別れ際にじゃあのなんて、悲しいこと言うなや

  • 早川書房 (2018年6月19日発売)
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本棚登録 : 81
感想 : 8
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  • 本 ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152097781

作品紹介・あらすじ

1996年、中2のぼくはクラスの序列の底辺だったけど、かけがえのない親友がいた。タイ人の同級生クルンと「エヴァ」を通じ絆が深まる中、女の子にめちゃモテるため、「イケとる化計画」を実行し……トホホだけど温かい、ぼくらの〈広島版スタンドバイミー〉。

感想・レビュー・書評

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  • たまたま手に取ったら、広島が舞台の小説だったので運命感じて読み始めた。周りが持つ偏見に対した正しい心持ちとか「憧れ」に左右されてしまう思春期のときに得るべき教訓みたいなのとかが懐かしい感じで描いてあります 大人も子供も読むべき本!

  • 広島弁のタイトルに惹かれて読んだ。中も広島弁の、しかもテレビや映画で聞くことのできるのとは違う、本当の、広島の子どもが、普通に話す広島弁。これ、県外の人が読んで理解できるんかね?(笑)

    「甘酸っぱい青春モノ」というには登場人物がやや若すぎて当たらない感じがするし、そんな単純な表現で表すのは失礼だな。子どもが精一杯爪先立って背伸びして生きている、そんな印象。自分にそんなときはあったかな。

    端々に広島の風景が織り込まれる。あ、彼らはあの中学校の生徒か、小学校はあそこに行っていたのか、この公営アパートって友達が住んでたあそこだな、と出身者ならではのお楽しみもある。でも別にそれは話の展開上重要ではないので、もちろん広島のことを知らなくても平気。

    読んだあと、しばらく思考が広島弁になった。

  • めちゃ広島弁
    YAでした

  • 【由来】
    ・確か図書館の早川アラート

    【期待したもの】
    ・タイトルにやられた

    【ノート】
    ・タイトルが示す通り、エヴァンゲリオンをはじめ、ガングロだとかボキャブラだとか、当時、流行った

    ・年代は自分とはかなり違うが、それでも中学あたりの自分のことを思い返すと、共感を持って笑わずにはいられない。ちなみに本書で描かれているのは中学だが、自分は余裕で高校の頃、こんな感じだった。

  • 90年代後半の広島が舞台。
    中学生の主人公の、友人たちとのひと夏。
    小室ファミリーやらピッチやらコギャルやら懐かしいアイテム満載の青春。
    タイ人のクラスメートをめぐる話がアクセント。

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