三体

  • 早川書房
4.09
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本棚登録 : 5059
レビュー : 558
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152098702

作品紹介・あらすじ

現代中国SFの最高峰作品、とうとう日本で翻訳刊行。品切続出で発売前重版も決まり話題の一作!

中国において最大のヒット作となったSF小説『三体』。本作は《三体》三部作(『三体』『黒暗森林』『死神永生』)の第一部。社会現象となるほどの売れ行きを誇り、合計2000万部を売り上げたという説もある。2014年11月ケン・リュウによる英訳刊行、翌年2015年に英訳版がヒューゴー賞を受賞(翻訳書のヒューゴー賞受賞、アジア圏での受賞は、ともに初)。

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    中華の本格SFという前評判どおりの、かなりの大作でした。
    この小説を簡単に言うと、「面白い」よりも「難しい」が勝っちゃう作品です。(あくまで個人の意見です)
    ストーリー構成、説明文、登場人物の会話の一つ一つ・・・very difficult!!!
    読んでいて、正直内容が頭に入らず、なかなか追いつけません。
    正直なところ、シリーズ1冊目である本書を読み終えた後、「続きが気になる!」よりも「やっと終わった!!」と安心してしまった自分がいました・・・

    構成はかなりしっかりされています。
    中華人民共和国の歴史でもある1960年代の文化大革命、激しい内ゲバ、壮絶な糾弾集会、そしてその後の日々など。
    小説のはじめはその時代から始まり、現代に入り、タイトルでもあるVRゲーム「三体」の話に入っていきます。
    そう、ここからが難しいんです。
    そもそも「三体って何?」っていうところから始まり、次々登場する似たような名前の登場人物たちに困惑し、「三体」というゲームの中身というか法則性に関しては読んでいて全く理解が追い付きません・・・
    そこに、地球外生命体とのやり取りが出てきて、地球人に対し「おまえらは虫けらだ」と罵り、「地球やべえぞ!さあどうするんだ」というところで1巻が終わりました。

    残念ながらこの本は、僕の頭のレベルでは到底理解する事が出来ない本だなと、読後に激しく思いました。
    (本書を批判しているわけでは決してありません!何度も言いますが、構成自体は非常に魅力的で、続編もかなり気になります。ただ、僕の頭では理解できないというギブアップなんです)
    構成はすごく練られており、続編もとても気になるんですが、、ここで断念しようと思います
    この本を読んで楽しめている方が、本当にうらやましい・・・

    とりあえずは皆さんのレビューを読んで、理解度を上げようと思います。


    【あらすじ】
    物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。
    失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。
    そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。
    数十年後。ナノテク素材の研究者・汪森(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。
    その陰に見え隠れする学術団体“科学フロンティア”への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象“ゴースト・カウントダウン”が襲う。
    そして汪森が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?
    本書に始まる“三体”三部作は、本国版が合計2100万部、英訳版が100万部以上の売上を記録。翻訳書として、またアジア圏の作品として初のヒューゴー賞長篇部門に輝いた、現代中国最大のヒット作。


    【メモ】
    p92
    「人類の歴史全体が幸運だった。石器時代から現代まで、本物の危機は一度も訪れなかった。我々は運がよかった。しかし、幸運にはいつか終わりが来る。はっきり言えば、もう終わってしまったのです。我々は、覚悟しなければならない。」


    p300
    文潔が、人類史上はじめて、地球外から届いたメッセージに目を通した。
    文面は、誰もが想像しないようなものだった。同じ警告が、三度くりかえされている。

    「応答するな!応答するな!!応答するな!!!」

    (中略)

    宇宙は無人の荒野じゃない。宇宙は空っぽでもない。
    宇宙は生命に満ちている!
    それから4時間あまりのあいだに、文潔は三体世界の存在を知り、滅亡と復活を繰り返すその文明と、他の恒星系に移住しようとする彼らの計画について学んだ。


    p424
    このとき、作戦司令センターの全員は、彼らのメッセージをその目ではっきり見た。
    メッセージは二秒間あらわれ、そして消えたが、全員がメッセージを理解した。
    それは、たったの十文字だった。
    『おまえたちは虫けらだ』


    p430
    「あんたたちふたりに、ひとつ質問がある。地球人と三体人のあいだの技術力の差と、イナゴと地球人のあいだの技術力の差。両者を比べてみて、どっちが大きい?」
    ふたりの酔っ払い科学者にとって、これは頭から冷水を浴びせるような質問だった。

