構造素子

  • 早川書房 (2017年11月21日発売)
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本 ・本 (408ページ) / ISBN・EAN: 9784152097279

作品紹介・あらすじ

L8-P/V2のエドガー・ロパティンは、SF作家だった父ダニエルの死後、残された草稿を目にする。それはL7-P/V1の母ラブレスが構築し、父ダニエルが実装したオートリックス・ポイント・システム、彼らの子供であるエドガー001の物語だった

感想・レビュー・書評

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  • 《死者を追悼するということは、死者について語ることなのではなく、死者とともに語り続けること、死者とともに生きていくことなのだ、と。》(p.369)

    《彼らは自分自身の人生が抽象的な思索や無駄のない美しい数式で満たされており、そして今後もそれが変わることはないだろうと思っていた。たとえあらゆる物事が変わってゆくのだとしても。データセンターはデータセンターだったものへ、携帯電話の基地局は携帯電話の基地局だったものへ、ドームはドームだったものへ、市民ホールは市民ホールだったものへ、ショッピングモールはショッピングモールだったものへと変わっていくのだとしても。彼はその瞬間に永遠を思っていた》(p.66)

  • 読み始めたが、読み続けるのは無理だった。内容に全く興味を持てなかった。

  • 構造素子

  • プログラミング大好きなサラリーマンが人を率いることに嫌気がさして書いた小説。なんで途中で中期計画などはないなんて書く必要があるのか。延々とつまらない気持ちにさせておいて、そんな愚痴みたいな文章書くなよ。小難しければ難しいほどいいSFという説には反対だ。はっきり言う。この話は面白くない。

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著者プロフィール

1989年生まれ。岐阜県出身、愛知県在住。早稲田大学文学部卒業。外資系コンサルティングファームに勤務。現在はテクノロジー部門のマネージャーを務め、DX戦略を中心とする案件を手掛ける。並行して、スタートアップ企業 Anon Inc. にて CSFO(Chief Sci-Fi Officer)を務め、多くのSFプロトタイピング案件を手掛けるとともに、SFプロトタイピングに関する情報発信を行い、日本国内におけるSFプロトタイピングの普及と発展を推進する。『構造素子』(早川書房)で第5回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞して作家デビュー。同作は第49回星雲賞にノミネートされる。その他の著書に評論集『すべて名もなき未来』(晶文社)。ジャンルを問わず寄稿・講演等多数。文芸・テクノロジー・ビジネスの垣根を越えた言論活動を展開している。

「2021年 『未来は予測するものではなく創造するものである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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