ウルトラマンF (TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE 03)
- 早川書房 (2016年7月7日発売)


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本 ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784152096234
作品紹介・あらすじ
ウルトラマンが去った後の地球で――。科学特捜隊の早田進と富士明子は、原因不明の実験事故に巻き込まれてしまうが……。彼女の名はウルトラマンF。誰も見たことのないのウルトラ戦士、誕生!
感想・レビュー・書評
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・ウルトラマン去りし後。
・初代ウルトラマンがゼットンに破れ地球から姿を消した後も襲いくる怪獣や敵性異星人と人類(主に科特隊)の闘いは続いていた。
・少年時代リアルタイムに「ウルトラQ」や「ウルトラマン」「ウルトラセブン」を観ていた世代だが当時の雑誌記事(たぶん漫画誌)にウルトラマンは頭脳労働者(研究者)で、セブンは一人の警官だったという説が載っていた記憶がある。セブンはまだ本来の役目に近かったがどちらも近接戦闘のプロというわけではなくしかもある意味雑兵に過ぎないと。で、M78星雲とやらには強い連中がまだまだなんぼでもいると。
・せやからアニメのウルトラマン(ジョーニアス)でM78星雲とは違ったと思うけど、そんな連中ばかりいるとこを襲う連中って凄いとは思った。
・M78星雲人って星雲をあげて宇宙中の平和を守ろうとしてるボランティア団体というか多国籍軍というかそんなんやろか?この本にはその答え?も。
・ウルトラマンやセブンは裸で戦っていたのか、それともあれは一種の戦闘服だったのか、当時から疑問に思っていたが、攻撃兵器も備わってるみたいやからやっぱり裸はないやろなあとは思った。なら、中身はどんなんやろうとか。
・もうちょっと科学にくわしくなってからはなんで怪獣やウルトラマンは巨大になっても自重で壊れないんやろかとか、この状態で倒れてもつぶれもしないんはなんでやろかとか、そもそもどういう原理で巨大化したり小さくなったりできるんやろう、宇宙の法則に反してるかとか。
・てなことをみんないろいろ考えてたわけやけど、今回の本もそんなひとつかもね。なんかうまいこと理屈をつけてみようと。なんでスペシウム光線を多用せずプロレスごっこしてたのかとか、アラシとフルハシ、フジ隊員と江戸川由利子がそっくり!なことの理由まで書かれている。
・エヴァっぽいのも出て暴走したり。キューティーハニーも入ってるかな。サービスいっぱい。
・あ、科特隊の面々がウルトラ警備隊(地球防衛軍)におれへんかった理由は書かれてへんな。いてる方が普通やと思うんやけど。もしかしたらどっかで全滅してもうたか? -
ウルトラマン商店街のある祖師ヶ谷大蔵の図書館で借りる。ウルトラマン最終回後の話だが名平成怪獣、敵役がわんさか出てくる。フェチズムとウルトラ作品への愛に溢れたお話し。私は好き。
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「マウンテンピーナッツ」で特撮ファンを紛糾させた作者が再び挑んだ「ウルトラ」小説。初代『マン』~『セブン』の空白期でありながら『メビウス』『ネクサス』『マックス』『サーガ』etc……この年代設定で本来あり得ない要素を盛りに盛ってもギリギリ成立するのは「ゼロ」シリーズで確立されたマルチバースあってこそ。ウルトラマン去りし後、対抗手段として強化スーツの開発が進められイデ隊員がそれに関わっていく筋書きも漫画『ULTRAMAN』を思わせます。理屈っぽい辻褄合わせと最強怪獣オンパレードにはにやりとしつつ(させられるこそ)“ぼくのかんがえたさいきょうの(ry”臭が拭えず、描写もあっさりなためあまり“F”の物語である印象を受けないです。
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プロットというか背景の設定にかなり凝っている。 なのでオレの様なリアルウルトラマン世代にわ「ふむふむその気持わ分かるけどちょっと強引かもね。 でもまあづいぶんと面白いからこれでいっか」という具合に感じられる。
登場人物などはほぼ?実名。 ま、円谷プロとのコラボ作品らしいのでそれわありか。 とにかくわたしにわとても面白い作品でした。
そしてこれわ第三作でして次作も期待!です。 -
時代設定はウルトラマンが去りウルトラセブンが来る前。ウルトラマンがいなくなった後でも怪獣は出現しており、早田隊員は精密検査を受けさせられウルトラマンの痕跡を見つけようとしていた。また怪獣などの細胞を培養し兵器としての活用も進んでいた。
思ったよりも面白かった。もっと荒唐無稽な話かと思ったら真面目なSFでストーリーもきちんとしていて読んでて楽しかった。 -
好きな人には良いのかも、小林さんの良さは激減
著者プロフィール
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