    「見てみろよ、これが虫けらだ。こいつらとおれたちの技術力の差は、おれたちと三体文明の技術力の差よりずっと大きいよな。
    (中略)
    しかし、まだ結果は出ていない。
    虫けらどもはまだ絶滅してないどころか、我が物顔でのさばっている。
    地球人を虫けら扱いする三体人は、どうやらひとつの事実を忘れちまってるらしい。
    すなわち、虫けらは今まで一度も敗北したことがないって事実をな!」

    「早く戻らないと」ワンミャオが言った。
    「やることがいっぱいある」

    • kuma0504さん
      こんにちは。
      私も文系人間ですし、ゲームなんて人生で最後までやったことなんてホントに一度もない人間ですから、ハッキリ言って半分もキチンと理解...
      こんにちは。
      私も文系人間ですし、ゲームなんて人生で最後までやったことなんてホントに一度もない人間ですから、ハッキリ言って半分もキチンと理解出来ていないかもしれません。でも面白かったです。
      それはこのレビューの面白さと同じです。
      未だ読んだことがない人がこのレビューを読んだら、
      地球の王様人間を虫けらと言い切るなんて、なんか面白そうだな!と思うんじゃないでしょうか。
      半分もついていけなくてもわかる小説。そこがこの小説の面白さなのかもしれません。
      2021/02/04
    • きのPさん
      kuma0504さん
      コメント有難うございます。
      僕と似たようなご意見のようで、少し安心しました!!
      物語の世界観が素晴らしく且つ...
      kuma0504さん
      コメント有難うございます。
      僕と似たようなご意見のようで、少し安心しました!!
      物語の世界観が素晴らしく且つ設定しっかり組まれている為、理解して飲み込むのが難しいかったのかなと思います・・・
      kuma0504さんのおっしゃる通り、半分ついていくことを諦めて、続編にチャレンジしてみようと思います!
      2021/02/04
  • 中国のSF小説である。現代の中国。ある時、エリート科学者3人が2ヶ月の間に、立て続けに自殺した。その背後には、宇宙で起きているとてつも無い秘密が隠されていた。

    現代科学では立証できないことは非常に多い。残念ながら非立証性事実の存在は小説内のことではなく、現代世界の厳然たる事実である。しかし「SF小説」は、易々とその背後関係を説得力もって(時には力づくに)説明する。宇宙の秘密は、一冊の本の中に閉じ込められる。これこそがSFである。読者はそこから、さまざまな想像を掻き立てる。それこそがSF体験である。

    「三体」について私の感想を五割増専門的にしたものを、訳者の大森望さんが「訳者あとがき」の前半2pで書いてしまっていた。同じ感想なので省略する。そういうわけで、大変面白かったとだけ書いておく。

    その他、つれづれ思うことを付け足す。

    ・現代の中国エンタメ文学(つまり2100万部も売れた小説)で、ここまで文革批判が自由に出来るのか、と少し意外だった。それは即ち毛沢東をはじめとした、当時の政権幹部全てを批判することと同じなのだが、彼らはみんな鬼籍に入っているからいいのか?中国四千年の歴史の中では、それぐらいどうってことはないのかもしれない。

    ・実は1番心に残ったのは、「SF体験」ではない。知識人と庶民から見た文革の顛末を、全く新しい視点から読ませせてもらったところである。特に父親を殺した元紅衛兵元少女たちのとの邂逅場面は面白かった。エンタメ小説の醍醐味だ。わたしの観た中国は文革終了15年後の北京と20年後の上海だった。あの時も、中国四千年の歴史と変化の速さにおののいたものではあるが、それから更に15年後の中国がどんな化物になっているのか、また観たくなった。

    ・既に発動しているが、長編ドラマ化は大変愉しみだ。それ以外にも、現代中国ならば映画化も必然だろう、と思う。このような無駄な文化的娯楽が、おそらく三体人には脅威だと思われるからである。

    それでは、またのログインをお待ちしています。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      kuma0504さん
      実は「三体」積読中で、三部作が完結したら読もうかと(こんなのばっかりが増えている)
      kuma0504さんの評を読ん...
      kuma0504さん
      実は「三体」積読中で、三部作が完結したら読もうかと(こんなのばっかりが増えている)
      kuma0504さんの評を読んで、この記事を思い出しました。劉慈欣についてのコトが興味深いです。

