本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784152095336
作品紹介・あらすじ
天才に変貌した青年チャーリイの葛藤を通して、人間の心の真実に迫る不朽の名作が愛蔵版に。酒井駒子の描きおろし装画であの感動をいつまでも。大切な人へのプレゼントにもぴったりの一冊です。
みんなの感想まとめ
人間の心の真実に迫るこの作品は、特別な運命を持つ青年が知能を向上させる手術を受けた後の葛藤を描いています。主人公チャーリーは、知的障害から天才へと変貌する過程で、周囲との関係や自己理解に苦しみます。彼...
感想・レビュー・書評
-
この本を読み終えた後、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」という映画を思い浮かんだ。普通ではない特別な体質で生まれたからこそ、悩み、葛藤し、人とは異なる数奇な運命に翻弄されていく。本書の主人公もまさにそうである。ある特別な男の、他人にはわからない最低から最高までの感情と知性に翻弄されて変化していく人生の一端を観察する。
「経過報告書」という形で男の人生は語られていく。我々健常と言われる恵まれた体質の人間はこれを読む義務が存在する。そう思わされるほどに障碍ある方達への理解と配慮が足りていないことを痛感させられる。
普通ではない運命の波にのまれる作品を読みたい方は是非。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても繊細な本でした。SFのくくりとは思えないほどの感動を得ることができました。
この本がなぜ有名になったか、解説であったとおりどれだけの紆余曲折があったかを読みながらしみじみと感じました。まるでフィクションなんじゃないかと思ったほどです。読了後は、ほっとしてしまいました。
私は死への自己決定をどんな人がなんで言おうとも尊重したい。あまりにもエゴがおせっかいが多すぎる。
自分をよく知り、人に期待せず誰よりも自分自身を尊重して大切に思ってこれからも生きていきたいと思った。 -
私は、初めて「アルジャーノンに花束を」を読みました。
チャーリー・ゴードンは、知的障害で32歳。周りからのからかいも友情の証と受け取る優しい青年です。パン屋の仲間たちと一緒に働いています。
頭が良くなりたいと願ってた彼に、知能を向上する脳外科手術を受ける機会が訪れます。
突然に天才となり、様々な実験や研究、報告書を書き続ける日々。自分のような知的障害者にとってこの手術が後の貢献になるようにと自身も心血を注ぎ研究を続けました。学者や医者、教授を追い越すような知能を得た代償に知的障害者としての偏見や、折檻、過去の辛い記憶を思い出すチャーリーを見て底知れない辛さを感じました。彼は、利口になってからは冷徹で傲慢になってしまいまるで別人のようでもありました。
どんなに知能が向上しても、自分を理解してくれる者はいないと塞ぎ込み孤独に陥るシーンに胸が痛みました。
知的障害者が天才になるという展開に衝撃を受けました。
笑われても怒らないように、そうすればたくさん友達ができるからと優しい彼から素敵なことを教えてもらいました。アルジャーノンに花束をというタイトルも読み終えてから素晴らしいと感じました。
この本に出会えて良かったです。 -
自分の感情を言葉に言い表せないのがもどかしいんです。
僕は、居心地の良い安全な折から、締め出された動物のようだ。
「もっと早く気づけたら」
「もっと自分に力があれば」
「あの時こうしていれば」
という後悔や、自分の成長への渇望にかなり近いものがあります。
主人公チャーリイは、知能が高くなることで世界の見え方が変わります。
でも同時に、見えなくてよかったものまで見えてしまう。
人の優しさ、残酷さ、自分の孤独、時間の限界。
だからこの本は、読んだ後に
「賢くなることだけが幸せじゃない」
「でも、知ろうとしたこと・成長しようとしたことには意味がある」
と思わせてくれる本です。 -
不朽の名作という事で過去に何度も挫折した本を読んでみた。
知能があるが孤独、馬鹿でも周りに人がいる。
どちらが幸せかは人によるけどどちらもどちらで苦しくもあり幸せだと思った。
最初を乗り越えれば読みやすく、考えさせられたが期待しすぎてしまったと思ったので星2で。 -
なぜか今、総社南高校で、アルジャーノンに花束を ブーム発生?
