ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上

  • 早川書房
3.61
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本棚登録 : 430
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152097347

作品紹介・あらすじ

ミカエルの協力を得て、自らの過去の秘密を解き明かそうするリスベット。イスラム原理主義者、犯罪組織のボス、そして双子の妹カミラの妨害を受けながらも、彼女は誰もが隠蔽したがる謎の実験「レジストリ」の真実に近づいていくが……。2018年映画化続篇決定

感想・レビュー・書評

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  • 半信半疑で読んだ4が面白かったので躊躇することなく5も。少し展開が速いのと、敵役のギャングが型通りなのは気になりましたが、元々のミレニアムの根底に流れていた「実社会に蔓延している問題をフィクションの中で描いて暴き出す」というテーマは4より5の方に表れていたと思います。上巻を夢中でわーっと読みました。下巻の途中からだんだん全体像が見えてくるにつれ、起こったことのやりきれなさと渦中の人物の気持ちが翻弄されるのにつられてしまって少ししんどくなり、上巻で亡くなってしまったあの人物のことを想い、ややスピードダウンして読了。この作家さんは6まで書くけどミレニアムはそれ以上書かないと公言しているそうだけれど、そのあとどうなるのか?!読者としてはこのクオリティを保ったままの続きを読みたいです。英語版を介さずにスウェーデン語の原著から訳出されているそう、訳者さんと早川書房さんのこだわりが素晴らしい。

  • ミレニアムシリーズ。前作での行いにより刑務所に入れられたリスベットはミカエルにある人物を調べるよう依頼する。同時にとなりの房に入れられた女性を助けるために動き出す。目的地がわからないまま物語が動き出すので最初の方は少し退屈かもしれないが、殺人がおきてからどんどん話が進み止まらない。リスベットの過去とドラゴンのタトゥーの意味について触れられ、最後の株価暴落とクライマックスに向けてのつなぎとなるストーリーでした

  • 伏線多めな感がある。
    下巻楽しみ。

  • 作者が変わったとは思えない
    いつもの世界観

    残酷で 極端で 
    しかし 主人公の周りには いい人がいる

  • 2021.5 登場人物が多すぎるし、話がすぐ切り替わるし、ごちゃごちゃしてるし、ゾクゾク感もないし斜め読みでようやく読了…123はすごく面白かったけれど、違う小説になってしまったなぁ。

  • (2020-08-23L)

  • リスベットの子供時代に迫る!(と期待させた)、シリーズ第5弾。

    ・よかった点
    すまんあんまりない。
    無双ハッカー&バンチファイターなリスベットの活躍はあまりなく、ミカエルの調査も地道。よき人は殺されてしまうし。すべては後半で!となるんだろうけど展開がだるい。

    ・よくなかった点
    今回は敵が小物そう。そしてちょっとずつ読むからだけど、名前が相変わらず覚えられない。

    総評
    暴君ザラ・妖女カミラでお腹いっぱいなんだけど、まだあるんかいサランデル家の闇。既刊読み直すと確かに短い里親時代(家出エンド)があったらしいけど。刑務所が舞台になるわけでもなく、見せ場はどこなんだ??下巻まで突っ走らないとモヤモヨが解消されないよ!

  • パルムグレンがドラゴンタトゥーのリスベットの昔の関係者に殺された所、聴覚異常のあいつ(名前忘れた)の過去や異変などこれから明かされるであろう気になることが…

    下巻に期待

  • リスベットは人工知能研究の世界的権威バルデルの息子の命を救った。
    だが、そのときに取った行動が違法行為にあたるとされ、2カ月の懲役刑を受けた。
    彼女は最高の警備を誇る女子刑務所に収容されるが、そこではギャングの一員である囚人ベニートが、美貌の女囚ファリアに暴行を加えていた。
    見過ごすことのできない彼女は、囚人はおろか看守までも支配するベニートとの対決を決意する。
    さらにリスベットは、元後見人のパルムグレンとの面会で、"レジストリー"なる機関の存在に気づき、自らの子供時代に大きな秘密が潜んでいることを知った。
    ミカエルはリスベットから突然、レオ・マンヘイメルという人物の調査を依頼される。
    この男は何者なのか? そして、刑務所の外では、思いもよらぬ痛ましい殺人事件が起きた! シリーズ第5弾!

  • リスベットは,刑務所に収監されたいた.誘拐とその他もろもろの罪で有罪判決を受けたのだ.面会に訪れたパルムグレンとの会話の中で,幼少期の自分を苦しめた,復讐すべき人物の影を見たリスベットは,ミカエルに調査を依頼する.

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著者プロフィール

スウェーデンのジャーナリスト、作家。事件記者として新聞社に勤務後、スウェーデンの冒険家、ヨーラン・クロップにを描いたNFでデビュー。2009年、英国の数学者アラン・チューリングに関する歴史小説を執筆。2011年、国際的なサッカースターのズラタン・イブラヒモビッチとの共著で、『I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝』を出版、2か月足らずで50万部を突破、スウェーデンで大ベストセラーとなった。『ミレニアム』を執筆したスティーグ・ラーソンが急逝した後、4‐6を書き継いだ。

「2023年 『闇の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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