      群像・論点 福嶋亮太「文化史における『三体』」|①中華圏におけるSF|tree
      https://tree-novel.com/works/episode/994d1b158fad236bdf12deb416edd05c.html
      2020/10/02
    • kuma0504さん
      かなりの力のこもった評論でした!
      ありがとうございました。
      ただし、ざっと読んでもわたしの理解力不足か、
      大衆のサイエンスへの理解、それをフ...
      かなりの力のこもった評論でした!
      ありがとうございました。
      ただし、ざっと読んでもわたしの理解力不足か、
      大衆のサイエンスへの理解、それをフィクションとして利用する成熟、そういう大衆文化がどこまで進んでいるのか、わかりませんでした。
      日本で言えば小松左京が担ってきたようなSF勃興期をこの作者が担いつつあるのだろう、ということはなんとなくわかりました。

      そういう意味で、最後まで刮目して見届けたいとは思います。「三体」は予約して、10か月待ちました。第二部はもっと早くなりそうですが、まだまだのようです。
      2020/10/02
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      kuma0504さん
      特集が、『三体』と中国SF2ですって、、、

      S-Fマガジン2020年12月号 | 種類,雑誌,SFマガジン |...
      kuma0504さん
      特集が、『三体』と中国SF2ですって、、、

      S-Fマガジン2020年12月号 | 種類,雑誌,SFマガジン | ハヤカワ・オンライン
      https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000014658&search=%BB%B0%C2%CE&sort=
      2020/10/02
  • 1年2か月待って、ようやくリクエストしたこの本を読むことができた。しびれを切らして買ってしまわずに、気長によく待てたものだ。噂に違わず、超弩級の面白さだった。ぐいぐい読ませる読ませる!全体の構想も雄大だし、細部の工夫も効いていて、登場人物たちも生き生きとしている。作者の筆力は凄い。
    三つの恒星がどのような法則で運動するかという三体問題とは、本当にあるんだろうか。この三体が物語に深くかかわってくる。物理学者は次元は11まであると考えているようだが、陽子の中にこの多次元がくるみこまれているということがこの物語の重要な要素になっている。中にくるみこまれた次元にコンピュータ回路を構築するなんて途方もないアイデアを持ち込んでいる。随所に最新の物理学の成果を生かしているようで、リアル感を増している。ナノテク素材の使い方も意表をついている。こんなふうなので飽きさせないのだ。
    文化大革命の恐ろしさを描いているが、今の中国ではこういう描写も許されるわけなんだ。この文化大革命で基礎物理学者の父親を虐殺された天体物理学者の葉文潔の波乱に満ちた半生を一つの柱とし、一方で現代中国のナノテク研究者の汪森の科学フロンティアという団体への潜入や三体というゲームで味わう三つの太陽が照らす三体世界でのとんでもない体験がもう一方の柱となっている。三体世界とはなにか。驚愕の事実が明かされていく。

    • まことさん
      goya626さん。
      1年2カ月も待たれたのですね。
      レビューをなかなか、お見かけしないので、お気に召さなかったのかとも思っていましたが...
      goya626さん。
      1年2カ月も待たれたのですね。
      レビューをなかなか、お見かけしないので、お気に召さなかったのかとも思っていましたが、楽しまれたようでよかったです。
      私はこの続きの『三体Ⅱ 黒暗森林』も読みましたが、そちらは私には難しすぎて、戦闘シーンなどもちょっと苦手でして『三体Ⅰ』の方が面白かったと思いました。
      一般的に皆さんは『三体Ⅱ』の方が面白いとおっしゃっているようですが。
      2020/12/24
    • goya626さん
      まことさん
      コメントありがとうございます。ホーガンのようなハードSFは面白いと思うのですが、この三体も同系列のような気がします。訳が分から...
      まことさん
      コメントありがとうございます。ホーガンのようなハードSFは面白いと思うのですが、この三体も同系列のような気がします。訳が分からなくて放り出したSFもありましたよ。Ⅱもリクエストしましたが、いつ順番が来るでしょうかね。
      2020/12/24
  • SF小説は苦手だと思い込んでいましたが、この小説は全部理解したとは言えませんが、面白くて、ページを繰る手が止まりませんでした。
    ずっと読んでいたかったです。終わってしまうのが惜しかったです。
    フォロワーさんが次々とレビューされるのを拝見しながら、図書館で4カ月待ちして読んだかいがありました。

