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本 ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784152097545
作品紹介・あらすじ
鏡とぐー子の京橋中央税務署徴収官コンビが手掛けるのは、生活に直結するお金と人情の謎の数々……長年住んだ家を公売のオークションに出した老婦人の救済や、難問目白押しの税大研修、密売滞納者を追う対馬出張など、短篇6篇を収録したシリーズ初の短篇集。
感想・レビュー・書評
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シリーズ4作目から初めて読みました。
最初から読みたかったですね。
登場人物のキャラクターが決まった形だったので少し理解に時間がかかりました。
理解出来ればラストの対馬ロワイヤルは面白かったです。
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手ごわい滞納者のなんたるやだけでなく、20代女性の仕事感や恋愛感もあわせて考えながら読んでしまうこのトッカンシリーズ。あーこの感覚わかる~だけでなく、「こうやって踏ん切ってみんな頑張ってるんだよな」って作品から力を貰えること多い気がしていました。
今作の最後の章『対馬ロワイヤル』はおもしろくておもしろくて。声出して笑いながら読んでしまいました。鏡トッカンの部下は遠慮したいところですが、徴収としても物語としても鏡トッカンとしても!最後の最後までほんとにもうたまらない話でした。
読み終わったあとのほっとする感覚や続きを求めてしまうこの感覚・・・高殿円さんの作品ってコレがいいんですよね(^^)
最高でした。 -
井上真央が演じる、新人の国税専門官が走り回るドラマ版を見ていたので、少し成長した姿に頼もしく感じた。
ぐー子が仕事を通して成長していく様子が面白く、税や法律の勉強にもなるので他のシリーズも読んでみたい。 -
国税徴収官をえがくシリーズ第4弾。
初の短編集。
楽しいお仕事小説だった。
5年目の研修とその裏ミッションなど、ふつうの業務とは違った部分も紹介されていて、おもしろかった。
ひとつひとつが短い分、テンポよく進んで、コミカル。
「五年目の鮭」「対馬ロワイヤル」では、ぐー子がスキルアップし、たくましく成長しているのを感じた。 -
トッカンシリーズ4作目、面白かったです。
ぐー子が成長してて良い感じ…ますますトッカンとのコンビがおもしろくなってました。
・幻の国産コーヒー
・人生オークション
・徴収官のシャランラ
・五年目の鮭
・招かれざる客と書いて本屋敷真事と読む
・対馬ロワイヤル
人生オークションの女優さんの話、五年目の鮭は和光の研修が興味深かったし、対馬は笑えます。
このシリーズ好きなので次作も期待です。 -
なかなかこういう業界を知ることがないので、面白い。ぐー子、なかなかやる。
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グー子を応援したくなる!続編もお願いしたい!
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シリーズ4作目の短編集。
相変わらず国税徴収官のお仕事小説としても若い女性の成長物語としても楽しめるが、ぐー子が成長したので鏡トッカンの存在感がちょっと薄くなったのは残念。
しかし最終話のゴールドフィンガーは強烈だった。ぜひドラマ化してほしい。 -
久しぶりの「トッカン」シリーズ短編集。今回もおなじみの個性的な国税徴収官が活躍して、「アナタの知らない税収の世界」を楽しませてくれます。
滞納者たちのしたたかさ、時勢に見合った最新の脱税術(!?)、そして鏡やぐー子たちのユニーク…いやマジメな奮闘ぶりもいきいき描かれていて面白かったです。
このシリーズで良いなあと思うのは、あくまでキャラクタは善性で、徴収官同士のいざこざや軋轢という「リアリティ」をあえて薄めにしていることです。ただでさえお堅い漢字と数字が乱舞する職業の世界ですから、そのお仕事を知り、エンタメとして楽しく読むためには、そういったあるべき重さをあえて取り去って軽く読ませるというのもアリだなあと思うからです。
またこのコンビの話を読んでみたいなあと切に希望します。
著者プロフィール
高殿円の作品





