スーパーベターになろう!

  • 早川書房
4.00
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本棚登録 : 329
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152095756

作品紹介・あらすじ

憂鬱や不安から解放され、自信、活力を取り戻すための奇跡のゲーム「スーパーベター」。全米40万人が使っているこのゲームを完全書籍化! 本を開くだけで、あなたも新しい自分が見いだせる!

感想・レビュー・書評

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  • ◾️概要
    ゲームによる自己啓発の手法を知るため、読みました。最も印象的だったのは「大きなストレスとチャレンジを生み出す有意義なプロジェクトやミッションを進んで引き受ければ、いつでもポストエクスタティック・グロースを獲得でき、トラウマなしにPTGを享受できる。」です。科学的根拠に基づき、修羅場経験によらずとも、楽しいゲームでPTGが得られるとする主張は驚きでした。

    ◾️所感
    ゲームを通じて、自己を客観視するのがポイントと感じました。誤解を恐れずに言えば、人生をRPGゲーム、自身をその主人公と捉えれば、客観的・正しい判断ができ、結果として前向き・有意義に過ごせるということと理解しました。直面する脅威を、自分がレベルアップするための敵と見なすことができれば、楽観的に対応できそうです。

  • ストレスをポジティブに活かしたお姉さん。対して妹さんはゲームをライフスタイルに適応させた第一人者です。

    自分の苦しい生活を「ゲームっぽく」することで、活力を取り戻す。そのくだりに、救われた気持ちを味わいます。

    余暇の時間を楽しむだけと考えていた娯楽も、その楽しいエッセンスを抽出し、生活に注入すると、受け止め方がガラリと変わる。ゲーミフィケーションを学び実践できる良書の1つです。

  • ユーモアを持ってゲームに臨もう

  • 人生は、単なるゲーム

    ゲーム的要素を自分の人生における目標達成に関して利用する、
    私にとっては、とても斬新な視点でした。
    特に、『パワーアイテム』を使用しての、ポジティブ感情を上げる方法は、
    有益だと思います。

    まず、パワーアップアイテムとは、自分のカラダや、感情、メンタルに対して、
    幸せしてくれたり、健康にしてくれたり、強くしてくれたりする、「行為」のことです。

    まず、今の自分のポジティブ感情がいくつあるか確認します。

    ①楽しみ②笑い③誇り④達成⑤他者への愛⑥興味⑦好奇心⑧希望⑨楽観⑩インスピレーション

    ⑪モチベーション⑫平穏⑬落ち着き⑭感銘⑮感嘆⑯感謝⑰謝意⑱興奮⑲エネルギー⑳つながり

    ㉑喜び㉒至福㉓快楽㉔満足㉕充足㉖驚き㉗期待㉘記憶の余韻

    そして、今の自分のネガティブ感情がいくつあるか確認します。

    ①怒り②退屈③憂鬱④嫌悪感⑤気まずさ⑥恐怖⑦罪悪感⑧ストレス⑨絶望⑩悲しみ

    ⑪恥⑫不満⑬孤独⑭将来への恐怖・不安⑮ネガティブな経験の反芻

    ⑯誰かに対する憎悪⑰ねたみ⑱そのみ

    ポジティブ感情>ネガティブ感情ならばOKです。
    では、ポジティブ感情<ネガティブ感情の時どうすればいいか?

    そこで、パワーアップアイテムの登場です。
    例を紹介すると
    ①グラス1杯の水
    ②カラオケ
    ③ポジティブなフィードバック(SNS,やメール)
    ④楽しみにしている予定を思い浮かべる
    ⑤日光を浴びる
    ⑥ダンス休憩→ダンスする

