しだれ桜恋心中

  • 早川書房 (2014年10月24日発売)
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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784152094902

作品紹介・あらすじ

しだれ桜の下で発見された若き人形遣いの死体。その傍らには文楽人形が転がっていた。刑事の横田は〝呪いの演目〟の再演と事件の関係を追う。伝統芸能の世界を舞台に描く異色のホラー・ミステリ

感想・レビュー・書評

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  • ミステリー…??
    かと言ってホラーという訳でもないような…
    全体的にまとまりがないような気がしたが、場面の描写は美しかった。特に冒頭の桜は情景が目に浮かぶようだった。
    刑事が事件は呪いによるものではないかと疑う点に違和感を覚えたものの、人形が喋る世界線なのでその辺はスルーすることにした。

  • 桔梗が可愛いなーと思ってたら最後にまさかの展開が。

  • アガサ・クリスティー賞受賞作品
    推理小説として読むとこれって???な感覚となりましたが
    ホラーとしてなら面白かったかなぁ
    文楽って馴染みがないので、こういう古いしきたりのある世界を垣間見れたのもよかったかなぁ

    しかし殺人事件の犯人…非現実的すぎて一気に引きました~

  • 岡山と広島の県境の山寺のしだれ紅桜の樹の下で文楽人形遣い屋島達也の死体が発見された。その側にあったリアルな花魁人形の胸には小刀が刺さっている。前日あった心中事件も達也の兄弟子だったため刑事の横田は師匠の吉村松濤を訪ねるー◆図書館でタイトルに目が吸い寄せられ、ジャケ買いならぬジャケ借。予備知識なしの初著者だったけどアガサクリスティー賞だったのね。文楽、て見たことないけど、こういう歴史ある芸能には作られた時代の色んな人の思いが込められていて、呪いというか呪詛ありそうだよ。怖いなぁ…やられた…

  • (アガサ・クリスティー賞( 2014/4回)/「傀儡呪」を改題)

  • クリスティ賞受賞作ということだけど賞からイメージしていた内容じゃなかった。
    ミステリじゃなくてホラーだったでござる。

  • アガサクリスティー賞。ホラーミステリー。こう書くと魅力的、しかも表紙が綺麗!
    読後、なんだか時間を無駄にしてしまった感が否めない。
    読みたかったミステリーとちょっとちがうなぁ。

  • ミステリーというジャンルは広義ではホラーやサスペンスやSFを含むらしい、と学習しました。無学な私は推理物を期待していたため中盤からイライラしながら飛ばし読み最後のページに到達しました。途中からファンタジーだし人間関係は昼ドラの見過ぎかと突っ込みたくなるし事件動機は妄想で結末は生温いホラーです。
    よかった点は、表紙絵が美しい。

  • 「しだれ桜恋心中」松浦千恵美◆若手の人形遣いの遺体のそばで発見された花魁の人形。操られるのは人形か、それとも…。閉鎖的な文楽の世界が舞台のミステリ。刑事が呪いを信じるところなど突っ込みたくなる部分はあるのですが、少しずつ全体が見えてきて中盤以降は一気に読み、ラストには驚きました。

  • クリスティ賞の受賞作にあまりにも統一感がなくて、そのブレ方が気になるあまり、つい追いかけてしまう。
    しかも,今回は人形遣いの話。アガサっぽい感じはどこに?
    ただ、ミステリとしては面白い。人形が喋ってしまう系を受け入れられるかだけど。

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