職場の人間科学: ビッグデータで考える「理想の働き方」

  • 早川書房
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本棚登録 : 342
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094582

作品紹介・あらすじ

社員アンケートや面談はもう古い! 最先端技術によって、社員の対話や連携を深め、生産性や満足度を高めることができる。MITメディアラボの研究員が描く、経営の驚くべき未来。解説/石井裕

感想・レビュー・書評

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  • ビッグデータを活用したピープルアナリティクスを中心に語りながら、コミュニケーションの形態や重要性に言及していく。

    本書の中では個人の行動を記録するカード式端末から得られたビッグデータからコミュニケーション頻度やその密度を収集。分析を行う。

    コミュニケーションの凝集性と多様性関する記述やフェイストゥフェイスコミュニケーションについて、データを用いた考察によりその重要性等に触れられているのは興味深かった。

  • フェイストゥーフェイスの重要性。
    距離や短時間の接点といった組織内の会話の回数をセンサー技術でデータ分析した元祖系の話。
    結構この手の話の元ネタでもある。
    そしてリモート全盛期前。コロナ前。ZOOM前というのがポイント。
    この時代から新しい時代になってオフィス設計が改めて問われている。
    イノベーションの前にモチベーションの前にコミュニケーションな別の本を読んだことを思い出すと
    人通しからチームの生産性の観点を考えると組織図にない非公式なチーみ作りが大事だなと感じる。
    ランチコミュニケーションやウォーターサーバーコミュニケーションも大事。

    でも、現代はできるだけ接点がないことを求めて在宅を求めてその上で生産性を掲げる時代だなと次なる時代の課題を再認識した。

  • 読みにくい。
    生産性と人の動き、配置、距離を科学的に出してるのは面白かった。対面でのコミュニケーションはやはりいるようだ。

  • 心理に関する解説はなく、職場の人間関係について得られたデータの話ばかり。

  • ”BLOGOS記事“人は感情を持った生き物であると同時にソーシャルな生き物、つまり人と人のつながりの中で生きている存在だと思う”が気になって。

    <キーフレーズ>

    <きっかけ>
     Facebookで著者記事を教えてもらい、気になったので。”

  • ビジネス

  • コミュニケーションを測定してデータ化し、そこから働きやすい職場環境を考えるというデータ活用について紹介されていた。
    ウォーターサーバーや、コールセンターの休憩時間の話などは面白かった。
    訳の問題なのか、文体がちょっと読みにくかったかなー

  • 統計的な観点からの適切な組織運営を説明しており、特にFaceToFaceのコミュニケーションの重要性は何度も説かれています。
    ただウォーターサーバという社交場を作るというソリューションを提案していますが、文化的な違いもあり日本だとそれで見知らぬ人と会話が生まれるイメージが湧きませんでした。
    そのためシャッフルランチや部の合同飲み会など強制的に見知らぬ人と繋ぎ合わせる施策が打たれることも多いですが、積極的に交友関係を広げていく人と行かない人で大きく二極化している印象です。
    組織運営としては、それをどう解決していくかは課題になりそうです。
    本筋とはあまり関係ないですが組織の歴史や類人猿の組織形成などの部分は純粋に興味深く楽しめました。

  • 題名に反して「フェイストゥフェイスのコミュニケーションが大事だよ」という非常に古典的なアンサー。

    でも働き方改革が進めば、リモートワークを含む色々な働き方が模索されていくわけで。そんな中、フェイストゥフェイスと同等ないしそれ相応のパフォーマンスを出すにはどうしたらよいか?といった示唆を期待していたので、消化不良。

    全体的にロジカルなようでかなり主観的な論展開で、ちょっと辟易してしまいました。

  • センサーデータを使って職場のパフォーマンスや人間関係を解析していく、ピープルアナリティクスの分野の良書。
    アメリカの企業での実証事例が掲載されていて、データを企業の成長に活用していこうという取組みが面白いと感じた。

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