    ⑦バクテリアを増やす→ヨーグルト
    ⑧新しい一日→布団をかぶり、1分間目を閉じ、今日初めて目を覚ましたようにする

    ⑨手をとめる、もうち1度考える、選ぶ→何かを食べる前に手をとめ、
     この食事がヘルシーになる方法はないだろう考える

    ⑨デジタルデトックス→画面がついているものを10分間消し、現実世界で何か面白いモノはないか探す

    ⑩偉大なる雑事→身の回りのシンプルで簡単な用事をひとつ済ませる。例えば歯を磨く、髪をとかす、洗濯ものを一つだけ片付ける

    ⑪応援する→友人、知人、家族でもいいので、誰かを応援する。具体的には、電話、連絡する。

    ⑫相手との共通点を見つける→イライラしたら、自分と相手との共通点を死に物狂いで探す

    ⑬友人におススメの音楽を教えてもらう

    これは、他人の一例です。自分のパワーアップアイテムを考案し、集めていく。

    このゲーム性は、はまる人はかなりはまると思う。

    ただ著者曰く、全くポジティブ感情がない時に、パワーアップアイテムを使っても、あまり意味はないとのこと。
    また、意外かもしれませんが、あまりにポジティブ感情が高くてもよくない。
    ようは、ポジティブ感情とネガティブ感情のバランスが大事で、ややポジティブ感情が高いほうがいい。
    そのバランスを保つためにも、パワーアップアイテムを積極的に見つけ、使用したい。

    まずは、アイテム5つから始めよう。
    ①カプチーノを飲む
    ②水泳する
    ③立って仕事する
    ④少し高級なモノを食べる
    ⑤アマゾンレビューを書く

    など、これは自分のパワーアップアイテムです。
    これを今100ぐらいまで増やそうとしています。
    こういうのは、ゲーム性があって、続けられると思います。

  • 自分用のクエストをもっときたい

  • 人生をゲームとしてとらえて乗り越えていこうという本。
    悪くはないが、おもしろくもない。
    認知行動療法を適応しているようだ。
    読んでいて気づいたのは、友人はそれぞれ役割りが違うということ。
    ゲームでも、魔法使いや剣士、職人など、いろいろな役割りがあって、魔法使いのキャラクターに、力仕事を任せるのはうまいやりかたではない。
    同じように仕事の悩み相談に向いている友だちもいれば、法律関係の相談をするのに向いている友だちもいる。ひとりの友だちに両方求めるのは無理だし、それができないからといって、その友だちが頼りないように感じるのは間違いというものだ。

    著者のジェイン・マクゴニガルはケリー・マクゴニガルの双子の妹だそうだ。世界的に有名な姉を持ったコンプレックスなのだろうか、自分がいかにすぐれた人間なのか、というアピールが散見されて、とちゅうで読むのが嫌になった。彼女は、人生をゲームとしてとらえることで、姉と同じように有名になりたいのかもしれない。

  • ゲームをすることで自信や活力を漲らせよう!がテーマ。
    ゲームというのは、コンピューターゲームではなく、みんなでわいわいやる系、一人ひとりが挑戦する系のそれ。研究をもとにゲーム実例と効果を解し、うまくゲームを利用することでひとがエネルギッシュになることを記述。

    個人的にはミニゲーム的な盛り上げ方は苦手なので馴染めなかったが、マネジメンターや部下の特性によっては絶対ハマる良書。

    ポジティブ感情とネガティブ感情のバランスが大事で、ポジティブ感情が若干高くなるようにゲームを紹介。ゲームの内容ややり方、得られる効果効能は本書で!

  • コンピューターゲームの問題点ばかりがメディアで取り上げられがちですが、この本はゲームがもたらす良い点について、実際に行った研究をもとにして解説し、うまくゲームを利用すること、ゲーム的な考えを実生活に取り込むことの方法を紹介しています。
    ゲーム好きな私としては、自分の子供たちには適度にゲームを楽しんでもらいたかったので、どうやってゲームと付き合っていくかを教えていく参考になりました。
    本の内容をもとに、子供たちと一緒にゲームをするようになったら、子供たちの情緒が安定するようになり、良いコミュニケーションツールにもなっています。
    とはいえ、本の中にも書かれていますが、コンピューターゲームに関しては時間はほどほどに。

  • ゲームの無限大の可能性に気づかせてくれる一冊。

    本著を読みながら、1ヶ月間
    ずっとゲームをプレイしてきたが
    確実に行動量や目標達成率、心身の健康度がアップした。

    ゲームのプレイ時間は、
    1ヶ月前から驚くほど増えているのに、
    更に時間が有り余っているように感じる…

    スーパーベターを繰り返すことで、
    スーパーベストを!

  • 2016.04.18 朝活読書サロンにて。

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