嘘と正典

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 120
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152098863

感想・レビュー・書評

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  • 「ゲームの王国」で現代史とSFという鉱脈を発見した著者の短編集。SF味が薄い物もあるが、特に最後の表題作が、共産主義の起源と冷戦下のCIAの活動をSF的にリンクさせて素晴らしい。

  • 過去にSFマガジンに収録された作品を中心にした短編集。時間SFの成分が多いが、それだけではない。馬SFや音楽SFもある。ミステリー要素も大きく、どれも深く味わえる作品となっている。気に入った作品は、音楽を通貨とする「ムジカ・ムンダーナ」と米ソのスパイと時間SFを融合した「嘘と正典」だ。「魔術師」も様々な解釈ができる不思議な物語である。どれもSF好きなら必読だ。

  • SFと聞いただけで「無理…」と避けてきたのですが、『なめらかな世界と、その敵』に続いて五つ星をつける作品に出会ってしまいました。こちらの方がSFを普段苦手とする者にとっては読みやすいと思います。


    テーマは時間。

    人生をかけた衝撃のトリック『魔術師』

    ソビエトが舞台のスパイもの?個人的キラーワードのレッド・ツェッペリンがでてくる『嘘と正典』
    が特に面白かったのですが、
    競馬好きとしては、まるまるダービー馬スペシャルウィークの血統を辿る『ひとすじの光』は、思わず、初出は『優駿』なのでは⁈と一覧を見てしまいましたが『SFマガジン』でした…。そりゃそうだ。

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