本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784152095336
作品紹介・あらすじ
天才に変貌した青年チャーリイの葛藤を通して、人間の心の真実に迫る不朽の名作が愛蔵版に。酒井駒子の描きおろし装画であの感動をいつまでも。大切な人へのプレゼントにもぴったりの一冊です。
感想・レビュー・書評
-
とても繊細な本でした。SFのくくりとは思えないほどの感動を得ることができました。
この本がなぜ有名になったか、解説であったとおりどれだけの紆余曲折があったかを読みながらしみじみと感じました。まるでフィクションなんじゃないかと思ったほどです。読了後は、ほっとしてしまいました。
私は死への自己決定をどんな人がなんで言おうとも尊重したい。あまりにもエゴがおせっかいが多すぎる。
自分をよく知り、人に期待せず誰よりも自分自身を尊重して大切に思ってこれからも生きていきたいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
天才とその逆の人が体験する人生を凝縮した作品。
孤独 偏見 幸福 他者との関係
主人公の体験が生き方を問い直すきっかけを与える。 -
「読まないまま終わる人生もあったと思うと怖いってぐらい凄かった」でしたっけ。
そこまでとは思わなかったけど、読んでおいてよかった。
人間というもの、知識・偏見・孤独・苦悩や人間関係などなど、一気に見てきた感じ。
まぁ、最初はかなり読みづらかった。。
106冊目読了。
-
10年以上前に劇団昴の舞台で見てから感動して書籍を読みました。
起承転結がしっかりしていてチャーリイの孤独など読んでいてとても切なく心に残る作品です。 -
小説を読まない私が読んだ人生初の小説本。映画を観たことがあったからか、頭に入りやすかった。
-
必要なのは知識ばかりではない。
人は身勝手だし、世界は理不尽なことばかりだが、自分や相手と向き合うこと、目の前の人に愛情をもつことが大切。
構成が面白い。主人公の書いた報告書を辿る事で物語が進む、そのため本人の心の変化や習熟度が見て取れるため、とてもわくわくした。
-
知的障害者が手術により天才になり、だけど、また退化してしまうお話で、最後はとても悲しくなり、また、アルジャーノンに対する気持ちには感動しました。
-
淡々と読了。
IQ EQがどのくらいの数値から羞恥心や劣等感を抱くのか興味が湧いた。あと知能と知性は違うよなって改めて思った。
レビューに書いてあるような、涙なしでは読めないとか、心揺れる感情にまるでならず、違う「アルジャーノン」を読んでいるのかと思うほど。
観察的視点だったのと感受性もピークアウトしてしまったのかも。
もともと昔から、海外文学の独特な言い回しが苦手なのと、ビリーの本と相性が悪いって言うのもあるからかも。
-
何故人は愚かなのか…と思うこともあれば、優しさは人を救うな…と思うこともある感情を揺さぶられる本だった。
色々経験したアルジャーノンが、賢くなった途端何故こんなに冷血になってしまうのかと悲しくて仕方なかった。アリスという女性がいながら何故…。でも知識をお金に変えた時に、自分はどうなるかと考えたらなんだかゾッとする
ずっと悲しい気持ちで読んでいたけれど、ラストの文章に胸打たれた。読んで良かった。にこにこと過ごすぞ
ダニエル・キイスの作品





