SFのSは、ステキのS

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 182
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152096159

作品紹介・あらすじ

池澤春菜は声優である。しかしてその実態は、趣味への道まっしぐらのオタクな女子であった。SFマガジン連載時のcocoのマンガに加え、書き下ろし「ステキな用語集」を収録したエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • わたしは『乙女の読書道』のほうが好きだった(すべて本の話題なので)けど、池澤春菜さんのオタクっぷり(サブカル方面)を楽しみたい人にはとても読んでいて楽しい一冊だと思います。SFって頭が、というか、脳が柔らかくなる気がする。逆に全然読めないときはかたくなってるなー!って思う。とはいえ全然読んでないので、今年はわたしもSF読むぞ〜

    • 地球っこさん
      misatoさん、おはようございます。
      わたしも『乙女の読書道』のほうが好きです。
      なんてったって表紙が素敵なんですもの。
      あんな壁一...
      misatoさん、おはようございます。
      わたしも『乙女の読書道』のほうが好きです。
      なんてったって表紙が素敵なんですもの。
      あんな壁一面の可愛らしい本棚憧れます。

      misatoさんのおっしゃるSF脳の定義、
      わかる気がします(*^^*)
      わたしもSFいっぱい読みたいです☆
      2020/04/15
    • しづきさん
      コメントありがとうございます!
      わかります、表紙とても素敵ですし、本文のフォントやデザインも素敵でうっとりします(*´◒`*)

      わか...
      コメントありがとうございます!
      わかります、表紙とても素敵ですし、本文のフォントやデザインも素敵でうっとりします(*´◒`*)

      わかってくださって嬉しいです!お互いもりもり読めるといいですね♪
      2020/04/18
  • 池澤春菜さんのSFに纏わるエッセイ。
    『乙女の読書道』が非常に面白かったのでこちらも。

    これは、ある程度SFをよくご存知で
    既読の本がたくさんある方の方が面白いかも。

    SFの作品紹介にとどまらず、SFと距離の近い
    サブカルのいろいろに、たくさん言及してらして
    それからSFへの発想や、作品との連想を
    広げておられるので。

    池澤さんの書かれている内容が、ツーカーでわかる
    程度に知識量があれば、お腹を抱えて笑って読めた
    だろうと想像がつきます。

    但し!私のような、ちょろっとしかSF読んでない
    ヒトであっても、大丈夫。

    最後の脚注…用語集が素晴らしいSFガイドになって
    います。『乙女の読書道』とは重複してない作品も
    たっくさん収録されてますので、そちらをお読みに
    なった読者様も、最後のページまでガッツリどうぞ。

    そして何よりも、この本の中に出てきた作品を
    手にとって読んでみましょう。

    本なんて、読まなきゃ始まらない。
    一冊面白かったら、また次って読む中で、絶対
    詳しくなっていけるはず。

    わぁーん!知らないことたくさん!って
    腰を引けてないで、ふーん、なんか格好いい…
    と読んでいきましょう。

    そのうち私達だって、どこかで池澤さんと
    出会っても(まずないでしょうが)

    『あの本良いですよね!」

    「これおすすめですよ!」

    なんて話せるくらい、SFが得意になってるかも。
    冗談はともかく。

    本の収納や整理についてのくだりや、他のヒトの
    本がどうしても気になるとか、本好きあるあるも
    満載で、笑っちゃいますよ。同類だって(笑)

    SF以外の趣味のお話も満載なので
    どれかちょっとでもあなたの好みにヒットしたら
    なお楽しい本だと思います。

    無論、出てきた本は全部書誌データ取りましたとも!
    またその作業の楽しいこと!わくわくしました。

    楽しい本ですけど、一個だけ難があるとしたら
    それは段組みと、字の大きさ。
    ものすごく字が細かいので、若干見づらくて。
    工夫すればもう少し読みやすくなったんじゃないかな。

    SFマガジンも、覗いてみようかなんて思いました。
    えへへ。

  • SFマガジン連載のエッセイ。COCOさんの4コマ漫画も楽しい。

    毎晩寝る前に少しずつ読む。
    池澤父もまさか娘がここまでのSF者のなるとは夢にも思わなかったに違いない。どれだけのめり込むかで楽しみの深さも違ってくる。のめり込んだ者が勝ちというかハッピー!の典型ではないか、と最近のめり込めない自分を振り返り思う。

  • さすが池澤春菜
    「なんとなくクリスタル」のような注釈

  • 昔はなぜ豪(※爆走兄弟レッツ&ゴー!!)の人がSFの書評?なんて思ってましたが、今となっては至極当然のことですよ。
    好きなものを好きなように好きなだけ語る。何てステキなことでしょう。SFからはみ出るのもまた一興。
    その語りや行動がジャンルを活性化させる一因となっているのもステキ。

  • SFマガジンに連載されていたエッセイをまとめた一冊。各回にcocoさんの四コマ漫画、巻末に用語集までついた贅沢な仕上がり。羨ましいほどのSF愛で読み応えがあった。そもそもSFというカテゴリーは、ロマンス、ミステリー、ファンタジー等々、多様なジャンルをまるっと包んでしまうから、自力で好みの一冊に辿り着くのはたいへん。そういうとき、この手の本が意外と役立つ。たぶん。熱量とマニアックさを許容できれば。

  • cocoさんの絵が大好き。4コマとエッセイが楽しめました。

  • エッセイのオタク加減がすばらしい。
    アイドルじゃぁない感じですな。(^^;
    ま、楽しみは 4 コマとイラストですけどね。(^^;
    注の内容がちょっと硬い感じかな。もう少し遊びが多くても良かったかも。

  • SFマガジンの連載をまとめたもの。
    うむ、いい感じに積読が溜まる。
    あれも読みたいこれも読みたいが積みあがるので良し悪しな本。

  •  ラヴ・クラフトから近未来の猫型ロボットまで、ありとあらゆるSFにゆる~く切り込んだ1冊。
    (一般担当/道明寺P)平成28年10月の特集「朝読に読みたい!」

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著者プロフィール

声優、エッセイスト。父に作家の池澤夏樹、祖父に作家の福永武彦を持ち、自身も「ダ・ヴィンチ」や新聞各紙で連載を持つなど文筆家としても活躍。台湾渡航歴は50回に迫り、台湾への愛を詰め込んだ自身初の旅グルメガイドブック『最愛台湾ごはん 春菜的台湾好吃案内』は、各方面から絶賛され、話題を呼んだ。台湾好きは食にとどまらず、東京・小石川で変身写真館「ミニーナ」を主宰。高級評茶員、中級茶藝師、紅茶アドバイザーの資格を持つお茶マニアでもある。

「2021年 『火守』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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