- Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152097125
作品紹介・あらすじ
辺境の採掘惑星がライバル企業に襲撃された! 戦闘を生き延びた3隻の宇宙船は、住民を救出して惑星を脱出する。だが、敵の戦艦が迫るなか、船団では凶暴化ウイルスが蔓延し、船の人工知能が暴走を始めていた……。メールや文書ファイルでつづられた異色SF
感想・レビュー・書評
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「2001年宇宙の旅」のようなAIと人間の関係を描く。小説というよりもドキュメンタリーのようで、作品の中で一次資料を延々と提示されているような構成。海外ドキュメンタリー番組のような感じといえばイメージできるかもしれない。ただし、こちらの作品は読みやすい。外形は分厚くて読了にどれくらい時間がかかるのかと不安だったが、すらすらと読めた。AIとの対話ログや恋人同士のチャット履歴など、いい順番で並んでいるのだろう。宇宙の辺境で何が起こったのかをハラハラドキドキしながら楽しめる。作品的には2021年宇宙の旅とゾンビが融合し恋愛を加えた作品である。
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図書館で、たまたま装丁が目を引いてパラパラめくってみたら中身がかなり風変わりな本だったので、これはと思って借りて来た
期待値そこまででもなかったけど、読んでみたらこれがめちゃくちゃ面白かった
ある意味王道なんだけど、メールや文書ファイルのアーカイブだけっていうのがすごくいい
最後まで読んでなるほどと思うような構成なのもよい
続編未邦訳だけど読んでみたい
映画化の話も持ち上がってからしばらくなるみたいだけど進んでるのかなあ、、 -
34:スペオペ+バイハ+サバイバルSF。辺境惑星への侵攻、AIの反乱、病原体ウィルスの蔓延、それから一組のカップルの別れ話。「データの復元」というかたちで事態が多角的に綴られる……んですが、ともかく厚さとボリュームがヘビー(600P、4300円)。横書き、かつ尖ったページデザインで戸惑ったけども、カウントダウンが始まる頃には夢中になって、一気に読みました。めちゃくちゃ面白かったー!
ラノベ層にも受けそうなんで、(学校含め)図書館で買って欲しいなー。図書館ありがとう……。 -
書式は目新しかったけど、ぜんぜん緊迫感なし。
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英語独特の言い回しやジョークに慣れていない自分にとって読みづらかったの(クソ○○ という言い方の頻出)と、チャット文がやたら出てくるのがきになったけども。
「AIの暴走」「ゾンビウイルスがばらまかれる」「敵宇宙船からの逃亡」という三つの要素を、見事絡めて、集結させたなと思った。
この本の存在を知ったのはついったーで、邦訳であることと、値段とで二の足を踏んでしまいそうになったけど、読んでみたら本当に面白くて。今では買ってよかったと思っている。 -
捜査資料、チャット、広報、業務通信などの生資料形式で紡がれるライブ感満載SF。野崎まどのような表現形式もあり、小説の表現は自由でまだまだ可能性があると感じる。
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映画化が楽しみ。