ホーキング、ブラックホールを語る BBCリース講義

  • 早川書房 (2017年6月22日発売)
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本 ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784152096944

作品紹介・あらすじ

重力波検出に伴って初めて「発見」されて注目の天体、ブラックホール。その謎のエッセンスをホーキング博士が一般向け三〇分のレクチャーに圧縮した、垂涎のBBCリース講義を完全書籍化。パラドックスの理解を助けるイラスト満載で贈るコンパクトな科学解説。

感想・レビュー・書評

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  • ホーキング博士がBBCで一般向けに行った講演を書籍化したもの。
    "ブラックホール"という言葉自体はよく聞くが、具体的に説明しようと思うと難しい。
    この講義では、ブラックホールに近づいたらどうなるか、いったん入ってしまったらどうなるか、わかりやすい言葉で説明されている。加えて、監修者の解説も付されているので、素人でもとっつきやすいと思う。

  • ホーキング放射って不思議。

  • 宇宙について、素人にもわかりやい例などを用いて解説してある本です。

    宇宙中ついて書いてある本は難解な本が多いと感じていましたが、すんなりと読むことができました。

    しかしながらこの一冊に書かれている内容を解き明かすことがどれだけの年月と努力と才能を必要としたか、計り知れない…
    とても贅沢な一冊。

  • 理図書 443.5||H45 12006721

  • 薄くて、すぐ読め、ブラックホールの情報パラドックスのさわりまで眺められる本

    非常に薄く、簡潔な説明で、
    特異点、ノーヘア定理、ブラックホールのエントロピー、ホーキング輻射などの話を経て一気にブラックホールの情報パラドックス(情報が消失するのか保存されるのか)までのさわりに触れてくれる。情報の消失について、ソーンとプレスキルと賭けをして、自分が保存の仕組みを見つけて賭けにまけたことを紹介。(私はこの仕組みを読んでもサッパリ理解できないが。)最後に2016年に論文にしたスーパートランスレーションにより情報が戻ってくるメカニズムという構想を示して終わる。

    はっきり言って、既にある程度ブラックホールについて知っている人でないと、理解するのは難しいと思われ、入門書ではない。ただ、ひじょうに読みやすいので、さらに他の本で知っていくための羅針盤としては良いかもしれない。

  • ブラックホールについての、ようやくわかりやすい読める本(^^)が出ました。
    小中高問わず、買いでしょう。
    高校で理系のあるとこなら、ホーキングの論文を読むために必要なこと?みたいな本もでましたから、買ってください。

    2018/05/28 更新

  • BBCラジオで放送された番組を書籍化したもの。一般向けなので、小難しい数式や用語は出てこない。ほぼ日常で使う言葉を用いてブラックホールの姿を解説する。科学の分野は日進月歩で進化しており、本書を読むと、ブラックホールに対する印象が変わるのではないだろうか。何も変わらないのであれば、それはよほどブラックホール研究について情報を追いかけているか、嘘をついているかのどちらかだ。さくっと読めてしまうので、ブラックホールについて知ったかぶりをするネタとして読むのも良いだろう

  • ブラックホールについてのBBCラジオ大衆向け講義を書籍化した一冊。
    簡潔な文書でわかりやすく、注釈と面白い挿絵が理解を助けます。
    ブラックホール研究の歴史、概念、これからの展望が口語で綴られ、すらすらと楽しく読了できました。

  • 請求記号 443.5/H 45

  • 公式サイトを覗いてみたら、Podcastで聴けるようだ!

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著者プロフィール

スティーヴン・ウィリアム・ホーキング
1942年1月8日-2018年3月14日
イギリスのオックスフォードで生まれる。1957年、物理と化学を学ぶためにオックスフォード大学ユニバーシティカレッジ入学。大学卒業後はケンブリッジ大学大学院、応用数学・理論物理学科に入学。大学院入学後の1963年に「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)と診断され、当時あと2、3年の命と宣告されたが、途中から病の進行が弱まったこともあり、精力的に活動を続けてきた。
1963年にブラックホールの特異点定理を発表し世界的に名を知られた。1967年論文「特異点と時空の幾何学」でアダムズ賞受賞。1974年に 「ブラックホールの蒸発理論」発表し、同年に史上最年少でイギリスの王立協会会員(FRS)となった。1977年ケンブリッジ大学の教授職を務め、1979年にはケンブリッジ大学のルーカス記念鋼材教授職に就任。1991年にタイムトラベルの不可能性などを説いた「時間順序保護仮説」を提唱。
1990年、1993年、2001年と度々来日して大きく報道されており、日本で最もよく知られる世界的科学者の一人でもあった。

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