。
体系も、SFのジャンルでありながらも、
リアリティのあるクライム小説となっており、
今、そこにある危機を感じることができました…。
宇宙(開発)は、我々には、縁遠ぃ存在ですが…、
すでに、普段の生活の中で、
地球軌道上の各衛星があらゆる情報を介しており、
一度、衛星がダウンすれば、
忽ち、生活は成り立たなくなる状況にあります…。
その「一度」は、地球軌道上に数千万個浮遊する、
サペースデブリ(宇宙ゴミ)と、衝突しただけで、
容易に発生し得るものであり…、
特段、核兵器やBC兵器などを使用しなくても、
容易に、世界を大パニックに陥れることができる、
そんな危うぃ状況の中にある、何でもない日常は、
とても、不気味に感じました…。
最後は、宇宙開発系のお話らしぃ?、
壮大な幕開けで締めくくられてもおり、
ベストSF第1位の面目躍如でしたね…!
とても面白かったです!! -
構成がかなりしっかりしている上に、IT技術の裏付けもあってかなり興味深く読み進めた。エンターテイメント性も感じられ、映像化も期待したいほどの出来栄え。久しぶりにいい作品に出逢えた。
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あまり無理を感じないのがありがたい。途上国の宇宙開発のところが30年代の日本みたいで目が熱くなる。
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興味を持って手に取ったが、分厚さに負けてしまい脱落。。
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ノックアウトされた。最新のコンピューティングと宇宙と政治。見事なストーリー
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SF小説であるにもかかわらず、本題以外の「日本経済界の衰退」を感じてしまった。
かつて「政治三流でも経済は一流」と言われた技術大国ニッポン。
「まったくゆがみのないネジや球体」「最先端の精密機器や液晶技術」
技術が優れていた理由は、独特の探求心(凝り性)がもたらしたもので、生み出す技術自体が褒め称えられていた。
経済は、その技術に支えられて世界で一流となったはずなのに、拡大を夢見て「効率化」を推進した。技術はいつまでも「ある」と妄信して……。
やがて、「効率化」のために海外に生産拠点を移転しはじめ、次に税対策のために本社を海外へ移転する……いったい誰が何のために「効率化」しているのかわからなくなる。
そして、ネジ1個、ボールベアリング1個などに優れた技術を持っていた中小の町工場もコスト削減に進み品質も低下する。または転業や廃業していく。
幾度かの経済危機を経て、現在は経済も一流から脱落し、理系頭脳は海外へ流出してしまった。
政治は無策の果てに「美しい国ニッポン」といって「観光立国」を推進した結果、流出した頭脳などで一流となったアジアの国々から日本へ観光しに来るが、それもコロナウイルスで激減してしまう……。
生みだす人を貴ばない国は亡びる。
物語は、少し「日本人できすぎ君」で都合よく進みすぎだが、ハリウッド映画など「自国民できすぎ君」はよくあるから、あまり気にしないで楽しむこと。 -
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壮大な物語。最後を除いて金持ち親子の章は無意味な印象もあるが人それぞれだな。
テンポが良くハリウッド映画になったら見応えがあるだろう。 -
地球の軌道上に浮かぶ、無数のスペース・デブリ。不審な動きをするそれらは、かつて宇宙開発の夢を絶たれたテロリストが操る兵器だという噂が流れた。日本の、宇宙マニアの流星観測サイトを営む、フリーランサーのWeb屋が観測したその事実は、やがては世界全土の国家を巻き込んだ前代未聞のスペーステロへと発展する……。まず、出てくる登場人物がどれも頭脳明晰で、国家や人種を超えて協力する様が面白い。CIAやキャリア官僚、某国のスパイなどが絡み合う展開は、圧倒的なリアリティと臨場感溢れる筆致で支えられているため、読んでて手に汗握るものとなっている。Web周りに明るくなくても理解できるほどに、作中のインターネット技術や登場するガジェットの説明や描写は分かりやすい。超人クラスの能力を持つ人間が、あくまでフリーランサーの新興Web屋というのが面白く、それらのキャラクターがCIAや軍隊、果てやキャリア官僚などというトップクラスの人材に負けないレベルで力を発揮する様は読んでいて非常に痛快だった。話のスケール、キャラクターの魅力ともに一級品の傑作。
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久しぶりの宇宙ものSF。民間の観測結果から、壮大な陰謀が暴かれ、NORAD、CIAなど様々な組織が絡み、動き出す。
序盤は説明展開で、少しゆっくりした展開だが、途中からテンポよく進み、最後まで飽きさせずに読み終わった。
途中、人物評でやたら、こんな人材が埋もれてたとは、とかやたらすごい能力がある人と出てくるのが、ちょっと野暮ったかった。人物を語る視点が変わるからかもしれない。 -
最高
SFとしても、エンタメ小説としても素晴らしい -
視点がテンポよく変わり、話の展開も早いので読んでいて飽きずにとても読みやすい。イーロンマスクに似た登場人物が出てくるが、フィクションではなく、現実で似たようなことを実現しようとしているイーロンマスクはとんでもない人物と感じる。
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図書館で借りて来てみたらまさかの再読。でも意外と覚えてなくて楽しめた。
イランと北朝鮮とアメリカと日本、そして宇宙を舞台にしたSF。これらの舞台からお分かりの通り、スパイや軍やCIA的なところが入り乱れるスパイ小説でもある。
面白い本を書くSF作家というのはどうしてこうも博識なのだろうか。
藤井太洋という人は、確かkindle自費出版のはしりでやはり面白いSFを上梓して名を遂げた作家だったと思うが、なかなかどうして、その泉は涸れることを知らないようだ。
久々にSF読んだけど、伊藤計劃とか高野和明とか再読したくなった。 -
宇宙にIoTを持ち込むとっていう小説。イーロンマスクのスペースXは、宇宙にITを持ち込んだけど、イノベーションって、色んなところに生まれるんだなと感じました。
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プロでない自分の限界を冷静に見つめているシーンが好き
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情報量に圧倒されました。
設定をすべて理解できたかというと怪しいです。笑
人間が薄いような気もしますが、作者は、人間よりも、技術に重きを置いて描きたいのだと思いました。
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著者プロフィール
藤井太洋の作品
