炎と怒り――トランプ政権の内幕

制作 : 池上 彰  関根 光宏  藤田 美菜子 
  • 早川書房
3.56
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本棚登録 : 176
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152097569

作品紹介・あらすじ

スティーヴ・バノン前首席戦略官・上級顧問をはじめとする関係者への1年半にわたる取材をもとに、米現政権の内情を赤裸々に描く。大統領の無知と臆病、トランプ一族と側近たちの確執、ロシア疑惑の真相……全米130万部突破の大ベストセラーを緊急出版!

感想・レビュー・書評

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  • それにしても現役大統領に対する衝撃的な暴露本。あとがき書いた池上彰さんのコメントも説得力あり、コレが、トランプ政権の真実なんだろうと私も思います。

  • 何で大統領になれたんだろう?この本を読んで少し腑に落ちましたが,周りは大変そうです.そして,大統領よりもスティーヴ・バノン氏,恐ろしいですね.

  • トランプさんって大統領でしたよね。その辺のガキ大将じゃなくて。
    大統領選当日、予想外に票を伸ばすトランプさんに驚きながらも、当選ひっくり返るだろうと思っていたがあれよあれよと言う間に当選してしまった。ある意味民主主義の良いところなのかもしれないが、この結果には異国民にとっても不安になるものだった。
    ただ本書を読むとトランプ大統領自身も当選するとは思っていなかったというより当選することは考えていなかったようだ。そんな人物か世界最強を誇る軍隊を持つアメリカの指導者になって良いものだろうか。
    大統領についての暴露本はこれまで読んだことはないが、ヘアスタイルの謎やゴールデンシャワーから政権内部までここまでコケにした内容のものはあったのだろうか。
    先日北朝鮮の金正恩とアメリカの大統領として初めて首脳会談を行なったが、その後の進展があまり聞こえてこない。会うことだけが成果でそれで終わってしまわないことを願いたいが、根がガキ大将である以上トランプ大統領の気分次第というところか。
    政権内部もしっかりしてもらって上手くサポートしてもらいたい。
    その政権内部であるが、選挙期間中協力なタッグを組んでいたと思っていたバノン氏が解任されたのは驚いたが、その辺についてはまだ読書途中で読み切れていない。またしばらくしたら改めて読む予定なのでその際に感想を書きたい。
    (P.295まで読了)

  • ここに書いてある通りなら、そろそろトランプは、辞めさせられそうなんだけどなぁ。随分、あやうい人みたいだ。

  • これだけの強い内容で未知の事柄が沢山並び、正に驚異の一言しかない書籍なのに、どうしても★5点に出来ないのは、たぶん著者が誠実さに欠けると感じるからだ。

    例えばの話、「その場にいる誰もが*だと確信した。しかしトランプは」というような文章の際、バノン一人がどう思ったのかなら、後でバノンがそう思ったと言ったと内面の裏をとれるが、その場にいる人間が50人でも100人でもこの本では「誰もがそう確信した」と断言してしまう。ドラマとして書いているのか実はそんな細かいところまで裏がとれている物凄い本なのかが読者にはよく分からない。こういうノリが百回以上は出てくる。

    だからトランプがいうように「デタラメな本だ」な部分は確実にあるので(それが1%なのか、トランプの言うように100%なのかは更によくわからない)、折角の面白い内容にどうしても「なるほどそうだったのか!」と気持ちから入ることができずなんとも居心地の悪い本だ。

    内容は面白いが、何%がオルタナティブ・ファクトなのかは私達には分かるように書いてはいない。

  • 邦訳で読んだので、訳文がいいのかもとの文章がいいのかはわかりませんが、カオスな内容をすっきりと読ませる「物を書くチカラ」を感じさせる一冊でした。
    その分、書かれている内容の、気分の悪さが際立ってくるというか。
    昔、映画「アウトレイジ」シリーズの宣伝コピーで「全員悪人」という言葉を思い出しました。あ、でも、一番の悪役は著者のウォルフ氏だったりして。

  • 270頁:プライスを保健福省長官に起用する
    ・270頁:プライスを保健福省長官に起用する
    ・保健福祉(省)長官(United States Secretary of Health and Human Services)

