トランスヒューマンガンマ線バースト童話集

著者 :
制作 : シライシユウコ 
  • 早川書房
3.13
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本棚登録 : 61
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152098177

作品紹介・あらすじ

テクノロジーにより現行人類が大幅な変化を遂げた「トランスヒューマン」と、破壊的な天体現象「ガンマ線バースト」が登場する童話パロディ連作短篇集。『灰かぶり姫』『竹取物語』ほか、誰もが知っているのに誰も知らないSFおとぎばなし、全6篇を収録!

感想・レビュー・書評

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  • ・トランスヒューマンな世界観でシンデレラやかぐや姫などの童話をモチーフにした短編集。最初の2つ、灰かぶり姫(シンデレラ)、竹取物語までは面白かったけど、白雪姫以降は、イマイチ。

    ・「トランスヒューマン」がどんな概念なのかを手っ取り早く把握するにはいいかも。SFって、未来のテストケースでもあるのだということを再認識した。

  •  なんでそれを混ぜようと思ったし。

     トランスヒューマンと、ガンマ線バーストと、童話を混ぜた短編集。意味が分からなさ過ぎて紹介を読んだときからずっと読みたかったもの。やっと読むことができました。
     面白かったよ。文章がですます調だからちょっとくどい感じもするけど、慣れれば気にならないし、SFだから難しい単語とかぽつぽつ出てくるけど、なんとなくそういうもんなんだろうな、って流して読んで十分理解できる範囲。難しい単語の意味を理解する必要はなくて、その話の中でどういう役割を持つ単語なのかが分かるようになっているからじゃないかな。そもそもそういう単語が出てくるだけでアウト、ってひとには勧めないけど。
     もとになってる童話は、シンデレラ、竹取物語、白雪姫、猿蟹合戦、おむすびころりん、アリとキリギリス。アリとキリギリスだけタイトルがそのままなの、物語を総括する話っていう位置づけだからかな。
     人間が意識をデータ化して、トランスヒューマンとなって永遠に近い時を生きる(生きるという表現が適切かどうかは分かんない)ことができるようになった世界で、ガンマ線バーストが発生して地球に降り注ぐっていう中で、それぞれの童話が展開されていく感じ。
     「〈サルベージャ〉vs攻殻機動隊」はぞっとしました。しばらく蜂の巣と蜂は見たくない。
     一番好きなのは「竹取戦記」。翁とカグヤの関係がめちゃくちゃ好み。いつか再会できたらいいね。
     抜粋「竹取戦記」より。


     狩衣をアーマーモードに切り替えると、六角形の防刃構造が成長します。


     なんかいろいろすごいパワーワードだなって。

  • 三方行成『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』読了。トランスヒューマン社会へのガンマ線バーストの襲来あるいは襲来後を描いた破壊力バツグンのタイトルそのまま連作短編集。ハードな設定の中で描かれる人情味、ロマンスが愛おしい「竹取戦記」、「モンティホールころりん」あたりが好み。

  • きょう買った『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』を読みふけってしまいプログラミングできなかった。ガンマ線バーストをキーワードに、遠未来でさまざまな話が繰り広げられる、いい感じの本でした。

    とはいえ、小川一水の「難しい問題を解決するSFを書こうよ!」には唸ったなあ。たしかに、なんか尖ったものがこのところ多いように感じた。

  • 2018.11.24sat朝日新聞14面
    はるか未来、あるところにシンデレラという人類の進化形=トランスヒューマンの少女がおりました。〈魔女〉から拡張現実ドレスを与えられた彼女はカボチャ型飛行体に乗り、お城の舞踏会へ向かいます。しかしその夜、空から宇宙最強の爆発・ガンマ線バーストの閃光が降り注ぎ――「地球灰かぶり姫」ほか「竹取戦記」「スノーホワイト/ホワイトアウト」など、古典に最新の想像力を配合した童話改変SF全6篇を収録。超個性派による第6回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作!

  • 「地球灰かぶり姫」★★★

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