機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 285
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094988

作品紹介・あらすじ

警視庁が雇った二足歩行兵器の乗員は、三人の元傭兵だった……。日本SF大賞&吉川英治文学新人賞を受賞した至近未来警察小説シリーズ第一弾、付録記事を多数加えた待望の単行本版が遂に刊行!

感想・レビュー・書評

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  • おうおうおう松子さんよ〜
    やってくれたな〜
    やってくれはりましたな〜

    面白いじゃないか!
    そして調べたら7作目まで出とるやないか!
    もうパトレイバーなんてキラーワード出すから
    新たなシリーズに手を出してしまったじゃないか!
    あ〜良かった!(良かったんかーい)

    まずドラグーンです
    はいかっこいい!
    名前からしてかっこいいしシステムも大きな謎を秘めてそうでかっこいい

    そしてかっこいいドラグーンに目を奪われがちですが
    この作品って完全に人間ドラマがメインですよね
    3人の傭兵と警察官たちがシリーズを通してどんな「変化」をしていくのかが物凄い楽しみで主要な登場人物たちがみなメインをはれそうな魅力を隠し持っていそうな

    こりゃあ続けて読まねばなるまい!

    ありがとう松子さん!

    • 松子さん
      ひっ、ひまさん!
      いま狼眼殺手100ページぐらい進んだんですけど、ハラハラとドキドキがとまりませんっ!
      それだけなんですけどね(^^;この気...
      ひっ、ひまさん!
      いま狼眼殺手100ページぐらい進んだんですけど、ハラハラとドキドキがとまりませんっ!
      それだけなんですけどね(^^;この気持ち聞いてほしくてコメントしちゃいましたっー!
      引き続き読みます!
      2022/08/16
    • ひまわりめろんさん
      まっつん
      おはよ!

      なにー!そんなか!
      手元にあるからすぐに後を追うぜ!

      楽しみ!
      まっつん
      おはよ!

      なにー!そんなか!
      手元にあるからすぐに後を追うぜ!

      楽しみ!
      2022/08/17
    • 松子さん
      ひまさん、おつおつ♪
      うん! あっちそっちこっちから
      色々でてくるぅー!(゚ω゚)
      お楽しみにぃ(^^)
      ひまさん、おつおつ♪
      うん! あっちそっちこっちから
      色々でてくるぅー!(゚ω゚)
      お楽しみにぃ(^^)
      2022/08/17
  • <N>
    『 ” 読む速度の方が書く速度より断然速い!” Byりょうけん。』と言うわけで 僕の読書の範囲はコロナバイラス禍津を経ながら広がってゆくばかりである。
    本当は今まで贔屓にしてきた作家陣だけで僕の読書欲を満たしてくれるに越したことはないのだが,足りないものは足りないので ♬しょうがないしょうがない雨の日はしょうがない♬(JASRAC管理ナンバー:JK-0765123632981763:By 小室等)などと とぼけている場合では無いのだがw。

    従ってここに『機龍警察』が始まるのである。
    僕は ”機龍” というと例のゴジラ映画に出てきた ”メカゴジラ” の別名が思い浮かぶのだけれど,この小説作品とどっちが本家で先なのだろう。 (絶対に メカゴジラ が先だな。ゴジラ映画は存外に古いのだから) この事はいつもの様に興味が湧いてこうやってここに書いてみるのだが,そう書いた瞬間にもう興味を失っている,というやっかいな僕のやまいなのでまあ気にしないでくれたまえ。笑う。すまぬ。

    この 機龍警察 を読み始める前まで僕は今野敏太郎先生の作品を連続して沢山読んでいた。もちろんその中には『隠蔽捜査シリーズ』があった。そして 機龍警察 を読んでいて時々いつも随分長いあいだ思えていた。「似てる!」と。たぶん月は敏をかなり参考にしているだろう,というか月は敏の作品と人物が大好きなのだろう。それは良いことであるのでここではこれ以上は書かない。あ,いつもの高言であいすまぬ。

    いや僕は決して揶揄はしていない。が,僕が今回読んだのは『完全版』なので,あとがきに相当する部分には 機龍警察のその後の巻が大体どの様なストーリとオチなのかが臆面もなく書いてある。まあ,作者本人によるネタバレを通り越してハッキリ言ってモロバレしている。
    よくも僕の様な未だちっとも読んでいないかもしれない読者にも区別なくこの「完全版」をさらけ出せたものだ! おそらく次巻以降に「機龍メカ」の活躍する場はもうなくて,敏先生作品の二番煎じみたいな警察(もしくは軍隊?もしくはテロリスト?)家族小説になり果ててしまっているのだろう。断っておくが僕はまだ次巻以降は全く読んでいないのだが。あ,再び高言すまぬ。

    がしかし,本作 決して面白くない訳ではないので,現在読む本不足の僕は,きっとネタが分かってしまってはいるがこのつづきを読むだろう。ああ,すまぬすまぬ。

  • 舞台は日本の近未来。機甲兵装(小型二足歩行兵器ロボ)を利用した凶悪な犯罪に対抗するため警視庁は龍機兵と呼ばれる新型機を導入し、傭兵や元テロリストなどを雇って特別組織SIPDを編成した。
    閉鎖的な警察組織内に大きな軋轢をもたらしたSIPDは、SATと激しく対立しながらも密造機甲兵装による立て篭もり事件の真相に迫っていく。

