習慣力 新しい自分の見つけかた

ヴィンセント・ディアリー 春日井晶子 篠原一光

• 早川書房 (2016年8月24日発売)

作品紹介・あらすじ

人間は習慣の動物だ。だが変化が訪れた際、人はいかに新たな環境に順応し、新たな習慣を築いていくのか？　英国の健康心理学者が、文学作品や映画を例に挙げながら自分らしい生き方の秘訣を探る。

感想・レビュー・書評

[Y.Ryuoさんの感想 · 2016年11月19日]

無意識にオートマチックに反応し繰り返される習慣的生活、しかしそこにも変化がもたらされ、戸惑いながらもやがて馴染んでいく。
第一幕とか、演劇・映画・小説のエピソードに語らせる構成など、著者が意図的に工夫した著述スタイルだろうが、そこで何を述べたいのかが明確に記されておらず、重要ポイントの強調もない本書は、個人的には一番苦手なやつだ。パラパラ読みでも何が言いたいか伝わってこず、驚きも感動もなく、こんなことが書いてあったという印象が冒頭のもの。
タイトルの「習慣力」や「新しい自分の見つけかた」というサブタイトルからは、望ましい習慣を身につける方法を期待したが完全に期待外れだった。
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