- 本 ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152097354
作品紹介・あらすじ
ミカエルの協力を得て、自らの過去の秘密を解き明かそうするリスベット。イスラム原理主義者、犯罪組織のボス、そして双子の妹カミラの妨害を受けながらも、彼女は誰もが隠蔽したがる謎の実験「レジストリ」の真実に近づいていくが……。2018年映画化続篇決定
感想・レビュー・書評
-
上巻からそう繋がるのか!となった印象。
リスベットさんの伏線が回収されていくのが終わりが近づいているなあと思わせてくる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
書き手が変わってのシリーズ第5弾。原題は『自分の影を探した男』。
刑務所に収容されているリスベットが、ある女囚のため際どく立ち回るという序盤だが、なぜそこまで彼女のために動くのかという理由がイマイチわからない。その後の展開もこれと似たり寄ったりで、よーいどん! で物語の歯車が動き出すのでとにかく気忙しい。そこに至る人間ドラマは浅いので深みや奥行きが乏しい。スピード感があるけれど、緊迫感に欠ける展開。
遺伝子研究やイスラム原理主義、サイバーテロなど、ジャーナリストらしい目線と切り口でストーリーを拡げていくが、逆に盛り込みすぎで軸がぶれぶれ。リスベットの生い立ちにまつわるテーマかと思いきや、途中から登場するある人物にスポットが当てられ、結果的にリスベットもミカエルも主役ではなくなってしまった。全員が脇役で主役がいないという違和感。
もはや、スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』ではない。ラーゲルクランツのオリジナル作品としてなら面白く読めると思う。 -
4よりもミレニアムっぽくない印象。
かと言って面白くないわけでもなくこれはこれで面白いのだけど。
再びリスベットの過去と関係する話。 -
間違ってKindle版を登録してしまた。。。ので、こちらに転記。 一気読み。面白かったよぉ!俺的にラストのリスベットは「なんか思てたんと違う・・・」(笑)
-
下巻の中盤でやっと動きが。
そこからはすらすらと読みました。
でもやっぱり、3作目までとは全然違うよね。
空気も登場人物も、みんな良い人になってしまった。
1作目を読み返したくなりました。 -
まぁ面白かったけど、何か物足りなかった。
-
ミレニアムに名を借りた別物と言っていいのかも。
リズペットもミカエルもハッカー共和国も確かに存在するのだけれど、微妙にキャラクターが変わってきているような。
設定も面白いし、各人物の相関関係もちゃんと連続しているのだけれど。
リズペットは葬儀で故人を悼むスピーチは間違ってもしないよね?
本作は此れに尽きる。なんか皆良い人になってしまってる。
スティーグラーソン時代はリズペットと其の周辺は反体制派だった。言い方を変えればアウトローだった。
面白くないわけではないよ。でもなんとなく違和感。
「ドラゴンタトゥーの女」読み返したくなります。 -
面白いんだけど…今回も面白いんだけど…
前回ほどの大満足感はない。
リスベットが普通の人っぽくなっちゃって、何だかな〜と。前作までは成長だと微笑ましく思えてたんだけど。
でも何だかんだ言っても新作が出たら読みたくなるし確実に買っちゃうな。次で終わるみたいだから期待してる。
著者プロフィール
ダヴィド・ラーゲルクランツの作品





