黒猫のいない夜のディストピア

著者 :
制作 : 丹地陽子 
  • 早川書房
4.33
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本棚登録 : 68
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152098238

作品紹介・あらすじ

ポオの研究を続ける付き人は、街で遭遇した自分そっくりの人影に怯えていた。頼りの黒猫は、些細なことで喧嘩になったまま出張に出て傍にいない。時を同じくして家に届いた不審な絵葉書、次第に怪しくなる母親の言動……付き人の周囲で一体何が起きているのか

感想・レビュー・書評

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  • 友人に勧められて、読み始めたシリーズ、久しぶりの新刊。
    前作で第1部が終了し、第2部の発行まで間が空いたので、待望の新刊。
    黒猫と「私」の関係性が変化し、どうなったのか、すごく気になっていたのに、いきなり酔った勢いで、喧嘩してしまい、すれ違うことから始まる。
    せっかく、二人の距離が近くなったのに、今作はまた別々のところで謎を解いていく二人。
    その辺は少しもどかしいし、今までも難解だったこのシリーズなのに、今作では「反美学」やら「ドッペルゲンガー」など、序盤はかなり理解に苦しんだ。
    でも、中盤ぐらいに来ると、ポーを扱った作品らしく、本格的な謎解きが始まると、一気に面白さを増す。
    特に暗号文を解いていくシーンは、最近の推理小説にもあまり見受けられなくなり、推理小説ファンの私はかなりワクワク♪
    「私」の出生の話や、二人の関係にも進展が見られ、この先、どうなるのか、これもまた楽しみ。

  • 2019年142冊目。黒猫シリーズ再始動。待った甲斐があるだけの面白さ。新しいキャラも一癖あってしっかり雰囲気に溶け込んでるし、相変わらずの魅力的な謎に美しい講義、そして現れる世界。 シリーズのこれからがますます楽しみになりました。

  • 楽しみにしていただけあって!!
    きっと、学問的なことは10分の1ぐらいしか理解できていなくて、なんなら雰囲気を楽しんでいるだけに過ぎないけど

    良い!!

    何の問題があるのか!とても良い!!
    新キャラもいいけど、他の人が書いていたレビュー盗むけど、黒猫の行動原理が付き人なところ!!よい!!
    読解力のなさか、期待しすぎて盲目になっていたのか、印鑑が最初指輪に思えてしまった。笑

    どのくらいのスパンで出すのかなぁ。酔研の続編も待っているんだけどなぁ。

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著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2018年 『文豪Aの時代錯誤な推理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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