    訳者あとがきによりますと、小説のテーマは異星文明とのファーストコンタクト。超弩級の本格SF。
    2015年アジア圏初のヒューゴ賞長編部門受賞。

    訳が凄く読みやすいと思ったら、日本語訳を吉光さくら氏と、ワン・チャイ氏の共訳で。そして日本語訳を大森望氏がSF翻訳にしたそうです。

    どこが面白かったかというと、私は主人公の一人、天体物理学者の葉文潔(イエ・ウェンジェ)の生涯と研究内容、もう一人の主人公、ナノマテリアル研究者の汪びょう(ワン・シャオ)がVRゲームの『三体』をプレーするところがエキサイティングでした。『三体』にはVスーツを着て参加し、その世界観が素晴らしく、孔子、アリストテレス、ガリレオ、コペルニクス、ダ・ヴィンチ、ローマ教皇グレゴリウス一世などが登場して参加者と会話します。ゲームって私はほとんどやった経験がないのですが、こんな面白そうなゲームなら参加してみたいとちょっと思いました。

    オバマ前アメリカ大統領が在職中に『三体』に触れ、「とにかくスケールがものすごく大きくて、読むのが楽しい。これに比べたら議会と日々の軋轢なんかちっぽけなことでくよくよする必要はないと思えてくるのも(本書を楽しんだ)理由のひとつだね」と語ったことで『三体』は全米の注目を浴びることになったそうです。

    第二部『黒暗森林』は2020年に邦訳が早川書房から刊行予定だそうで、とても楽しみです。

    • くるたんさん
      まことさん♪こんにちは♪
      これはSF苦手な私も楽しめた作品です♪
      正直理解できてない部分が多々有りだけれど惹き込む魅力に溢れた作品ですよね(...
      まことさん♪こんにちは♪
      これはSF苦手な私も楽しめた作品です♪
      正直理解できてない部分が多々有りだけれど惹き込む魅力に溢れた作品ですよね(◍•ᴗ•◍)♡♬
      脱水とか再生とか面白かったです♪
      2020/02/27
    • goya626さん
      ほおー! 最高に面白そうですね。図書館で予約してあるので、来るのが楽しみです。
      ほおー! 最高に面白そうですね。図書館で予約してあるので、来るのが楽しみです。
      2020/02/27
    • goya626さん
      実は、いわゆるテレビゲームとかスマホゲームを全くやったことがないので、三体のそういう部分の面白さも分かるといいのですが。
      実は、いわゆるテレビゲームとかスマホゲームを全くやったことがないので、三体のそういう部分の面白さも分かるといいのですが。
      2020/02/27
  • ブク友さん方のレビューから、この作品に対するとても高い熱量を感じたので読んでみました。
    なるほど!これはハマりますね。面白かったです。ブク友さん、ありがとうです。

    「物理学は存在しない」「科学を殺す」え、どういうこと?物理や科学に疎い私でも、そんなことあり得ないだろうと思えることが起きはじめている世界です。
    えっと、で、物騒なお話なんだけど、それがどんな影響を私たちに与えるの?なんて、本当に分かってない科学オンチの私にも、え、ヤバくない?それってどうなの?と、ストーリーを辿っていくうちに、不安と焦りと絶望の色が顔に浮かんできます。つまり、、SF初心者さんだろうが、理系アレルギーさんだろうが、ちゃんと理解出来る(なんとかついて行ける)ように展開されてるんですよ。だから、「物理学は存在しない」「科学を殺す」に隠された真実が、個人なんてレベルじゃなくて、世界中、いえいえ地球全体まるっとに、どれだけの危機が迫ってくるのかがわかります。
    汪淼や丁儀などの科学者チームでさえ、どうしようもないと諦めてぐちぐち飲んだくれているのですから。けれど、警察官である史強が、ふたりの尻をバシバシと叩いて奮起を促します。「虫けらはいままで一度も敗北したことがない」さすが史アニキです。
    物語は、まだ始まったばかり。これは続巻を読むしかないでしょう。途方もないことが途方もない規模で起こる、これがSFの醍醐味ですね。エンターテイメント要素溢れる本格SFです。

    • 地球っこさん
      まことさん、こんにちは。
      うわぁ、とても嬉しいコメントをありがとうございます☆

      私もフォロワーさんのレビューから『三体』に興味を持っ...
      まことさん、こんにちは。
      うわぁ、とても嬉しいコメントをありがとうございます☆

      私もフォロワーさんのレビューから『三体』に興味を持ったんですよ。
      こうやって本の面白さが、どんどん広がっていくなんて、
      とっても素敵なことですよね!

