- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152097392
作品紹介・あらすじ
私の名はアイリーンといった。あるクリスマスイブの夜まで……。矯正施設の事務員として退屈な日々を過ごす私。だが、魅惑的な女性レベッカに出会い、私の人生は劇的に変わる。鋭い観察眼と容赦ない筆致で黒い感情を掻き立てる、アメリカの新鋭のデビュー長篇
感想・レビュー・書評
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おもしろかったけど、レベッカ出てくるの遅いて
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良かったよ。アメリカの土臭い生臭い感じがよく出てて。作者はイランとクロアチアのハーフですって。わかる気がする。当たり前に都会で健康的に生きてきた人間には、土地の空気やら情景やらかぎ分けられないのよ。
話。アイリーンと言う名の24歳の女性。アル中で退職した父親が家にいる。両親が毒親で、姉は奔放に狡猾に自由に生き、次女は女性が興味を持つ事柄に目を伏せ、街を出ることを生きる上での希望にしている。街の名前がXヴィル。ああリアル。リア充なんてほんとに少数だよ。仕事でくる腐女子マンガ、萌えマンガの多いこと! -
アイリーンはもういない
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「これはわたしがどうやって姿を消したかについての物語だ」
読者にそう語りかけてくる、グッとくるつかみはあるけれど
ミステリーとして読むとややスロー。
翻訳があまりこなれてない印象を受けた。翻訳が違えば違った印象になったかもしれない。 -
時間かかったわ~~
どういなくなるのか
なぜいなくなるのか
まさかね・・・ -
下痢の後の快感を小説で読むとは思わなかった。
あらすじを読んで、途中から登場のレベッカは魅力的な人物なのかと思っていたが…
私は何を読んでいるんだろうという感覚がつきまとう。でも最後まで読んだから、つまらなくはない。
ここのところ、毒親が登場する翻訳書を読むのが続き、少しうんざり。 -
レベッカはやっぱりあのレベッカ!
アイリーンに共感しやすくて、ハラハラしながら読んだ。 -
好きなタイプの ”気持ち悪さ” ではなかったなあ。
この後から年老いるまでの彼女が空白なのは、どういう意図なのか。 -
めちゃくちゃ面白かった!アイリーン、いわゆる拗らせ喪女なわけだけど自分との共通点が多くて吐きそうになった。(例:氷柱が落ちてきて刺さって死ぬ情景を何度も何度も夢想するところとか)
物語は三回転くらいするから先が読めないしミステリ?ぽさもあってぐんぐん読んじゃった。
主人公のイタい部分やズルい部分を赤裸々に描く感じ、若干のミランダジュライみを感じる。でもこっちの方が「今はそんなこと、ないけどね(ツン)」な態度を描いてるのでそこが私はあんまり好きではないかな。でもえぐられます。