    アニメとかで観たことあるなあ・・・と既知感たっぷりの設定。
    パトレイバーと攻殻機動隊と新宿鮫を混ぜたようなお話でした。

    スピード感のあるリアルなアクションシーンや、緊張感あふれる警察内部の軋轢や駆け引きなど、要所要所に見せ場があるメリハリの利いた映画を観ているようでした。

    曲者ぞろいの登場人物たちのひょうひょうとした会話も楽しいし、骨太な警察小説としても魅力的。

    ただ、シリーズ化を前提としているのか、本書はまだ序章といった感じで、一つのエピソードは完結しているけどもこの本単体では話がまったく終わってません。

    「龍機兵」自体も謎だし、警察内部の巨悪や登場人物たちの秘められた過去も、匂わせるだけで終わっています。
    今後、どのようにキャラの過去を掘り下げ、話に絡めていくのか、読み進めていきたいです。

  • 名シリーズ機龍警察の第一弾。おなじみの面々がおなじみのキャラで登場する群像活劇。なるほど、すべての要素はこの1作目からすでに出来上がっていたのですね。
    正直、ここでクローズアップされる姿警部にあまり魅力を感じないせいもあってか、今回のエピソードとストーリー展開には惹き付けられなかった。あと、人物紹介的な側面が多いせいもあってか、各人に視点が散らばり過ぎて、まとまりが足りなかったように感じた。
    龍機兵の設定はやはり魅力的なのだが。

  • 2018.2.8

  • 大量破壊兵器の衰退に伴い、"機甲兵装"と呼ばれる二足歩行型ロボット兵器が台頭する至近未来 警察庁の新設組織「特捜部」―通称・機龍警察は新型機甲兵装・龍機兵を擁して巨大な社会の闇に立ち向かっていく―SF警察冒険小説「我々は警官の中の警官になろう」
    OPACへ⇒https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000109574

  • これはハマる。
    シリーズ物だからこその面白さが続くことを期待する。
    映画化やアニメ化は出来ないだろうな〜

  • 近未来?日本を舞台にした警察モノSF。特捜部という外局チックな組織と、個性的な背景のメンバーがテロに立ち向かっていきます。
    最初、著者(月村了衛氏)の名前を見て「どっかで見た覚えが…」と思っていたのですが、アニメーションの脚本を書いておられたあの月村さんとまさに同一人物だったとは。どおりで見事な構成とキャラ立ち、読みやすさ。映像化されたら結構見応えがあるものになりそうです。

    ストーリーは一本筋だけではなく、本線の話に過去の記憶や脇役?の話を効果的に織り交ぜて進んでいき、飽きさせません。警察の組織ドラマも実にリアルっぽいです。
    唯一、居場所がわからないにもかかわらず、そいつとの通信が切れてなくてバイタルまでわかるという展開は、携帯の電波掴めてんなら場所くらいわかるだろ!GPS埋め込んどけー!という(無粋な)ツッコミを入れたくなりました。

    続編も評判が良さそうで、折を見て読んでみようかなと思いました。

  • 近接戦闘兵器体系・機甲兵装、
    「龍機兵(ドラグーン)」と呼ばれる新型機を
    導入した警視庁特捜部は、
    その搭乗要員として3人の傭兵と契約した。
    閉鎖的な警察組織内に大きな軋轢をもたらした彼らは、
    密造機甲兵装による立て篭もり事件の現場で
    SATと激しく対立する。
    だが、事件の背後には想像を絶する
    巨大な闇が広がっていた…。

    終わりの方がインタビューなどだと気づかずに
    まだ話が続くと思って読んでいたので、
    謎が謎なままで終わってびっくりしました…
    そうか、このあとシリーズに続いていく
    感じなのですね…

    「龍機兵」に乗るのは警官ではなく、
    雇われた外部の人間。
    日本人傭兵・姿俊之、
    元ロシア民警、ユーリ・ミハイロヴィッチ・オズノフ、
    元テロリスト、ライザ・ラードナー。
    それゆえによそ者として警察からも仲間として
    扱われず風当たりも強い。

    この三人以外にも指令である沖津特捜部長も
    好みですし、技術主任の鈴石さんとか
    警察の警部補さんたちとか登場人物が魅力的。
    龍機兵登場要員3人の過去を
    少しずつ掘り下げている割に
    まだ謎の部分が多いのでシリーズを
    読み進めてみたいと思います。

    SFが苦手なので読むのに時間がかかりましたが
    パイプオルガンのあたりから
    一気に描写がドラマティックになったので
    引き込まれてとても楽しめました。
    アニメっぽい演出だなぁと思いましたが
    アニメの脚本家さんなんですね、納得。

    ロボットアニメをあまり観ないので
    龍機兵はエヴァンゲリオン+パトレイバー
    みたいなのを想像しながら読みました。
    警察内部の軋轢なども描かれているので
    警察小説としてもおすすめです。

    キャラが立ってますし絵的にも派手ですし
    アニメ化してないのが不思議ですね…

  • 同名シリーズの第1作目。およそ2年ぶりに再読。
    警察小説を骨子にSF要素、キャラ萌えまで網羅した作品です。

    文体は切れが良く描写もスピーディーで、冒頭の地下鉄立て籠り事案を読み終える頃にはページをめくる手が止まらなくなっていると思います。

    登場人物は皆が個性的、魅力的で好き!と思えるキャラが少なくともひとりは見つかるのではないでしょうか。
    個人的には部長と主任コンビ推し。
    なお、本作ではひとりの男性にスポットが当てられていますが、他作品と比較すると人物像の掘り下げというよりある特定の事案に絞られている感があり、今後のシリーズでまたメインとなるかもと期待しています。

    無理やり難癖をつけるとすればメカ(機龍兵)のバトルシーンをもう少し書き込んでより派手にしてくれると嬉しい、くらい。
    全貌も見えない強大な敵との対峙を迎えるラストは今後の更なる展開を秘めています。
    映像化されるまでは死ねない作品のひとつです。

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著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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