そして山々はこだました (上)

著者 : カーレド・ホッセイニ Khaled Hosseini 佐々田雅子

• 早川書房 (2014年10月24日発売)

作品紹介・あらすじ

固い絆を持つ幼い兄妹は、貧しさのため離れ離れになってしまう。激動する時代に翻弄されながらも、兄は妹のことを思いつづけるが……ベストセラー『君のためなら千回でも』の作家が送る傑作長篇

感想・レビュー・書評

[4☆°さんの感想 · 2024年3月1日]

"戦争…それを記す仕事はあまりに大きくあまりに不快です"とナビを通して描き、"無意味な"と"意味のある"の言葉で殺人への思いが垣間見える。『千の輝く太陽』からの変化が感慨深い。"山々だけだ"の彼女が凄く気になる。

やはり…人と人が揉みあう暴力的場面は生々しい。何故こんなにと思う。作者の感受性が豊かなのだろう。情緒的なところでは瑞々しく繊細だから。

下巻が楽しみ。

[チャーシューさんの感想 · 2023年10月12日]

読み終わるまで、実話だと思っていた。

深い深い物語。
悲しみと愛情にあふれた物語。

出会えて良かった。

[Fumiさんの感想 · 2022年8月22日]

上巻だけでも十分わかる。これは面白い。
アフガニスタンにルーツを持ちながら、もっとも混迷を極めた時期にはそこにはいなかった著者が、自分に書ける最高のものを書いたんだろうという作品。

[643096さんの感想 · 2019年4月28日]

とても大きくて
とんでもなく辛くて
想像しにくい世界で
それでも続くのです

[iskwkymさんの感想 · 2017年1月23日]

2017.1.23

[kojirok1222さんの感想 · 2015年4月6日]

この作者の本を読むのは初めてで、始めはアフガニスタンの貧しい親子の話が淡々と進むのかと思ったが、その親子を軸として関係する人々のストーリーが語り手、文体、時代、場所を変えながら深掘りされていく。

アフガニスタンの辿ってきた歴史を考えれば、そのような小説が「淡々と」したもので終わるはずはなかった。

下巻の終わりに、この話はどこに辿りついているのか。

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2014年9月30日]

おっと、早く「千の輝く太陽」読まなくちゃ、、、

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「固い絆を持つ幼い兄妹は、貧しさのため離れ離れになってしまう。激動する時代に翻弄されながらも、兄は妹のことを思いつづけるが……ベストセラー『君のためなら千回でも』の作家が送る傑作長篇」
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