      『三体』面白かったですよね。
      私もVRゲームの『三体』やってみたくなりました。
      難しく感じる場面も、魅力ある登場人物たち、ハラハラするストーリー展開、そして丁寧な描写に何度も助けられました。

      SFって、読まず嫌いになっちゃう分野じゃないかなと思うんですよね。
      だって何だか難しそうですもの。
      ところが、読み始めるとクセになる分野
      No.1でもあると思うのですよ。
      私は小説はどうもキャラクターに感情移入してしまうし、
      妄想が暴走することもしばしばあるので、
      空想科学小説の「ここをみて!読んで!」
      というところから
      外れた読み方をしてるかもしれません。
      それでも、好きな本の世界観にどっぷりはまれるんだから、まぁいいかと開きなおってます 笑
      今は中国のSFが私のなかで来てますね~
      今年はSFをガンガン読んでいきたいと思ってます(*^^*)
      2020/02/27
    • まことさん
      地球っこさん♪

      ご丁寧なお返事ありがとうございます♬
      私は、SF、読まず嫌いだったと思います。
      私も、これからは、読みやすそうなも...
      地球っこさん♪

      ご丁寧なお返事ありがとうございます♬
      私は、SF、読まず嫌いだったと思います。
      私も、これからは、読みやすそうなものから、SFにも挑戦していきたいと思っています!
      まずは、積読本からかな~(^^;
      『黒暗森林』も面白そうですよね!
      2020/02/27
    • 地球っこさん
      まことさん、お返事ありがとうございます。
      『黒暗森林』楽しみですよね☆
      フォロワーさんたちと語り合いたいですね!
      まことさん、お返事ありがとうございます。
      『黒暗森林』楽しみですよね☆
      フォロワーさんたちと語り合いたいですね!
      2020/02/27
  • これは凄い。とてつもなく面白い。
    SFファンにとってはたまらない小説となるだろう。

    本書は中国で刊行されて以来大ヒットとなり、本書の英語訳が2015年にSF小説界でもっとも権威のあると言っていいヒューゴー賞を受賞している。これはもの凄く画期的なことで翻訳書のヒューゴー賞受賞も、アジア人の作家の受賞も初めてことなのである。

    いやぁ~もう面白い、くっっっそ面白い。死ぬほど面白い。

    中国人作家のSFを今まで読んだことがないので、日本語訳とかどうなのだろうと読み始める前は一抹の不安があったが、読みすすめるうちにそんな不安は瞬く間に吹き飛び、むさぼる様に最後まであっという間に読んでしまった。
    SFとしての説得力もあり、娯楽エンターテインメントとしても十二分に楽しめる。

    SFジャンル的にはこの第1作は『異星文明との接触』をテーマとしており、同じテーマを描いた古典SF小説の不朽の名作、アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』やジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの』に匹敵するほどの面白さだ。バラク・オバマ前アメリカ大統領も夢中になって読んだと言うことも納得できる。

    本書のあらすじだが、物理学者の父を文化大革命で殺され、失意のどん底にたたき落とされた女性研究者・葉文潔。彼女は中国の激動の時代を何とか生き残り、巨大パラボラアンテナを備えた秘密施設で働くことになる。そこでは宇宙との交信を行うプロジェクトが進行していた。そこで彼女は、たまたま得たチャンスを使い、独断で人類の命運を決める行動をしてしまう。その数十年後、ナノテク素材を研究している科学者・汪淼は、世界中の軍人や警察が集まる会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実について調査を依頼される。調査を進めていく彼に対して怪現象が次々と襲ってくる、そしてその裏には三つの太陽を持つ異星を舞台にした文明育成VRゲーム『三体』が大きく関わっていることが明らかとなっていく・・・というものだ。

    本書の著者・劉慈欣(リウ・ツー・シン)は1963年、北京生まれ。
    文化大革命期(1966~76年)に一家で山西省に送られるという経験をしている。大学卒業後、発電所でエンジニアとして働きながらSF小説を執筆していたという。本書の文化大革命の描写等は彼の実体験が大きく影響しているのだろう。

