グリニッチ・ヴィレッジにフォークが響いていた頃 デイヴ・ヴァン・ロンク回想録
- 早川書房 (2014年5月15日発売)


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本 ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784152094568
作品紹介・あらすじ
60年代に最盛期を迎えたNYフォーク・シーン。その中心的人物であり、若き日のボブ・ディランも憧れた伝説のミュージシャンの回想録。映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」原案。
感想・レビュー・書評
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コーエン兄弟の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』のモデルとなったシンガーの回想録。
映画に使われているエピソードはほんの一部分で、猫とか色恋沙汰は出てこない。
ジャズ・ミュージシャンからフォークシンガーになったデイヴさんは音楽に対してとても真摯で、その姿勢がとてもかっこ良かった。
当時のシーンの様子やボブ・ディランに対する評価など、音楽の歴史の一部を学べる作品でもありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1950年代後半からのニューヨークのビレッジでのフォークリバイバルと云われた状況がよく判ります、全く知らない話や60年代になりディランの登場などでフォークブームになって来る様子など、
時代の牽引者の一人の言葉で書かれた新鮮で衝撃的な良い本でした。
デイブ・ヴァン・ロンクの歌を聴きなが読む事をお勧めします。
この本を原案とした映画インサイド・ルーウィン・デイヴィスを先に見たので、楽しめる所もありますが、先に本を読むか映画を見るかどちらでも楽しめるどちらも良いものです。
デイブ・ヴァン・ロンクからディランへそしてアニマルズに繋がるヴァン・ロンク版のHouse of Rising SunのHouseは売春宿では無かったのではと云う回想は驚きでした。