地球上の全人類と全アリンコの重さは同じらしい。

  • 早川書房 (2014年9月25日発売)
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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784152094834

作品紹介・あらすじ

世界中のあまり人の行かないところへ行く作家、シーナマコトが、さまざまな場所でいろんなコトをしてアレコレと考えをめぐらせていくと、思いもよらない真実が見えてきたりすることもあるのです。

感想・レビュー・書評

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  • SFマガジン「椎名誠のニュートラルコーナー」に2008年から1014年まで連載したもの。冒険家として世界をあちこちしているので、蚊とか馬といったテーマで世界中の珍しい話を語らせたら彼以上の人はいない のはこれまでのエッセイで分かっていたが、さらにSFの要素が入るともうホントに余人を持って代えがたいとなりますね。どちらかという人はいても両方という人はいないだろうな。サイエンス関係の雑誌やSF小説の知識からの薀蓄はあまり読んだことがないのでガチな展開に手応えを感じるエッセイとなっている。

  • これはとても面白い!私のツボにハマリまくり。シーナさんの博学ぶりがもう止まらない。

    「ヒト語を話す犬や猫の登場が待たれる」「回転する木」などなど、科学的根拠があるような無いような、どっちでもいいけど最後はシーナさんの妄想?で作られる未来。


    私もシーナさんに負けてない。以前「愛玩犬ならぬ、アイガンニンゲンに関する考察」を発表したことがある(私的SNS内でね)。現在の十代、二十代の男女の愛玩化が止まらないことの実例を挙げ、考察を重ねた。凄く出来のいい論文であったと自負していた(笑)この本のシーナさんに負けてないと思う。いや類似した思考であるところのシーナさんに私のロンブンをぶつけてみたくなった(笑)

  • いつもながら気楽に読めるシーナ本。沖縄の砂浜ホームレスと飲むビールが楽しそう、シベリアのトイレ…旅した気分になれた。

  • 色々と勉強になった。特に、蚊の雲のような大群が普通にいるツンドラ地帯とか、怖すぎ

  • ちょっと変わったSF的な話しに引き込まれた。

  • 『SFマガジン』に連載中のコラムを単行本にまとめた物。いつも通りの楽しいエッセイで安心。

  • ☆4つ
    小説のようなエッセイのような短編をまとめて一冊にしたもの。
    そして初出はSF全部マガジンらしい!

    隠れSFファンとして何度か定期購読にチャレンジしたが、そのたびに挫折した雑誌。ううぅ。難しいのだ。

    なので、どの短編も読んではいないはずなのに、ほとんどがどこか記憶の片隅にあるお話だった。
    今まで出たシーナ兄ぃの本はほとんど全部読んでいるので、まあそういう感じがするのだろう。

    徳島一泊出張から尾張へ帰る列車のなかで。 りょうけん蔵。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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