    筆者のインタビュー記事(2019年8月10日付『朝日新聞GLOBE+』)によると、SFに目覚めたきっかけは文化大革命の時代の幼少期だという。ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』が最初に読んだSF小説であり、『地底旅行』は文革時代には禁書扱いだったので、自宅に隠して持っていたらしい。当時の中国には、SFという概念すらなかったので『地底旅行』のことを、筆者は「最初は本当の話だと思っていた。父から『これは想像で書いたものだ』と言われ、本当に驚いた」という。それ以来、SFのとりこになり、文革が終わった高校生のころから作品を書き始めたのだという。

    このインタビューでも語られているように、筆者はもともとSFファンであり、SFファンが高じて自分でSFを書き始めてしまったのだ。そして、この本が注目される背景には今世界の目が中国に政治面でも経済面でも科学面でも向けられているということなのだろう。

    本書では、SFシーンのリアルさだけでなく、キャラクターの描写も秀逸である。
    主人公の女性研究者・葉文潔やナノテク素材を研究している科学者・汪淼など多くの個性的な科学者が登場するが、その中でもひときわ異彩を放ち、輝いているのが元軍人で刑事の史強の存在だ。
    科学者達は、当然、頭が良く、先のことを予測できてしまうので、高度な文明を持つ異星文明に対抗するすべなどないと最初から諦めてしまうような雰囲気なのだが、史強は違う。彼は学歴もなく、口も悪いのだが、持ち前のずば抜けた洞察力と溢れるバイタリティーで困難を切り抜けてしまう。まさに「頼れるアニキ」のような存在だ。この史強の存在でこの小説の面白さが格段に増しているのは間違いない。
    この小説はまだ序盤が始まったばかりなので、彼らが今後どんな活躍をしていくか、楽しみで仕方がない。

    本作『三体』は、《三体》三部作(『三体』『黒暗森林』『死神永生』)の第一部であるということなので、まだまだ本シリーズを長く楽しめということだ。第2作目の『黒暗森林』の日本語版は来年の2020年発売予定だそうなので、第2作の発売を首を長くして待っていよう。

    • kazzu008さん
      くるたんさん。こんにちは。
      コメントありがとうございます!

      これ面白いですよね!
      確かに科学関係のところはちょっと難しいですが、ス...
      くるたんさん。こんにちは。
      コメントありがとうございます!

      これ面白いですよね!
      確かに科学関係のところはちょっと難しいですが、ストーリーが最高ですよね!!
      まだ、2巻、3巻と続くらしいので、じっくり待ちましょう!!
      2019/12/17
    • まことさん
      Kazzu008さん♪こんにちは。

      ご紹介ありがとうございました!
      フォロワーさんが次々にレビューされましたが、最初にKazzu00...
      Kazzu008さん♪こんにちは。

      ご紹介ありがとうございました!
      フォロワーさんが次々にレビューされましたが、最初にKazzu008さんがレビューされたときに、読んでみたいと思わされました。
      Kazzu008さんのご紹介の本は何冊か拝読し、はずれはなかったですけど、これが一番面白くて大当たりでした。
      こんな面白い本が世の中にはあるのですね!
      SFは苦手だと思っていましたが、私にとって新境地でした。
      ありがとうございました!!
      次作も楽しみです(*^^*)
      2020/02/27
    • kazzu008さん
      まことさん。こんにちは。

      お久しぶりです。
      コメントありがとうございます。

      この本は最高ですよね。
      3部作の1作目ということ...
      まことさん。こんにちは。

      お久しぶりです。
      コメントありがとうございます。

      この本は最高ですよね。
      3部作の1作目ということですので、今後の展開が非常に楽しみです。
      ゴリゴリのSFですが、期待度マックスで次回作を待ちましょう!
      2020/03/15
  • 頭が飽和状態。

    なんでしょう!この惹きつけてやまない超ハードSF作品は!

    もちろん押し寄せる数々の理系用語に文系頭は飽和状態。

    そこに三体ゲーム、脱水、再生化、紅岸基地など魅力的な題材をポンと投げ込まれ、面白さも加わり更にパンパン、飽和状態。

    この、自分にとっては飴と鞭とも言える物語に完全に心は奪われてしまった。

    宇宙に秘められた壮大なチカラ、四光年という想像さえもつかない事柄に想いを馳せる、
    そんな瞬間も味わえるのが理屈抜きに面白い。

    物語はまだ始まったばかり。

    これから地球を宇宙をどう魅せてくれるのか、さらなる壮大なスケールの予感に胸が高まる。

    • まことさん
      くるたんさん♪こんばんは!