何年たってもおススメの本だと思います。
[NDC] 933.7
[情報入手先] 生徒
[テーマ] 令和6年度第2回備中地区司書部会/選択したテーマ -
天才とその逆の人が体験する人生を凝縮した作品。
孤独 偏見 幸福 他者との関係
主人公の体験が生き方を問い直すきっかけを与える。 -
「読まないまま終わる人生もあったと思うと怖いってぐらい凄かった」でしたっけ。
そこまでとは思わなかったけど、読んでおいてよかった。
人間というもの、知識・偏見・孤独・苦悩や人間関係などなど、一気に見てきた感じ。
まぁ、最初はかなり読みづらかった。。
106冊目読了。
-
切ない。率直な感想はただこれだけ。
でも一度知能の高い生活を経験したからこそ本来のチャーリイに戻った後のあの懐かしいようなチャーリイの温かさと優しさと愛情を感じた時、ああよかったなあって。何が良かったかはうまく説明できないけど。またこれから先もチャーリイがみんなに愛されながら幸せに生きてほしいと思いました。
-
10年以上前に劇団昴の舞台で見てから感動して書籍を読みました。
起承転結がしっかりしていてチャーリイの孤独など読んでいてとても切なく心に残る作品です。 -
-
小説を読まない私が読んだ人生初の小説本。映画を観たことがあったからか、頭に入りやすかった。
-
必要なのは知識ばかりではない。
人は身勝手だし、世界は理不尽なことばかりだが、自分や相手と向き合うこと、目の前の人に愛情をもつことが大切。
構成が面白い。主人公の書いた報告書を辿る事で物語が進む、そのため本人の心の変化や習熟度が見て取れるため、とてもわくわくした。
-
知的障害者が手術により天才になり、だけど、また退化してしまうお話で、最後はとても悲しくなり、また、アルジャーノンに対する気持ちには感動しました。
-
淡々と読了。
IQ EQがどのくらいの数値から羞恥心や劣等感を抱くのか興味が湧いた。あと知能と知性は違うよなって改めて思った。
レビューに書いてあるような、涙なしでは読めないとか、心揺れる感情にまるでならず、違う「アルジャーノン」を読んでいるのかと思うほど。
観察的視点だったのと感受性もピークアウトしてしまったのかも。
もともと昔から、海外文学の独特な言い回しが苦手なのと、ビリーの本と相性が悪いって言うのもあるからかも。
-
何故人は愚かなのか…と思うこともあれば、優しさは人を救うな…と思うこともある感情を揺さぶられる本だった。
色々経験したアルジャーノンが、賢くなった途端何故こんなに冷血になってしまうのかと悲しくて仕方なかった。アリスという女性がいながら何故…。でも知識をお金に変えた時に、自分はどうなるかと考えたらなんだかゾッとする
ずっと悲しい気持ちで読んでいたけれど、ラストの文章に胸打たれた。読んで良かった。にこにこと過ごすぞ -
老いでもあるな
-
ジョイスの『ユリシーズ』の第4巻にも、句読点を一切入れないことであえて読みにくくしている箇所があり、個人的にこう言う類のものを「翻訳頑張ってるなぁシリーズ」と呼んでいるのだが、本書もまさにそれである。
-
星4.4
最後嗚咽するほど泣いた不朽の名作
経過報告から彼の人生を読み解いていくお話
色々な考察を読んだが
どれも納得いかず。
名作というのは多くの考察を生み出し
読者にそれぞれの感情を引き出すものなんだと、
改めて凄い作品だと思った。
最後に彼、チャーリーが孤独ではなく、本来の愛情深い青年に戻ったときは涙が止まらなかった。
彼の見返りを求めない愛情が
愛おしくて仕方なかった。
残酷な結末かもしれないが、彼が自分らしさを忘れず、新たな環境で友達ができること、もう孤独を感じることのない生活が送れるよう祈るばかりである。
この本が好きな人におすすめの本
ダニエル・キイスの作品
本棚登録 :
感想 :