  • 読後、怖くなった一冊。当選するはずのない人が当選してしまったことから引き起こされた恐ろしい話。すべて計算ずくでのトランプ行動かと思っておりましたが、まさかすべて行き当たりばったりの感情任せの行動だったとは思わなんだ。これをトランプ支持者の方がよんだらどう思うのでしょう・・・。そして、アメリカの大統領がこんな人で、中国や中東との外交どないすんねん。こんな人でも大統領になれて、少なくとも日常業務は回っていけるのですから、アメリカの行政システムは固いのですねえ。

  • 政権関係者の辞任と更迭があまりにも目まぐるしく、「主な登場人物」のページを何度も見返した。

  • ◆検閲までして刊行を防ごうとした暴露本は、余りにも赤裸々。かつトランプ政権に頭脳のないことを露呈させる。ここで見えてくるのが稀代の振付師スティーヴ・バノンの毒々しい思惑だが…◆


    2018年刊。著者はガーディアン紙などに寄稿するジャーナリスト。

     言わずと知れた、米国現大統領の人物評伝である。
     刊行時、米国でも物議を醸し、刊行の事前差止を大統領が画策したことでも知られる。検閲(紛いとはいえない)までして止めようとしたのは、大統領主席戦略官スティーブン・バノンによる暴露が記事を構成しているとの観測があったからだとも言われている。

     さて、アメリカ大統領の権力はさほど絶大なものではない。これはクリントン元大統領の自伝で語られていたと思う。
     しかしそれすらTさんには関係なさげである。つまり、そういう大統領職の実像に関する認識も、またどういうように政治を動かすかという手管(専門家を利用する手もあるが)もない。あるいは何か成し遂げたいという理念も何もない。そんな中、予期せぬ結果、つまり大統領に当選することになってしまったわけである。
     言い換えれば、バノンという稀代の振付師・狂言回しがいて初めて成立した大統領とも。

     つまり、本書を読むと、トランプ氏自身に関して言えば、中身は空っぽ、延髄で反応しているだけのような印象しか受けない(著者は、トランプには読解力はないし、そもそも文字を読む集中力すら欠如しているとも辛辣に指摘)。

     が、そうだとしても、それなりに運営されているのを見ると、大統領なんてどんな奴でもいいんじゃないかと周囲・後任者に思わせてしまうマイナス効果を懸念してしまう。それこそAIでもできそうな…。

     さてこの著作については、物議を醸して出した故、「Newsweek」など彼方此方の週刊誌でも、叙述のかなりの部分が語られ、かつ、トランプ自身に関し、メディア他から受ける印象と本書の内容とにさほどの乖離がないことを考えると、細かい事実の羅列に興味がある場合、あるいはトランプを取り巻く人的相関関係に興味・関心(職業的でも)のない限り、面白い本・読んだらと勧められる本ではない。

     ただし、本書の終わりの方に、バノンがトランプの基盤を乗っ取り、次の大統領選挙に自身が出馬する可能性を指摘する部分がある。それが正しいかどうかは判然としないものの、ここでバノンが用いようとする戦略の一が、中間選挙を通じ議会内バノン支持層を増やそうというもの。
     昨今、共和党所属の上院議長の引退表明、あるいは、共和党現職議員の出馬見送り・引退報道が聞かれる。彼らは反トランプ、あるいは少なくとも親トランプではない筈だ。そう見ると、なかなか興味深い指摘と分析ではある。

    今後のバノンの動きを推測する上で、バノンが従前、どのような政治手法や選挙運動の手順を用いて行動してきたか。これを知るという観点で本書を読むならば、それなりの意味があるかもしれない。そんな読後感である。

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著者プロフィール

フリーのジャーナリスト・ライター。USAトゥデイ紙やガーディアン紙に寄稿。 『炎と怒り トランプ政権の内幕』でトランプ政権の内幕を暴き、大きな反響と社会現象を引き起こした。ほか、メディア王ルパート・マードックの評伝や、邦訳もされた『回転資金(バーンレート)』などの著作がある。2002年および2004年には全米雑誌賞を受賞。

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