      コメントありがとうございます(*^^*)
      私もSFは苦手だったのですが、全部理解したとは全く言えませんが...
      くるたんさん♪こんばんは!

      コメントありがとうございます(*^^*)
      私もSFは苦手だったのですが、全部理解したとは全く言えませんが、この作品は、すっごく面白かったですよね!!
      脱水、再生ありましたよね~!
      第二部の『黒暗森林』も楽しみですね!
      2020年のいつ頃発売されるのか待ち遠しいですね♬
      2020/02/27
  • 科学者や研究団体への犯罪の急増や、科学者の連続自殺など、まるで、想像もつかない力が科学を殺そうとしているかのような事態が世界では引き起こされていた。
    この事態の背後にあるものは何か?

    そして、知的レベルが高い者のみ夢中になる、3つの太陽を持つ惑星が舞台となったVRゲーム「三体」の秘密。

    全ては、文化大革命で父を惨殺された天体物理学者・葉文潔が、軍の極秘プロジェクトに参加したことから始まる…

    いやー、面白かった!
    しかし、読むのに時間がかかったなー

    「三体」は読者を「挫折させる」小説としても有名だそうだ。理系の知識がなくて、つまづく人も多いんだろうな。100パーセント文系の僕としては頑張って読みましたよ。

    少し頑張ると、「三体」の世界に引きずり込まれる。そして、少々細かいところはすっ飛ばしても読み進めたくなる。圧倒的なチカラを持つ小説だった。

    なにせ物語のスケールが大きい、大きい。
    その壮大さに、どことなく中国を感じた。

    なお、「三体」は、「地球往事」三部作の第一部。第二部以降も楽しみだが、第二部はページ数が第一部の5割増し、第三部に至っては倍だという。読破できるのか少し心配…

  • 中国のSF小説『三体』シリーズの第1巻です。
    様々なSF要素を盛り込みかつ綺麗に纏まっている、最高傑作と言えます。
    物語の中に大量の伏線が敷かれ、読者を飽きさせません。
    ネタバレをしたくないので多くは書けませんが、特に印象に残ったものが「射撃手と農場主」です。
    射撃手が標的の紙の上を均等に打ち抜いた場合、その平面に生きる二次元の科学者は「この宇宙は一定の距離に穴がある」と考えます。
    農場主が家畜に対して定刻に餌を与える場合、家畜の科学者は「この世界は毎日同じ時間に餌が出現する」と考えます。
    高次元の存在や高度な文明などが我々に干渉した場合、同じようなことが起きるでしょう。
    では、我々の物理学はそもそも存在するのでしょうか。
    色々楽しく考えさせられる一冊。
    2巻にも期待します。

  • 圧倒的なスケールで、想像もつかない展開が繰り広げられ、夢中になって読み耽りました。

    近未来SFです。
    極小の原子から宇宙規模まで幅広く、国家機密、ゲーム、宗教、心理に至るまでの壮大さと言ったらもう、すごい想像力。

    「三体問題」という天体力学も初めて知りました。
    宇宙が好きなので、興味深い話が盛り沢山でした。

    中でも「狙撃手」と「農場主」の話は、昔からうっすら妄想していた内容と似ていたので、皆似た考えになるもんだと特に興味深かったです。(雑談の一部で本筋にはさほど影響ないと思いますが、宇宙の存在自体が現在ではこのような事だったということもありうるという事で、考えていると妄想は広がります。)

    3部作ということで、続編を購入しに行きたい。
    Netflixでドラマ化するとありましたが、、、映像になるとどんなだろう。台無しにならない事を祈る。

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著者プロフィール

劉慈欣(発音:リウ ツーシン りゅう じきん)
1968年生まれの中国作家。発電所で働くかたわら、趣味でSF短篇を書き始め、1999年、中国のSF雑誌『科幻世界』でデビュー。銀河賞を連続して受賞し、『三体』が2008年に単行本として刊行後に大ブレイク。またたくまに現代中国を代表する作家のひとりとなる。2015年、ケン・リュウ訳『三体』(第一部)によって、翻訳書として初のヒューゴー賞を受賞。『三体』は中国で社会現象となった。2019年7月4日、『三体』邦訳が刊行され大きな話題となり、幾度もの重版を決めている。

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