9プリンシプルズ:加速する未来で勝ち残るために

制作 : 山形 浩生 
  • 早川書房 (2017年7月6日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152096975

作品紹介

「地図よりコンパスを」「安全よりリスクを」「強さよりレジリエンスを」……追いつくのも困難な超高速の変革がデフォの世界で生き残るには、まったく発想の異なる戦略が必須だ。屈指の起業家とジャーナリストによる必読のイノベーション/ビジネス・マニュアル。

9プリンシプルズ:加速する未来で勝ち残るためにの感想・レビュー・書評

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  • いかにもアメリカな本。抽象度も高く、日本の書籍とは一線を画す。日本的な手取り足取りのHow toを求める人は、目次を見るだけで十分。MITメディアラボのラディカルな姿勢が窺えて、面白い。

  • 学術的でよかった

  • ジャンルとしては経営、テックなのか分類が難しいが、シンプルな人生訓である。
    この本(原題Whiplash: How to survive our faster future)の大前提として、ネットによる無数のコネクションと処理テクノロジーの発展により現代は変化のスピードが加速しており、予測は不可能だしトレンドに乗って安泰となることもない。その環境下を生き抜くすべがトップダウン、例えば一つの技能、権威、理論、方法論、ではなく、各人がやりたい方向を向いて、失敗を繰り返し、そこから学びながらやり抜くことである。
    9つの原則は、権威より創発、プッシュよりプル、地図よりコンパス、安全よりリスク、従うより不服従、理論より実践、能力より多様性、強さより回復力、モノよりシステム。

  • これまでのビジネスで活躍した人を例に、うねるような世の中の多様性を垣間見ながら、これからの未来を生き残るための思考のヒントになるような考え方を興味深く読むことができました。

  • 9個の原則自体はとても参考になるが、冗長で読みにくい点と、具体例が難しかったり長かったりで集中し続けて読みにくかった。


  • 日本語訳が非常に読みずらい点においてマイナス1をつけざるを得ない。

    冒頭にインターネットが登場するまで、株式市場は史上最高の情報システムだったとある。現在起きている市場経済と民主主義が「価値主義」に転換している状況は、この考察からしても必然だと感じた。
    オープンソース・ソフトウェアが発展したように、研究の分野でも、閉じた活動から開かれた共同作業により機能を成すようになった。これも創発だという。
    グローバリゼーションで、あらゆる物事や情報の取引コストが下がってくることに対して、これまでの偏った社会に対する既得権を持った人たちは脅威を感じるかもしれない。
    文字や暗号などの情報伝達の手段が無かった時代にも同様に既得権を持った人間がいたはずだが、今となっては、そんなものにしがみつくのは誰の目から見てもバカらしい

    キーワードである「反分野的なアプローチ」は、まさに技術分野だけではなく、これからは、何を切り拓くのにも必要になってくるだろう。
    原題はWhiplash「むち打ち症」で、乗っているぼくたちがむち打ち症になってしまうほどの急速度で変化する社会、というスピード感の表現だ。
    それに従って、これまでの社会、経済、ビジネス、技術開発の常識は全く通用しなくなっている。こうした新しい時代に通用する理念、哲学、行動原理とはどんなものか?それを9つのプリンシプルとしてまとめたのが本書だ。

    ・自然発生的な動きを大事にしよう
    ・自主性と柔軟性に任せてみよう
    ・先のことはわからないから、おおざっぱな方向性で動こう
    ・ルールは変わるものだから、過度にしばられないようにしよう
    ・むしろ敢えてルールから外れてみることも重要
    ・あれこれ考えるより、まずやってみよう
    ・ピンポイントで総力戦やっても外れるから、取り組みもメンバーも多様性を持たせよう
    ・ガチガチに防御をかためるより回復力を重視しよう
    ・単純な製品よりはもっと広い社会的な影響を考えよう

    挙げられている各種の事例について、著者たちはなぜおもしろいと考えたのか、そのどこに注目したのか、もちろんそれは、収益性や経済効率だけではない。もっと原理的なものがほとんどだ。これまで使われているのとは全然ちがう原理がそこに作用しているとか、これまでの常識を覆しかねないとか。何かを見ておもしろいと思わない人に、そのおもしろさを説明するのかなりつらいことだ。でも本書はがんばってそれを実践して見せてくれる。

  • 科学の進化に比べてプリンシプルは変わってはいけない気がします。だけれど時代に適合しなければいけないのも事実。

  • 思ってたより具体例とかがあってわかりやすかった
    ただ、学生である自分としてこれらを実行する場がまだないな
    いや、多様性を身につけて、リスクを犯して、実践すればいいんだろうけど、

  • 「インターネットが世界をどんどん変えていくからそれに備えよ本」飽きたなあ・・・というのが正直な感想。テンション上げて真に受ける人にはすごく良いこと書いてある。「○◯でサクッと稼ぐ」みたいな、15匹目のドジョウ的ビジネス書を読むよりは数倍有益ですが、個人的にはもうお腹いっぱいでした。


  • なんか、勝ってなイメージなんだけど、アメリカ人って、原則好き。多人種でコミュニケーションをはかる上で、色々ごちゃごちゃ言うより、原則を共有した方が良いのだろう。
    インターネットが起こした様々な革命が、多様かつ高速化していて、未来がどうなるかなんて更に予想がつかなくなって来ている今、これまでの流れを俯瞰して見て、エッセンスとして抽出したのが、この9つの原則といったところか。
    ちょっと読みにくいんだけど、あえてそういう書き方をして、数回読んだり、時が経つと分かりやすく感じる類の本だからかも知れない。

    <9つの原則>

    権威より創発
    プッシュよりプル
    地図よりコンパス
    安全よりリスク
    従うより不服従
    理論より実践
    能力より多様性
    強さより回復力
    モノよりシステム

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